#2 『LONELYPHANTOM』 04


 西暦2000年10月08日(Sun.)
 駅前広場09:43 p.m.

GM:チャーリーは何時に来るの?

チャーリー:9時半……いや、9時35分にしマース。

GM:ではやっぱり9時45分ぐらいになって、栞がやってくる。きょろきょろと、君を探してるようだ。

チャーリー:手を振って合図しマース。

栞:「あ、おはよーございます」

チャーリー:「グッモーニング、栞」

栞:「あの、昨日ちゃんと決めてなかったんですけど、今日はどこに連れていってくれるんですか?」

チャーリー:「フフフ、今日は映画と水族館に行きマース」

浩之介:お金あるな〜。

金太郎:(かわいらしい声で)そうですか、遊園地ですか。

涼:チャーリーが何と言おうと、遊園地なんだな。

チャーリー:……GMにとって、意外だったみたいデース……。

GM:いや……その2本立てはツライと思うんだが……。

涼:確かに。

GM:それに、映画館は町中、水族館は海の近くまで行かないと。

チャーリー:むうう……なら、水族館だけにしマース。
 

 というワケで、いざ水族館へ。もちろん小鈴・金太郎・一真・二葉・進吾の5人、隆志も後をついてきている。

 ちなみに浩之介は、万馬券を狙って競馬場へ行ったらしい。

 水族館11:02 a.m.

GM:さ、どうするのかな。

チャーリー:そりゃ……順番に見ていくしかないデース。

隆志:黙々とね。

チャーリー:いや、もちろん会話はするデス。

栞:「結構……人が多いですね」

チャーリー:「そうデスねぇ。はぐれないように、手をつなぎマショウ」

栞:(恥ずかしがりながらも、手をつなぐ)

浩之介:殺意ポイントアップだな。

涼:そんなものはどうでもいい。我々がすべきことは、チャーリーがいかに失敗するかを見守ることだ。

チャーリー:やっぱり失敗が前提デスか……?

GM:つーか涼は水族館に来てないし。──尾行組も、はぐれないようにね。

金太郎:「ぬおおお〜マンボウ〜」

進吾:「成瀬、早く来いってば」

金太郎:「マンボウ〜!」

小鈴:「マンボウ好き好き人間だったのね……」

GM:んで、どうするのチャーリー。

チャーリー:いや、順路に従って押し進むしか……。

GM:は? 順序に従って押し倒す?

チャーリー:違いマース!

GM:で、栞嬢はマンボウがお気に入りのようだよ。

金太郎:(すぐ近くで)「お?」

一真:(こそこそ)「金太郎、こっち来い、見つかる」

二葉:(こそこそ)「カズマもね。……サングラスサングラス、と」
 

 GMの陰謀で(笑)水族館は満員状態。

 何とか休憩スペースにたどり着いたときには、ちょっとお疲れ気味になってる栞なのであった。
 

チャーリー:「ここで少し、休んでいきマショウ」

GM:だがしかし、満席なのだな。

チャーリー:くぅぅ〜。

金太郎:で、怪しいサングラス5人組はしっかり座ってメシ食っとる、と(笑)。

隆志:髪を1:9に分けて変装した私もね。

栞:「あ、あそこ空きましたよ」

チャーリー:では、そこへ先立っていきマース。

GM:殺気立っていく?

チャーリー:Noぅぅ〜! それじゃ、怖がられマース!

GM:ではカレーが800円とか1000円とかする(そのワリに味はイマイチ)昼食ターイム。

チャーリー:「栞、疲れてないデスか? ここで少しゆっくりしていきマスか?」

栞:「でも……待ってる人たちたくさんいますから……」

チャーリー:「う……」
 

 とりあえず一息ついて、チャーリーたちは再び人混みの中に突入した。
 

GM:ではここの最大の見世物、ジンベイザメのところに到着したよ。

涼:あ、ジンベイザメなんだ。

GM:うん、大阪の海○館をイメージしているから。さささ、ここで気の利いた会話でも(←ムチャを言う)。

チャーリー:と、言われても……。

涼:確かになぁ。「ジンベイザメ、かわいい」「でも、君の方がかわいいよ」なんて会話も、どうかと思うし。

チャーリー:ぬーう……。水族館にすれば、順路通りに進みましたってことでさらっと流されると思ったのに……。

GM:(それは考えが甘かったね、ケケケ)では会話も弾まないまま人の群れをかき分け、君たちは出口に着いた。

チャーリー:………………(納得がいかないらしい)。

隆志:やっぱり、おみやげ屋を通らないと出られない?

GM:当然。

隆志:さあさあ、ウツボのぬいぐるみを買ってあげるのだ。

チャーリー:………………(半ば放心状態。プレイヤーが眠いのかな?)。

GM:では、チャーリーがぼぉーっとしてる間に、栞は何か買ったようだ。

隆志:寿司屋みたいに、魚の名前が書いてあるTシャツとか?

