GM:ちんぷんかんぷんだろうね。
ルーベル:こっちも何が何だかってかんじだし。
イリス:じゃあ分かりやすく説明してあげよう。──お互いさまです。
エノク:(いくつかの推論は成り立つ……。封印魔法を用いた『受胎』法の研究所。そしてそれを利用していたヒュプノス……。トールでの巨人事件はヒュプノスが関係していた……?)
GM:ここで分かることはこれぐらいかな。
ユナ:にゅ、では王都に……(ふと思い当たって)世界地図<セフィロトの樹>にアールマティの街って載ってた?
GM:載ってないよ。
イリス:そっか、アールマティは北キャンバス大陸にあったのね。──解決解決、めでたしめでたし。
GM:勝手に終わるな(笑)。
ルーベル:とりあえず地上に戻ろう。
GM:外に出ると……王都があるらしき方向から、うっすらと煙が。
ルーベル:「あれ、なに?」
ユナ:「にゃ? 王都で何かあったのかな?」
エノク:「急いだ方がよさそうですね。……てことで、ゴーヴァに乗っていきませんか? 楽だし」
ゴーヴァ:なんですとォ? じゃあそこらへんにあるリアカーに乗せて……。
GM:輝石で浮いてるリアカー。
ゴーヴァ:それは抵抗がなくて楽そうだな。では背中とリアカーに乗せて……GO!
てなわけで、ゴーヴァたちは一路王都へ──
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GM:では次に、ゼナ・リルル・トパーズ・マフィ・サリース・ビッケ(透明)・サンダユウ、というメンバー。
サリース:攻撃力に問題がありそうなパーティーね……。
GM:サンダユウは、オードーのプレイヤーが演じてね。
トパーズ:あのテンションを維持しないといけないのは、ツライね。
ゼナ:108の機能のひとつ! 口の中でパンティもみ洗い!!
サンダユウ(オードー):ううううむ、ムリかも。
サリース:ビッケがいるのが怖いなァ。いつでも殺せるってワケね。
GM:いつも傍にいるって言ってたしねー。
サリース:う……。
GM:──さてゼナ。気がつくと見覚えのある建物の前にいる──アヴァロン王子がお届けものをした離宮、だね。
ゼナ:ああ、何となく覚えています(笑)。
マフィ:確か桂離宮みたいなとこだったよね。ニーヴェとクリシュナのそっくりさんがいたところ。
GM:(どっちも本人なんだけどね)人の気配はしないよ。
リルル:あ……ゥ……。
ゼナ:「リルル、ダイジョーブ? 顔色がすごく悪いよ?」
サンダユウ:(ぼそっと)女の子の日。
ビッケ:品がないところは本家と似ているな(苦笑)。
GM:そのままゼナにもたれかかり──
ゼナ:「え、あ、ちょっと……?」(赤面)
GM:気を失って、ずるずると崩れ落ちる。
ゼナ:「え? リルル! リルル!」
サリース:「どこかで休ませた方がよさそうね。……ここ、入ってみる?」
トパーズ:「緊急事態だし、ね」
GM:中に入ると、前に来た(のを『見た』)ときとは明らかに様子が違っている。
マフィ:前は洋風だったのに、今は和風なんだね。
GM:前来たときは曲線をメインにした優雅で上品な造りになってたんだけど──
ビッケ:今はベニヤ板でできた貧相な……。
GM:ちがーう! つるつるした無機質な壁になってる、のだ。大掛かりな内装工事が行われたようだね。──で、正面に飾りっ気のない自動ドアがある。
サリース:人が休めそうな部屋を探さないとね。入ってみましょ。
GM:入ると、そこは消毒室。
一同:……は?
ビッケ:消毒されてしまうワケだ。サリースは溶けてしまうぞ。
サリース:……あたしは病原菌か?
GM:正面にまた扉。
ゼナ:先にいきます。
GM:扉を開けると短い廊下になってて、正面・右・左に扉。右の扉には女性用更衣室、左の扉には男性用更衣室と書いてある。
サンダユウ:女性の下着をあさる〜!
ゼナ:そんなことはしませんけど、中は覗いてみます。
GM:そうすると、細菌なんかから身を守る防護服のようなモノが入ったロッカーと、ディスプレイ付き端末が目に入る。
サリース:アレを着ないと、感染する可能性があるのかな?
マフィ:逆に自分の身体から菌が出ないようにするためのモノかもしれないよ?
