GM:栞の後を追って、小沢のアパートに着いたよ。
隆志:(郵便受けを見て)「小沢先生のアパートか……。なるほどな……」
チャーリー:「どういうことデスか?」
隆志:「土屋、お前ニュースとか見るか?」
チャーリー:「たまに」
隆志:「実はな、カクカクシカジカという事件が……何日前になるんだ? 『2回目』の日曜日に起こった。小沢先生は……ロリコンの盗撮マニアだ!」
チャーリー:「オーマイガーッ! じゃあ栞は……危険なのデスか?」
隆志:「分からん。自分からあの部屋に行ったからな……。──私は、中の様子をうかがってみる。お前は、裏に回れ」
チャーリー:「了解デース」
隆志:(テレビドラマとかでもそうしてるから、それでたぶんいいはずだ)
つーわけで、隆志は小沢の部屋の前へ。
隆志:呼び鈴を鳴らそう。
GM:奥から、人が来る気配がするね。で、ドア越しに話しかけてくる。
小沢先生:「どちらさんですか……っタイ」
隆志:「結城です。あの……近くを通りかかったもんですから」
小沢先生:「そ、そうですか。でも今、手が離せないもんで……」
隆志:「いや、それがその……トイレをお借りしたいんですが」
小沢先生:「………………」
GM:ここでするぞ!
隆志:え?
GM:「開けてくれないと、ここでするぞ!」と(笑)。
隆志:それはなかなか愉快だね。
GM:小沢先生はしぶしぶ中に入れてくれるよ。キッチンと、奥に4畳半と6畳の部屋がちらっと見える。畳敷きだね。物陰に隠れているのか……中に人の姿はない。
小沢先生:「便所はそこです……っタイ」
隆志:これで大体の内部構造が分かったわけだね。でも……あとはどうしようもないな(苦笑)。
結局隆志は、トイレを借りただけで部屋を後にした。
チャーリー:その間に、ベランダに侵入していいデスか?
GM:2階だよ?
チャーリー:やってやりマース! こうなったらヤケデース! (コロコロ)成功ッ!
隆志:慣れてやがる。
浩之介:コイツにも、何か後ろ暗いところが?
チャーリー:僕ってばどんな金持ちデスかー! ──中の様子は分かりマスか?
GM:カーテンが閉まってるし、鍵もかかってるみたいだね。
チャーリー:しばらくここで待機しマス。
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GM:部屋から出てきた隆志と、金太郎たちがはちあわせたことにしよう。
金太郎:「結城ぃ、お前もグルか〜!」(殴りかかる)
隆志:(かわして)「ちょっと待て、何のことだ」
金太郎:「わいは! これからここで、いかがわし〜いことが行われるって、知っとるんやで!」
隆志:「ちょっと待て、お前今、『これから起こることを知っている』と言ったな?」
金太郎:「それがどないしたんや?」
隆志:「ひょっとして……お前も時を繰り返してるんじゃないか?」
金太郎:「てことは……先生も?」
隆志:「ああ」
GM:小鈴が、何の話をしてるんだろう、って顔してるぞ。
隆志:う……。後は小声で話そう。「お前で『3人目』だ。実は土屋も来ているんだ」
金太郎:(同じく小声で)「チャーリーが? あ、そや、あと涼……神宮寺もここに来るで」
涼:(バイクで乗り付けて)「呼んだか?」
隆志:「『4人目』、か……」
涼:「で、何がどうなってるんだ?」
金太郎:「お前も知っとるやろうけど……盗撮マニアの小沢が、栞ちゃんを部屋に連れ込んどるんや!」
涼:俺、知ってていいの?
GM:『2回目』の日曜にニュースになってるだろうし、澪さんに連絡いくだろうから、知ってていいよ。
隆志:さて、「ところで何でお前はここにいる?」と突っ込まれる前に、行動を起こしたいんだが。
GM:そーだね〜、妹をストーキングしてるのバレたらヤバイもんね〜。
隆志:よし、いこう。妹には……まあ適当に話をしておく。
GM:分かった。理由は……まあ、後で説明するからってことで、とりあえず納得したことにしよう。
隆志:ところで……チャーリーはケイタイ持っているのかな?