GM:それはイヤだな。

チャーリー:はああ……どーしたモンかなぁ……。

GM:(『2回目』だし……今回はちょっと厳しくいくか。可哀想だけどね)
 

 結局……予定よりも早い午後3時には、ふたりは外に出てしまった。

 競馬場03:04 p.m.

GM:んじゃ、万馬券が当たるかどうか判定してみようか。

涼:100面ダイスで?

浩之介:それは絶対に当たらね〜!

GM:じゃあ、10面ダイスで同じ目が出たら当たりね。オープンダイス(プレイヤーにサイコロの目が見えるように振ること)でいくよ。

浩之介:よし!

GM:(コロコロ)3。

浩之介:(コロコロ)0! ……駄目だったか……。とほほぉ……。

 水族館前03:17 p.m.

チャーリー:(あれこれ計算して)あと2時間以上時間をつぶさないといけないのデスね。

浩之介:別に義務じゃなかろ。

チャーリー:でもこのまま帰すのはあまりに……。……カラオケとか、ありマスか?

GM:それだったら、駅前の方に戻った方がいいだろうね。水族館から水族館前の駅まで10分ぐらい、そこから40分ぐらいだ。

チャーリー:OK、じゃあ、そうしマス。カラオケにいきマス。

隆志:いきなり密室に連れ込むんだね。

涼:ふたりきりのカラオケって、結構さみしいぞぉ。特に、片方がトイレとかいくとな。

金太郎:わいたちは、何とか隣部屋を確保や〜!

涼:それで、歌の方に熱中するんだな。

隆志:しかし……(小鈴たちを見て)5人並ぶと、まるで戦隊モノのようだね。

GM:言われてみればそうかも……。

隆志:そういえば、島の青年会みたいな人たちがやってる、ローカルなヤツがなかった?

涼:種○島だろ。離島戦隊タネガシマン。
 

 実際にいるのです、そういう人たちが。

 カラオケボックス04:23 p.m.

GM:さて、チャーリーの持ち歌は何なのかな?

チャーリー:やはり日本の文化を学ぶということで最新のポップスと……ビートルズデスかね。

涼:日本の文化なら演歌だろう、演歌。

GM:軍歌だろう、軍歌。あるいは日本国憲法を朗読するんだ!

チャーリー:……それでもいいけど……(←よくはないだろう)。

涼:そういう風にもめてるのは隣の5人組ってことで、お前はお前の歌いたい歌を歌えばいいんだ。

チャーリー:じゃあ……やっぱり最新ポップスで。

GM:2000年10月のね(笑)。

涼:誰が曲出してるかなぁ〜? 椎名林檎が1曲と……あとB'zあたりかな。あと、宇多田ヒカルとか倉木麻衣とか。それと……SMAPかな。(セッションは8月頭に行いました)
 

 で、ゲームセンターでプリクラを撮ったりしつつ……やっと(笑)帰宅の時間となった。

 駅前バス乗り場06:07 p.m.

栞:「今日はありがとうございました」

チャーリー:「いえいえ、こちらこそ楽しかったデスよ。──よかったら、送っていきまショウか?」

栞:「いえ、そんな悪いですから。……ここでいいです」

浩之介:あ〜あ、嫌われたな。

チャーリー:夢だと思ってる前回のデートを思い返して……暗くて危ないところとか、ありマシタ?

GM:なかったね。大丈夫だと思われる。

チャーリー:じゃあ……今日はここで別れマス……(がっかり)。

金太郎:「よっしゃあ、わいらはタクシーでバスを追うで〜!」

GM:お金は誰が出すんだ?

金太郎:そりゃもちろん進吾やろ。

GM:5人は乗り切れないぞ。

金太郎:なら……小鈴に残ってもらおか。

タクシーの運転手(隆志):「あのバスを追えばいいんだな? よぉしまかせとけぇ! スピード出しちゃうぞコンチクショー!」

金太郎:「うわー、メッチャやる気やー!(笑)」

チャーリー:(残った小鈴を見て)「Oh、二葉じゃないデスか」

小鈴:「……誰が二葉よ。わたしはこ・す・ず!」

チャーリー:ををぅ?! ……マジで眠いからボケてマース……。

GM:(大丈夫なのか……?)

チャーリー:「Oh、ソーリー、小鈴。……こんなところで奇遇デスね」

小鈴:「そーだねー、奇遇だねー(ニタリ)」

浩之介:(偶然通りかかって)なんだあの外人ヤローふたまたかよ、やるなぁ……と思っておこう。

チャーリー:そんな甲斐性があれば今頃……ふう……(ため息)。

小鈴:「じゃ、帰るね。任務完了したし」

チャーリー:「グッバーイ」

小鈴:「またねー、月曜は休みだから、また火曜ねー。おはゆー」(去っていく)

隆志:さて、私も帰るか。今日は珍しく妹より先回りして帰ろう。

チャーリー:先に帰っておいて、何事もなかったように見せかけるのデスね。

浩之介:奥さん、泣くぞ……。

隆志:ずっと部屋にこもっていたと思ってるんじゃないかな。

チャーリー:そうなんデスか……?

隆志:大学の研究をするから邪魔しないように、と言っておいたんだよ。


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