サリース:どっちの可能性も考えられるわね……。
サンダユウ:どっちにしろ、着ておいた方がいいな。
てなわけで、ごそごそとお着替えタイム。──服の上から着込むだけなんだけどね。
ビッケ:わたしはいらない。クックルックルーフだし。
マフィ:「これ、胸がキツイ」
トパーズ:「言うわねマフィ、フフフ……」(意味深な笑み)
ゼナ:「リルルにはトパーズさんが着せてあげてください。ボクは端末を調べてみます」
GM:ここの地図がダウンロードできそうだよ。
ゼナ:なら、やってみよう。
GM:(地図を渡して)じゃ、これね。
一同、地図を覗き込む。
ゼナ:今、ここ(男子更衣室)です。
サリース:じゃあ部屋の外に出て北の扉を開けると──
GM:十字型の通路になってる。
ゼナ:地図通りですね。
GM:リルルはどうやって運ぶの?
サンダユウ:(両手を上にあげて寝転び)「108の機能のひとつ、『担架』!」
サリース:あやしいマジックショーじゃないんだから……(苦笑)。
サンダユウ:さ、誰か手と足を持ってくれ。
ゼナ:(ジト目で)フツウにおんぶしてあげて。
サンダユウ:……はーい……。
ゼナ:さ、どっちからいきます?
トパーズ:ファラリスの右手法。てことで右。
GM:廊下になってる。扉が4つ。
トパーズ:やっぱり右からいってみよう。
突き当たりの扉を開けてみると、小さな倉庫になっていた。
トパーズ:モップでも持ってく?
サリース:いらないでしょ。
次の扉を開けると、2段ベッドが2つ置いてある部屋。
サンダユウ:あ、シーツにシミがッッ!
トパーズ:(無視して)人が住んでる様子は?
GM:数年前までは住んでたけど、今は住んでいないかんじ。
トパーズ:生活のにおいがかすかに残っているのね。
サンダユウ:日記帳とかない?
GM:日記帳っすか。ないですな。文庫本みたいなものしか残ってない。
トパーズ:隣、いってみようか。
GM:隣も同じような部屋だよ。違うところと言えば……見覚えのある人の写真が写真立てに飾ってある。
ゼナ:これ……ジャッハさん?
サリース:ははーん、ここにいたことがあるのかァ……。
マフィ:写真に手を合わせとこ。
トパーズ:そだね。(合掌して)──次いこうか。
マフィ:(隣の部屋のドアをガチャッと開けて)こっちも同じだよー。
サリース:東側は全部スタッフルームだったみたいね。
トパーズ:じゃ、西の方行ってみよう。
GM:同じように、2段ベッドがある部屋がずらっと。そのうちのひとつが、ジャッハのものだった。
トパーズ:ジャッハくさいベッドがあったんだ。
GM:それはイヤだな……。
サリース:でも何でジャッハのベッドだって分かったの?
GM:ネームプレートがあったことにしよう。
サリース:なるほど、ね……。てことは──さっきの写真があったのは、ジャッハの恋人か誰かの部屋ってこと? そして西と東で男女が分けられてる、という推測が成り立つわね……。
マフィ:確かめようがないけどね。
十字路に戻った一行は北の扉へ。
GM:廊下になってて扉が左右にある。
トパーズ:やっぱり右から。
GM:厳重な鍵がかかってるけど、ゼナが開けちゃうんだろうな。そこは兵器庫だよ。
ゼナ:わーい、武器だ武器だ。
サリース:使えそうな武器はない?
GM:重火器ばかりだから、ムリ。
サリース:なんだァ。……盗賊でも使える2Dダメージ武器はないのかしら……。
トパーズ:じゃ、左の方は?
GM:そこは食糧庫。保存食がほとんどだから、まだ食べられるモノもあるけど?
サリース:防護服脱いだとたん血を吐くのはイヤだから、遠慮しとく。
ゼナ:たぶんこれ外に出るときに着るものですから、建物の中で着ててもイミないと思いますけどね。
マフィ:そもそもこの施設が機能してるようにも見えないしねー。
GM:電源は生きてるみたいだけどね。ドアも自動ドアばかりだし。──それから、廊下や部屋の片隅に『アポリオン』と彫られたプレートがはめ込まれているのに気づく。
ゼナ:なんだろう、これ……?
GM:ここにいた人たちの、組織名かな。
サリース:アポリオン……? 『アポリオンの亡霊』って、どっかで出てこなかった?
ゼナ:そういえば……。……何でしたっけ?
思い出せないまま、一行は奥へ進む。
GM:左右どちらもエレベーターだよ。
トパーズ:なにこれ、地下1階にしかいかないよ?
ゼナ:地図は地下2階まであるんですけどね……。
マフィ:いってみれば、分かるんじゃない?


