GM:ヒイラギがいる。ニーヴェに向かってペコリと頭を下げたり。
サリース:知り合い……なんだっけ?
ヒイラギ:「では、裏にあるわたしの研究室にご案内します。あそこならゆっくりゼナ君の治療ができると思うんで」
リューセ:「お願いしまーす」
GM:では図書館の裏である。研究室は地下にあるらしい。
アルバス:地下ァ? ……ゴーヴァ、入るのか?
GM:んー、ギリギリ。じゃあゼナと、ゴーヴァと、エノクと、ヒイラギ。あとは……
オードー:リルルちゃんはいかねえだか?
リューセ:ゼナのことが心配じゃないの?
GM:じゃあリルルも。
サリース:(ニタリと笑い)やっぱりリルルのお尻がないと落ち着かないかァ。
ゼナ:リルルのお尻があると落ち着かないかも(笑)。
GM:これで研究室はいっぱいだ。……てことで、ゼナ以外は退室!
一同:はあ??
アルバス:外は暑いぞー!(時は西暦1999年8月ナリ)

ゼナ以外をクーラーが効いた涼しい部屋から追い出し、セッション再開である――
GM:コンピューターとか、いろいろ置いてある部屋。わりと片付いている。
ヒイラギ:「それじゃ、始めましょうか」(エノクに資料を渡す)
エノク:(資料を見ながら)「治癒マシンTN−R型『ゴーヴァ』……造られたのはおよそ6000年前。医学会の糾弾を受け、正式に採用されることなく闇に葬られた……。8年前にトールの海底からサルベージされ、ヴィゾフニルで調査。高い戦闘能力を持つ治癒マシンであることが判明。その後『アイオーン』に配属される……か」
ゴーヴァ:「ギ……!」
エノク:「……ふむ、どうやら対象を身体の中に内包し治療するタイプのモノのようですね。てことはどこかにハッチを開くスイッチが――うわァ!!」
悲鳴を上げるエノク。手首をガッチリとゾンビにつかまれている。
ゼナ:「ソンビ!? ……どこから……」
『ククククク……』
くぐもった笑い声とともに姿を現したのは――ヒュプノス!
ヒュプノス:『クククククク……』
リルル:「……なんでこんなところに……」
ヒュプノス:『……時は満ちた。“娘”を渡してもらおう……』
ゼナ:「娘……?」(リルルを見る)
リルル:「………………」
ゼナ:「そんなことはさせない!」(リルルをかばうように立つ)
ヒュプノス:『そうだな……ヒーメルは根絶やしにせねば……』
ヒュプノスの右手に、『魔力』の光が収束していく。
ゼナ:左手で銃を構える!
GM:気にせずヒュプノスは一歩近づく。
ゼナ:「これ以上近づいたら撃ちます!」
ヒュプノス:『……撃ってみるか……?』
ゼナ:「くッ!!」
パンッ パンッ パンッッ!
GM:(コロコロ)おお、クリティカルでよけてる。こっちの反撃は……(コロコロ)当たってるよ。
ゼナ:(コロコロ)100ゥ!? 大ファンブルだァ!
ヒュプノスの魔力弾をまともに食らい、転倒するゼナ。意識は朦朧としている。
GM:ヒイラギとエノクはゾンビの相手で手一杯。ヒュプノスはさらに『魔力の刃』をリルルに放つ。
ゼナ:「リルルぅ!!!」
リルル:「きゃああああ……!!!」
刃が容赦なく少女の身体を切り刻み、鮮血が宙に舞う。
GM:(コロコロ)リルル重傷、と。今度はゴーヴァだな。
ゴーヴァ:くそ……。イニシアティブ振るぞ。(コロコロ)3。
GM:(コロコロ)1。
ゴーヴァ:よし、ビームアックスで『二段斬り』だァ!!
ゴガァァッ!
GM:(コロコロ)残念、その攻撃は床を引き裂いただけだ。今日は出目がいいぞォ。――床に刺さったビームアックスが抜けるかどうか判定してねー。
ゴーヴァ:なんだとォ? (コロコロ)……98ィ!?(ファンブル)
GM:それは抜けなくなったな。もともと狭い研究室だし。――では、ヒュプノスの反撃だ。
ヒュプノスの両手が『魔力』で輝く。そして――
ズドゴォン!!!
ゴーヴァの右腕が吹き飛んだ。
ゼナ:「ゴーヴァぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ヒュプノスの攻撃は、さらに続く――

ここで、他のプレイヤーを呼び戻すことに。
アルバス:あー、暑かった。
GM:話を続けるよ。──さて、外でぼぉーっと待ってると、突然地下から爆発音がする。
トパーズ&シェオール:突入。
オードー:おら、先頭。
シェオール:じゃあ、オードー、俺、サリース、トパーズと『十六夜』(マフィ)の順でいこう。
GM:ニーヴェもいくぞ。……他の人は?
アルバス:オレ、一番後ろ(笑)。
GM:では突入した人たち。中に入ってみるとだね、エノク・ヒイラギが倒れてて、その周りに数体のゾンビの残骸。ゴーヴァの両手足はなく、ゼナが床にケガして転がってる。で、リルルが大量の血を流してる。その横にいるのが──
トパーズ:「ヒュプノス!!」
ビッケ:ゼナの腕は?
GM:治ってない。
トパーズ:みんな、息はある?
GM:かろうじて、ね。リルルはヤバそう。ゴーヴァも半壊状態。
オードー:「おめえさん、何者だ!?」
シェオール:き、緊張感のないヤツ……。
ゼナ:半狂乱で銃を乱射する。
GM:いいの? 判定失敗したらリルルに当てちゃうぞ。
ゼナ:あう……。
シェオール:(唇をかんで)「ヒュプノス……勝てるか……?」
オードー:逃げる気配とか、ないだか?
GM:いや、メチャメチャ逃げるんだけどね(笑)。最後にもう一発ゴーヴァに魔力弾ブチこんで帰ろう。
シェオール:その魔力弾、ライトセーバーで打ち返せないか? せめてはじくとか。
GM:(そうきますか……)(配置を見て)オードーを乗り越えられるなら。
マフィ:横通り抜ければいいんじゃないの? ゴーヴァが通れるぐらいの幅なんでしょ?
GM:それもそうか……。じゃ、マイナス30ぐらいで『体』判定。
シェオール:楽勝!
GM:じゃあ次に『技』判定。修正マイナス50で。
シェオール:目標値52……? (コロコロ)01で成功、クリティカル!!
GM:それは見事にはね返ったなァ……。ヒュプノスはダメージ食らって消えよう。
ヒュプノス:『ぐ……おのれ……』(すううぅっと消える)
シェオール:「いったか……。──トパーズ、魔法で倒れている人たちの治療を頼む」
GM:と、その前にゴーヴァに異変が起きる。あちこち火花が散ったり煙を噴いたりしてたんだけど、突然ガガガガガ……と痙攣したかと思うと、胸のハッチがバシューッと開く。で──
ずるり……と、女性の身体が滑り落ちた。


