ゼナ:「ゴウ!」
ゴーヴァ:「ギ……ガ……!」(──そして触れ合う指と指(笑))
GM:「えーと、結局シモーヌさんを逃がすって方向でいいのかな?」
リューセ:「そうね。極力ガードしながら出口へ向かう」
アルバス:「アタックじゃないのか?」
リューセ:「あくまでガード!」
サリース:「あたしはダイモンのガード──をするだけの価値がこの男にあるのかなぁ──でもやってて損はなさそうだし──まだ利用価値があるかもしれないから──ガードしながら出口へ向かう」
GM:「ダイモンの方は何とか脱出できた。護衛も多いからね。で、シモーヌの方だけど……途中でシモーヌが、逃げ遅れてるおじさま──と言っても遠い親戚のじいさんなんだけど──に気づいて走り寄る」
リューセ:「あう、それは何とか助けないと。一緒に行きます」
ゼナ&ウェンディ:「「同じく」」
アルバス:「見とく(笑)」
GM:「このじいさんはチューブだらけで、無理矢理機械に生かされてるかんじだ。というのはだね、実はこの人の一族は無能者ぞろいで、じいさんがいないと財産を維持していくことができないんだそうだ。実際一度じいさんの代わりに事業を経営しようとして失敗してる。だからじいさんを死なせるわけにはいかない」
アルバス:「なるほど」
GM:「でもじいさんは死にたいワケだ。これも何かの機会だから、ここで死なせてほしいと。でも自分では延命装置のスイッチを切ることができないようになってるし、ちょっとやそっとじゃ壊れない。だから装置のスイッチを切ってほしい。そうしたら自分の財産──とはいかないけど、持ってる物は全てやろう、とこう言ってる。で、当然シモーヌさんにそんなことはできない」
ゼナ:「ボクにもできません……」
ウェンディ:「確かにそんな風に言われたら逆に躊躇しちゃいますよね……」
GM:「シモーヌが無理なら召し使いでもいい」
リューセ:「と言われても……」
アルバス:「なるほどな。ならオレがやる。スイッチを切ればいいんだろ?」(銃を構える)
リューセ:「やめてー!」
アルバス:「オレはやるよ」
リューセ:「やらせません。そんなことしたらおじいさんかばうからね、私」
アルバス:「知ったことか。撃つぞ──まず当たんないだろうけど(笑)。修正どのくらい?」
GM:「うーん、マイナス……マイナス60」
アルバス:「てことは成功率6パーセント……。まず当たらないな。(コロコロ)……当たったりしてる」
一同:「えええぇ!?」
アルバス執念の(?)クリティカルヒット! その弾丸は、一瞬早くカバーに入ったリューセの肩をかすめていく。
サリース:「リューセが間に入らなかったら当ってたわね……」
アルバス:「リューセ、邪魔だ。どけ」
リューセ:「やっぱり人殺すのはよくないよ」
アルバス:「でも本人は死ぬのを望んでいるんだろ。なら死なせてやれよ」
リューセ:「だからって殺すことは……」
アルバス:「この人の生は明らかに不自然なものだ。親戚が死ぬと困るから生かしてるんだろ。──なら親戚困らせてやろうよ(笑)」
ウェンディ:「この人……生まれついてのカオスだわ……」
アルバス:「ちなみに氷の弾丸詰めたから、肩凍ってると思うぞ」
リューセ:(肩を押さえて)「10点ダメージはなかなか痛かったわ」
ユンケ:「──そういえばクーデターの方はどうなったの?」
GM:「何かよく分かんないうちに騒ぎは収まってる。まだところどころで戦いが続いてるけど、じきに終わるだろ」
ユンケ:「ただの反乱で終わったんだ──クーデターは成功したときに初めてそう呼ぶからね」
ウェンディ:「あんなにすごかった割に、一瞬でしたね」
ゼナ:「ゴウたちは?」
GM:「彼らも騒ぎに紛れていなくなってる」
ゼナ:「そっか……」
ガンバ×2:「「わたいら彼らについていってるから」」
GM:「ういっす。てことで──シモーヌとじいさんは脱出できた、と。とりあえずじいさんの屋敷に向かうということで、いいね?」
リューセ:「うん」
アルバス:「オレは弾が外れたのが分かった瞬間、マントをひるがえしてここから逃げる(笑)」
GM:「アルバス……ついに闇に消えるか……」
アルバス:「暗いの怖い(笑)」
と、ここまで話を進めてきて、GMは何かおかしいことに気がついた。
今回のシナリオは『人質となったリルルとクーアを交換する』というものである。
つまりこの時点でPCたちが『クーア』を持っていなければならない。
だがしかし、何を思ったか前回全て取り上げてしまっている(笑)。
うーむ、これはGM一生の不覚。
何とかして『クーア』をPCたちの手に戻さなければならない。
