MOND REPLAYV  XX

GM「リルルの部屋の前です」

ゼナ「ノックしよう。……カリカリカリ……」(とドアの隅をひっかく)

サリース「カチカチカチ……」(とハサミを鳴らす)

GM「それじゃ聞こえないよ?」

アルバス「よし、ディズニーちっくに体当たりだ!」

GM「その前に、洗面用具を持ったリルルが部屋から出てくるけどね」

オードー「お風呂にいくだな?」

サリース「今の姿なら覗いてもばれない!」

アルバス「その前に茹で上がってると思うぞ」

GM「……そっか、ドアを開けたらリスやらカメやらがいるのか……。……イヤかも……」

アルバス「アピールアピール! ゼナ、なんかアピール!」

ゼナ(一生懸命手を振ってる)

リルル「…………?」(クキッと首をかしげる)

ゼナ「ああもう……。それじゃ、てててっと足元まで走っていって、上を見上げて……見上げて……」

ユンケ(下からスカートの中を見上げて)「へええ……」

ゼナ「壁に向かってダッシュして、何かブツブツ言ってる(笑)」

オードー「なんだ? 派手だっただか?」

ユンケ(ぽそっと)「白」

ゼナ見るなーー!!

アルバス「減るもんじゃないだろ」

ゼナうきーー!!」(暴れる)

サリース「本題忘れてバカ騒ぎしてるのね……」

GM「リルル、行っちゃうぞ」

ゼナ「待って〜!」

サリース「しっかし……。こんなにいろいろなものがついて来て、リルルは何とも思わないの?」

GM「こういう生活に慣れてしまったんだろう……」

アルバス「靴下ひっぱれ!」

リルル「…………。なァに? 勉強部屋に帰りたいの?」

一同(ぶんぶんぶんと首を横に振る)

リルル「どこか行きたいとこがあるの?」

一同(ぶんぶんぶんと首を横に振る)

リルル「分かった、おなかすいてるんだ」

一同(ばらばらに首を振る)

リルル「…………?? トパーズさんなら、何言ってるか分かるんだろうけど……」
 

 ピュア・エメラルドアイを持つトパーズは、動植物の言ってることが分かるのである。
 

ゼナ(銃を構えたり撃ったりするマネをする)

ユンケ(液体化するマネをする)

サリース「なにがなんだか……」

リルル「うーん、じゃあ……エノク先生のとこに行く?」

アルバス(首を横に振る)

ゼナ「行った方がいいんじゃ?」

アルバス「あの先生には何されるか分からないぞ? と身振りでアピール」

サリース「でも行くしかないでしょ、とアピール」

GM「テレパシーで意志疎通できるのに……」

ユンケ「とりあえず首で逆立ちしてみるだわさ」

ゼナ「……だんだん動きが江頭っぽくなってる気がする……」

リルル「いいわ、いらっしゃい。先生のところに行きましょ」

GM「──てことで、エノクの部屋だ」

エノク「どうしました?」

リルル「お勉強部屋の動物たちがなんだか……芸達者になってるんです

アルバス「ど〜れ、ジャグラーでもやってみるか」

オードー「ややこしくなるからやめるべ」

エノク「ほう、陸の上で長時間生きられるザリガニ……ちょっと解剖を──」

サリース以外「どーぞどーぞ」

サリース「アンタらねェ……」

エノク「──ま、それはおいといて……」

ユンケ「あ、ザリガニおいとかれちゃったよ」

エノク(リスたちに向かって)「私が言ってることが分かりますか?」

ゼナ(首を縦に振る)

アルバス(首を横に振る)

ゼナいらんことすなー!!」(すぱーんとツッコミ)

エノク「本当に芸達者ですね」

ゼナ「そうだ、キーボード!」
 

 ゼナがキーボードで意志の疎通を試みるも、手が届かずなかなかうまくいかない。
 

アルバス「オレがこっちのキー押すから、その間にそっち押せ」

ゼナ「これなら何とか……。──できた!」
 

『ぼくはぜなだよ!』
 

エノク「ゼナ君……リスにすごい芸を仕込みましたね……」

ゼナ「ちがーう!」
 

『どうぶつになっちゃった』
 

エノク「あ〜つまり……アナタがゼナ君だと?」

ゼナ(うなずく)
 

 キーボードとジェスチャーで事情を説明するゼナたち。

 リルルは半信半疑で、エノクは目をキラキラ輝かせている。
 

エノク「いや〜、実に興味深い! 興味深いのですが……私には原因は分かりませんねェ」

サリース「使えないヒトね……」

エノク「カリストパラスに聞いてみたらどうです?」

ゼナ「コインは?」

アルバス「はめっぱなしにしてある。この間(巨人事件)みたいなことにならないように」

GM「ではブリッジである」

カリストパラス『なるほど……。それはおそらくマスター(アルバス)の封印魔法の暴走が原因ですね』

アルバス「マスター……──ブラマーの上の食堂にいたヤツか?」

サリース「アンタのことでしょ?」

カリストパラス『封印魔法の暴走により、この船は特殊な“魔法フィールド”に覆われてしまったようです。それによってみなさんは他の生き物に封印されたまま固定されてしまっているワケですね。で、解決方法ですが──根本的な原因を取り除けば、この現象は収まると思われます』

サリース「それってつまり、アルバスの風邪を治せってこと?」

カリストパラス『そうです。そうすれば魔法の暴走も止まるでしょう』

アルバス「……どういう理論だ……?」

サリース「アルバスがおかしいから周りがおかしい。アルバスを元に戻せば周りも戻る」

ユンケ「あの生き物はカニに似てるから蟹座から来たに違いない、ってことだわさ」

アルバス「分かったような分からんような……」

サリース「アルバスを殺ればいいのね」

カリストパラス『薬を調合すればOKです』

アルバス「なんだ? 風邪薬か?」

カリストパラス『それが……どうやらただの風邪ではないようなのです。ですから、ちょっと特殊な薬が必要になります』

アルバス「ほう」

カリストパラス『必要なモノは次の3つ。1.ヒーメルの涙 2.男性のモミアゲ 3.クックルックルーフのしっぽ』

ユンケ「……しっぽなんてあったっけ……?」

カリストパラス『これらを調合すれば完成です』

アルバス「飲みたくねー……」

GM「さ、ガンバって集めようか」


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