ラズリ:どうする……?  協力するの?

フローラ:協力するも何もレミーラ捕らえてるのは『ホフヌング』の一味なんだし……。

クロヌシ:『十六夜』を狙ってるのも『ホフヌング』だ。

ティンベル:ミシェルも多分『ホフヌング』のところにいると思うし……。

ガルフ:ラズリは『鍵』として『ホフヌング』に狙われている。

ラズリ:なんか見事にGMにはめられた気がするけど……戦うしかないのかな……。

フローラ:とりあえずレミーラを助けたい。

ラズリ:確かにそれが最優先だね。

GM:──クレリアも捕らわれてること、忘れないでね。

ラズリ:あれはナタリーと親子だから大丈夫よ。

フローラ:クレリアって誰だっけ?(笑)

GM:ナタリーの娘さんだよ(笑)。

フローラ:あーはいはい、思い出した。

ガルフ:「レミーラの居場所はニーナたちが探っている。──明日にでも分かるだろう」
 


GM:部屋割りとか決めてくれる? 全部2人部屋ね。

フローラ:(しばらく考えて) クロヌシのところに強いのを集めた方がいいわよね──クロヌシとティンベル、ラズリとアタシ、でどう?

ガルフ:あの、オレは?

フローラ:外で見張り(笑)。

ガルフ:とほほほほほ……。

GM:さてクロヌシ、ミュスカディが訪ねてくるよ。

ミュスカディ:「ちょっと、いい?」

ラズリ:ひゅーひゅー♪  クロヌシやったぁ!

クロヌシ:そんなんじゃない!  ──と思うが……。──何の用だ?

GM:「ここじゃなんだから」ってことで、誰もいない部屋に──

一同:ををををををっ!

クロヌシ:「す、すまんが俺には妻も子供も……」

ミュスカディ:「……何言ってるの?  ラグランジェから聞いたわ──『魔族の種<ザートゥ>』について知りたいんでしょ?」

クロヌシ:「あ、ああ……その話か。──何か知っているのか?」

ミュスカディ:「私ね、一応『ザートゥ』の専門家なの」

クロヌシ:「そうなのか……。実は……妻がその『種』に侵されてしまった。もう7年になる」

ミュスカディ:「7年!?  よくそんなにもったわねぇ。普通は2、3年でコロリよ」

クロヌシ:「そうなのか!?  ──ひょっとしてもう……いや、そんなはずは……」

ミュスカディ:「でね、その──げ!」

クロヌシ:「どうした?」

ミュスカディ:「あんた、どこかで『種』植えつけられた?」

一同:な、なにぃー!?

クロヌシ:「そ、そんな覚えはないが……種って……やっぱり種の形をしているのか?」

ミュスカディ:「いろいろよ。種だったり……液体だったり……黒い粉だったり……」

クロヌシ:「黒い……粉……」

ガルフ黒い粉……黒い粉……黒い粉……(エコー担当)

ティンベル:なんかミシェルがそんなのまいてたねえ(笑)。

ミュスカディ:「粉末状のヤツは魔族にとって猫にマタタビみたいなモノなんだけど☆  ──って聞いてないわね……。
        やっぱり身に覚えがあるのね?」

クロヌシ:「あ、ああ……。……治せる、のか?」

ミュスカディ:「そりゃできるけど……あんたのはかなりタチが悪いわ。すぐに治療を始めないとやばいわね。
        時間もかかりそうだし……。でも、あんたの奥さんの方もやばそうよね……」

クロヌシ:「う、うーむ……」

ミュスカディ:「とりあえずオルディに頼んで奥さんの様子を調べましょ」
 

オルディネール:「──ええと、まだ生きてらっしゃいますよ。……だいぶ弱ってはいるようですが。
         それから……今は地上にいらっしゃるようですね」

クロヌシ:「『月の船』じゃないのか?」

オルディネール:「ええ、地上にいるようです」

ミュスカディ:「だったら治しにいけるわね……。行くなら急いだ方がいいわ」

クロヌシ:「つまりそれは──」

GM:自分が助かって奥さん見捨てるか、奥さん助けて自分が魔族になるかってこと。

クロヌシ:魔族になるのか?