……よし、どうやって登場させようか迷ってたあの人に、持ってきてもらうことにしよう──
GM:(などと考えながら)「サリースはどうするの?」
サリース:「ダイモンの様子は?」
GM:「ダイモンには護衛とかもいっぱいついてるからケガとかはない。『やれやれヒドイ目にあった。スラムは焼き払った方がいいな……』とか言ってる」
サリース:「隙を見て逃げようかな。そしてなるべくシモーヌさんたちと合流しようとする」
誰がどこにいるか、一度ここで整理してみよう。えっと……
・リューセ、ゼナ、ウェンディ――シモーヌの親戚であるイーサー(じいさんの名前)の屋敷へ。
・サリース──それに合流しようと、街をひとりさまよっている。
・ユンケ──ゲオルグのブーツの中。
・ガンバ×2──マント4人組についていってる。
・アルバス──街を放浪中。
……ほとんどバラバラじゃねーか(笑)。
イーサーの屋敷──
GM:「つーことで、じいさんは死にそこなった」
アルバス:「それも運命ということで」
GM:「んで、別に君たちの説得で生きる気力がわいてきたとか、そういうクサイことはなく──」
ウェンディ:「でしょうねぇ……」
ゼナ:「ていうか説得なんかしてないし(笑)」
GM:「世話にはなったから、自分にできることなら何でも協力すると言っているが?」
ウェンディ:「姫の居場所──は知らないだろうな」
サリース:「ことわざ教の総本山の場所は?」
アルバス:「あ、例の3人から金払ってもらわないとな」
リューセ:「猿と河童と弘法ね」
GM:「なんつー覚え方だ。誰も本名覚えてないのな(笑)」
サリース:「覚える気にもならないわ」
アルバス:「マイケルとジョンとベンでいいだろ」
ヒースとミックとジョスターだってば。
リューセ:「ゼナパパのこと、なんか知ってたら教えてほしいな」
GM/イーサー:「『彼はイシュタルからときどきやって来てるらしい。よく話をしたことがないから、詳しいことは分からんがな』」
リューセ:「やっぱり彼は外部の人間なのね。モトの人じゃないんだ……」
ゼナ:「てことは父さんの居場所は──」
GM:「知るはずもない」
ウェンディ:「ことわざ教については何も知らないんですか?」
GM:「『そういえばこんなものが……』と言って、一通の封筒を取り出す。『あなただけに送る特別VIPカード』」
ゼナ:「はい?」
GM:「要は『ことわざ教に入りませんか』というお誘いの手紙だ。見学や無料体験コースもあるからお気軽にどーぞってことで、招待状とじいさん専用のカードキー、それと総本山に行くための簡単な地図が同封されている」
リューセ:「それよ! それもらってこっ!」
GM/イーサー:「『あまりにうさん臭いんで、今まで放っておいたんじゃが……。例の麻薬がここから流れてきているという黒い噂もあるしな』」
一同:「げげっっ!」
サリース:「そーつながってきますか……」
ゼナ:「でも父さんがことわざ教の人たちと一緒にいるとは限らないんだよね?」
GM:「何かしらつながりがあるらしいということしか分かっていない。今のとこね」
アルバス:「ゲオルグにつけた発信機はどうした?」
GM:「ユンケか(笑)。──今どうしてるの?」
ユンケ:「こっそりとついて行ってる。ハットリ君みたいに影の中に入って、目玉だけキョロキョロと」
ウェンディ:「すっごく不気味かも(笑)」
ゼナ:「発信機のスイッチを入れてみるけど?」
GM:「ゲオルグは──地中深くにいるようだ」
リューセ:「地下? 地下神殿でもあるのかなぁ……。──ひょっとして下水道?(笑)」
ゼナ:「サリースさん、頼みます(笑)」
アルバス:「何回も落ちたからいいだろ」
サリース:「イヤよ。あたし、ここにいないし」
GM:「下水かどうかはともかく、どうするの?」
アルバス:「とりあえず行ってみたらどうだ? オレ、ここにいないけど」
リューセ:「そだね。総本山に行ってみましょう〜。ほえ〜」
GM:「そんなボロい格好で行く気? VIP専用の所だよ?」
リューセ:「じゃあ衣装も借りていこう。私、十二単がいいな。ゼナには私の女王様セットを貸してあげるわ」
アルバス:「そして股間は封印な。ファンブルしたらどうなるか分からない」
GM:「謎のブラックホールができたりして(笑)」
ゼナ:「それはさすがに遠慮しときます……」
ウェンディ:「適当にきらびやかに着飾りましょう。ちょっと化粧で顔も分からなくしたりして」
GM:「あとこのカードはじいさん名義のものだから、よく考えて使ってね」
リューセ:「迷惑はかけません──たぶん」
アルバス:「迷惑かけても、ことわざ教ごとつぶしてしまえば問題ない」
リューセ:「それもそうね(笑)」


