『それ』は降りてきた |
「おい……なんだよアレ……」
「は……ね……?」 「なんであんなものが――うわぁ!」 「おい、ダイジョウ……ひでえ……」 「また来るぞ!!!」 「うわぁあああああああ!」 |
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「<帝国>の新兵器か……?」
「どうしましょう……?」 「バカ、何びびってんだ!」 「だって……うへぇ、後ろ、後ろー!」 「え……」 ズブ…… 「あ、はは……死んだ……死んだ……」 |
破壊の光を撒き散らす |
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そこから芽生える光の触手が
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「逃げろ、逃げろー!」
「傭兵たって、こんなんじゃワリに合わねーよ」 「クソ、なんだってんだッ!」 「おい、05小隊全滅だってよ!」 「あたしらだってヒトゴトじゃ……」 ――――――ウォン! |
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「痛い……痛いよぉ……」
「おい、ヒーラーはどこいったんだよ!」 「知るかッ! こっちだって手いっぱいなんだよ!」 「こんなの戦争じゃない。
「はは……ヒカリだ……神罰だ……」 「こんなの……神か、悪魔か……」 「俺たちも……死ぬのかな……」 「死にたくねぇ……死にたくねーよぉ……」
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赤い大地を彩る |
「あれは……あの光の羽は何なのです……?」 「さあな。あんたが知らないものを、俺が知るはずがない」 「ああ……みんな死んでいく……」 「死ぬのを見るのが嫌なら、傭兵団なんか作らないことだ」 「私は……」 「さっさと死ぬか? そうすれば少なくとも他人の死は見なくて済む」 「黒炎! あなたはッ!」 「だがフェルチアイア」 「?」 「それでもなお成すべきことがあるなら……目をそらすな」 |
全てを覆いつくす赤
赤い空。赤い大地
それは不変。それは永遠
この世界では……アルカディアでは
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