GM:そうとも限らないけどね。死んじゃう人もいるし、平気な人もいるし、げちょげちょの化け物になっちゃう人もいるし。
   君がどうなるかはまだ分からない。

フローラ:あ、いいこと思いついた。クロヌシを封印して奥さんのとこまで運んでもらって、ふたりとも治療するってのはどう?
     封印しておけば時間が流れないから悪化しないわよ。

クロヌシ:なるほど、その手があったか。

GM:(あ、そういうことする?  こいつは予想外だったな……) さあ、どうするクロヌシ。

クロヌシ:そりゃ出来るならふたりとも助かりたいが──

GM:(だったらこっちにも考えがあるぞ。ふっふっふっ)

ラズリ:クロヌシ〜、男ならかっこよく死のう!(笑)
 


クロヌシ:「──妻を、助けてやってくれ。俺は、どうなってもかまわん」

ラズリ:をををー、かっこいいぞクロヌシぃ!

クロヌシ:ははは……(ひきつった笑い)。

ミュスカディ:「──分かった。明日の朝早く、出発するわ」

ガルフ:そして次の日の朝──

GM:とはならない。まだ真夜中だ。
   『十六夜』持ってたのはクロヌシだよね──だったら襲撃があるのはクロヌシとティンベルの部屋か。

クロヌシ:またか……。今度は誰が襲ってくるんだ?

GM:ツェラーと黒タイツ暗殺者御一行様だよ。

ガルフ:オレは気づかないのか?  外にいたんだが。

GM:『瞬間移動』してくるから気づかないよ。まあ物音がするだろうから、すぐに駆けつけることはできるだろうけど。

ティンベル:「貴様何者?  知らないんだけど……」

GM:あ、そうか。ティンベルたちは会うの初めてだっけ。

ツェラー:(おじぎをして)「私の名はツェラー。あなた方にとっては敵──ということになりますか」

ラズリ:……こんなヤツだったっけ?

ガルフ:違った気がするぞ──今のはグレンとしてのセリフね。

ツェラー:「クロヌシさん──でしたね。『十六夜』を渡してもらえませんか?  そうすれば……死なずにすみますよ」

クロヌシ:「いきなり夜中に襲ってきて、剣を渡せだと?」

フローラ:(ドスの効いた声で)来るなら朝の10時から夕方の5時までの間にしろ。その時間にきちんと受付を通してここに来い。

GM:「分かりました」と言って去っていく。

一同:こらこらこら(笑)。

GM:──というのはもちろんウソだけど……(大体フローラはそこにいないじゃん)。
   それじゃ、イニシアティブから振ろうか。
 


GM:(コロコロ) イニシアティブ3。

クロヌシ:(コロコロ) 1〜! またいい目が出ないぞ!

ラズリ:やっぱり呪われてるんじゃない?

GM:2回攻撃が2回とも当たってる。

クロヌシ:(コロコロコロ) よっし、2回ともよけてる。

GM:ティンベルにも攻撃いってるよ。

ティンベル:それは「攻撃的受け」するしかないでしょう。で、腕を関節技できめて──(ゴロゴロ〜) 23点のダメージ。

GM:相変わらず強いねえ、この娘は……。

フローラ:「なんか隣が騒がしくない?」

ラズリ:「ティンベルが騒がしいのはいつものことだって」

フローラ:「それもそうね……」

ガルフ:(コロコロ) 2ターン後に駆けつけるぞ。

クロヌシ:こっちの攻撃だな。通常攻撃からキャンセルして必殺技だ。(コロコロ) よおっしクリティカル!
     月華閃刀流奥義『閃刀斬六連』! 

