
沙夜:「あたしはこれから……そう、『供物』になるけど、そうしたら……そうしたらビオ、全部はダメだけど、ひとくちでいいから──あたしを食べてね。ビオに食べてもらえるなら……そうなる甲斐もあるかな、って。……ねえ」
ビオ:「……待たねえよ。こっちはとっくにキレてんだ」
荒野の<プラント>に、一筋、二筋、黒煙が立ちのぼる。
連鎖する爆発。
やがて建物の壁が爆炎と共に吹き飛び──巨大な『鳥』が、天空へ飛翔した。
キラキラと、炎の残滓をまといながら。
アリア:あ、知ってる知ってる。
リトナ:(歌う)はーたけをはなれー、やーおやのまえにー、うんめいせおいー♪ ──って、どんな運命背負ってるんだ……?
疑問を抱きつつも、熱唱。
アリア&リトナ:(サビに入って)うちゅーうぽんかん、とーまーとー♪ たったたたーん、たん、たたたん♪(終わったらしい)
GM:──んじゃ、始めようか。『MONDREPLAY F』最終セッション。赤編のACT14.0、ACT16.0、それから青編のACT15.0、ACT17.0とエピローグで『F』は完結です。
リトナ:なんだ、もう終わるんだ。
ビオ:つーかよ、終わるのか?
GM:終わるよ。──いろいろ理由があって、まず赤編をやって、その後青編をやるから。
アリア:ふんふん。
GM:で──
ヴァンダイク:見慣れぬ髭面がひとり(笑)。
プレイヤーG:いや、髭があるのはプレイヤーであって、キャラクターではないのだけどね。
GM:てーことでー、えー、スペインから一時帰国中のプレイヤーGが参戦します。
プレイヤーG:おひとつよろしく。
アリア:今回もオペリオ?
GM:いや、さすがに魔界にオペリオはいないんで、新キャラだよ。
ヴァンダイク:そうなのか。
GM:プレイヤーGがキャラを作っている間に、前回までのあらすじを確認しておこう。テキストにまとめてきたんだけど……プリントが一枚しか印刷してないから回し読みしてください。
ヴァンダイク:印刷すればよいぞ。そこにプリントゴッコがあるので、さあさあ(←プレイヤーGが年賀状を作るために買ってきた)。
GM:いや、無理だし。
リトナ:(プリントを見て)時は嘉永六年──
ビオ:世界は核の炎に包まれた!
アリア:水戸黄門の格さんに。
ビオ:そっちのカクか。
リトナ:それでも計算合わないんだけどね、嘉永六年に格さんいないから。
無駄話をしながらも、あらすじを読むMNNの面々。その間に──
プレイヤーG:(キャラクターシートに記入している)
GM:(ひょいと覗きこんで)ぶわははははは!(笑)
プレイヤーG:ん?
GM:オゥリン(人間)にしてって言ったはずなのに……これじゃメーヴェ(魔族)だよぉ。
プレイヤーG:気にしない気にしない。
そのまま、コマ絵(フィギュアの代わりに使っている、デフォルメしたキャラクターイラスト。ケント紙に描かれており、切り取って使用する。MNNでは、雰囲気を出すためとキャラクターの容姿の説明が容易なことから毎回Mogが作成している)の作成に入るプレイヤーG。
何やら凝ったギミックをいろいろ付けようとしているようだ。
GM:相変わらず芸術的というか職人的というか……。そのカラスは、頭に乗るの?
プレイヤーG:そう。これをつけるのがなかなかに難しい。
キュア:セロハンテープでくっつけたら?
ビオ:脱着可能にしたいんだろ。
プレイヤーG:脱着可能にしないといけない"だっちゃ"。
ビオ:思いついた風に言うんじゃねーよ(笑)。
ヴァンダイク:今回はずっとそのような喋り方をするのかね?
プレイヤーG:それは避けたいところ。──できた。
テーブルに置かれたコマ絵を見て……一同大爆笑。
一同:あははははははははは(笑)。
GM:あ、頭がでっぱってる……。
プレイヤーG:カラスの足元のパーツがね、大きくなってしまってね、ちょっと後頭部がね、こんもりね。
リトナ:……ちょんまげ?
プレイヤーG:だいじょーぶ! 黒く塗ってあるので、暗がりではこのでっぱりは見えない。
GM:……それだと、せっかくのカラスも見えないんじゃ。
一瞬の沈黙の後──
一同:あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!(大爆笑)
プレイヤーG:スルドイ! そのツッコミは鋭いね。
ヴァンダイク:(大笑いしながら)は、始まる前からこんなに楽しくていいんだろうか。
リトナ:前回暗ぁーい場面で終わったのに、こんなに大笑いしてるのは問題アリかも。
プレイヤーG:まあまあまあまあまあ。今回の笑点はこのへんでお開きということで。
GM:じゃ、セッションを始めよう。