GM:げげっ!  よけられない!

クロヌシ:6発とも首を攻撃ね。(ゴロゴロゴロ〜) 1回目が33点、2回目が──

GM:(ダメージを計算して) 首が飛んだね、こりゃ。

フローラ:え、もうやられたの?

GM:あはははは、ずいぶんとあっさりやられちゃったねえ。

クロヌシ:「ふっ、ツェラーとやらもたいしたことなかったな……」

GM:そこに暗殺者のひとりがテレポートしてくる。んで、床に転がっているツェラーの首に向かって、

暗殺者:「隣の部屋にいました──ファン=ルーンです」

フローラ:え、アタシ?

GM:そうするとツェラーの首がすうっと宙に浮いて──

ツェラー:「『十六夜』の奪取はあきらめましょう。
      その代わりと言っては何ですが……あなたたちをストロンシャンに御招待いたします」

クロヌシ:「ストロンシャンだと?  一体何があるんだ!?」

ツェラー:「おもしろいものをお見せしましょう──後悔するほどね。では、ルーンさんによろしく……」

GM:そう言ってツェラーの首は姿を消す。そして声だけが響く。

ツェラー:「最後にひとつだけ忠告を。過去の過ちによって全てが狂い始めています。
      此度の『扉』の『鍵』は2つ──これがどういうことか……お分かりですね?」

クロヌシ:分かるかぁ〜!

GM:暗殺者たちも次々と姿を消す。残ったのはツェラーの体だけだ。

ティンベル:蹴飛ばすぅ〜!(笑)

GM:蹴飛ばすとガランガランと転がる。中はがらんどうだよ。

ガルフ:そこへ駆けつける!「大丈夫か!?」

クロヌシ:「ああ──どうということはない。ただ……気になることを言っていた……」


ラズリ:「あ、あれって襲撃だったんだ(笑)。ティンベルのいつもの運動かと思ってた」

クロヌシ:「それでな──」
 


フローラ:「アタシによろしくぅ?  んでストロンシャンでおもしろいもの?  ……何かしら」

ガルフ:「ストロンシャンのどことも言ってなかったんだろ?  ──情報が少なすぎるな」

GM:「あ、それからミュスカディはもう出発してていないよ」

ラズリ:「どこ行ったの?」

クロヌシ:「ん、ああ……ちょっとな……」

ラズリ:「を? なーんかアーヤーシーイーナー……なんて」

クロヌシ:「いいかげんしつこいぞ、お前ら……」

GM:そこへニーナが帰ってくる。

ニーナ:「ジャスティス、レミーラさんの居場所が分かったわ」

ガルフ:「本当か、ニーナ?」

ニーナ:「ええ、彼女は……ストロンシャンにいるわ。ストロンシャンの廃墟のひとつ──『ホフヌング』が廃棄した塔の中よ」

ラズリ:「え?  じゃあ今は誰もいないの?」

GM:そうだよ。

ガルフ:廃屋のどこかに監禁されてるってことか。

フローラ:レミーラもストロンシャンにいるのか……。

クロヌシ:だが、ツェラーが言っていた「おもしろいもの」も気になるな……。

ラズリ:うーん、どうしよっか?
 


ガルフ:レミーラの居場所は分かっているんだ。
    とりあえずストロンシャンに行ってレミーラを助け、その後にツェラーのところに行こう。
 


GM:ストロンシャンならオルディネールの『瞬間移動』で運んであげられるけど……。

ラズリ:じゃあお願いしようか。

フローラ:いきなり塔のてっぺんに?

ティンベル:あ、それはいい方法だね(笑)。

GM:さすがにそれは無理だって(笑)。カスタのいる第七診療所ぐらいかな、ちゃんと行けるのは。

ガルフ:なら、そこでいいだろ。急ごうぜ、みんな!




リプレイ第二部目次