チャーリー:HAHAHA〜持ってないデース。
隆志:……本当に、急いだ方がよさそうだ。
涼・金太郎・進吾が小沢の部屋の前へ。隆志・小鈴・一真・二葉が少し離れた場所に立っている。
金太郎:「ほな、ドアぶち破るで!」
そのころ……
チャーリー:もう待てないデース! 突撃しちゃいマース!(笑)
ガシャアアアアン!
チャーリー:隠し持ってた特殊警棒で、ガラスを破りマース。
GM:デートにそんなモン持ってきてたのか〜。
チャーリー:あくまで護身用デース!
GM:ただの不法侵入だぞ、これじゃ。……表の方は、まだドアを破れてないというのに。
チャーリー:No〜、早まりマシタかぁ! ……まあいいデース! ──栞は無事ですか?
GM:部屋の隅で、ぼぉーっとしてるね。君が入ってきても、驚いていないようだ。
チャーリー:はあ……?
GM:小沢も、何だかぼぉーっとした顔をしている。目の焦点がどことなく合ってないというか。
チャーリー:栞ちゃんの着衣に乱れは?
GM:ないよ。
チャーリー:(小沢に向かって)「ヘイ、貴様栞ちゃんに何しマシタか!?」
小沢先生:「何を……? ……これから……『集う』……っタイ」
チャーリー:「つどう……?」
GM:チャーリーはまだペンダントつけてたよね? 『心』の受動値で判定してみるのじゃ。
チャーリー:(コロコロ)あ、成功してマース。
GM:(あ、成功しちゃったか。失敗すると思ったんだが)じゃあ、何も分からない(笑)。
チャーリー:なんで余計なところで成功するかなぁ……。
GM:と──そのとき、ドアをドンドンと叩く大きな音がする。小沢は玄関の方が気になったらしく、君が入った部屋(6畳の部屋)から4畳半の部屋を抜け、玄関の方に走っていったよ。
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GM:何度かドアに体当たりしてみたけど、開かないね。……引いてあける扉だし。
金太郎:ぐあ、そうか!
隆志:しかも中からガラスの割れる音がしたからな。もう逃げられたかもしれん。
と──金太郎たちを押しのけ、二葉がドアノブを握った。
二葉:「一真、ごめんね……。こんなときだから、許してね」
目を閉じ……──次の瞬間、ガチャリという音がした。すかさず、ドアを開ける。
金太郎:「……どうなっとるんや?」
進吾:「栞ぃ!」
GM:小沢が突撃してくるぞ。どうやら事態を察したらしく、そのまま突っ込んでくる。
金太郎:突き飛ばして逃げる気やな!
進吾が間をすりぬけ、妹のところへ走る。
金太郎は足払いで止めようとするが、小沢は巨体に似合わぬ身軽さでそれをかわした。
チャーリーの警棒は、距離がありすぎて届かない。
GM:ひょっとして二葉の正面に来るのかな?(笑)
隆志:まあ……彼女が一番止められそうな気もするが。
GM:(コロコロ)……あ、大ファンブルしてる。『力』が発動しなかったな。
二葉が突き飛ばされた。
小沢はものすごい形相で、更に逃げようとする。
そして……隆志の目の前へ。
隆志:向かってくるなら……レスリングの技で投げ飛ばすぞ。最初からそういう設定だったからね。
一同:あ。
隆志:『フロントスープレックス』!!!
巨体が──宙に舞った。
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完全ではない闇の中。少女が……おぼつかない足取りで歩いている。
浩之介:「お前さん、こんなとこで何してる?」
少女:「わたし……いかなきゃ……あの場所へ……いかなきゃ……」
浩之介はこの時気づいていなかった。その少女が、行方不明になっていた女子生徒であることを。
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小沢先生:(ぐるぐる巻きにされて)「行かねば……『あの場所』へ……行かねば……」
栞:「……集う……」
金太郎:「とりあえず小沢は取り押さえたけど……何か様子がおかしいで」
チャーリー:「『集う』って、どういう意味デショウね」
GM:小沢の持ち物を探ってみると、ポケットに青い石が入っていた。栞のペンダントと同じ石だね。
金太郎:手に取ってみるで。
GM:『心』判定。
金太郎:(コロコロ)失敗しとる。
GM:今一番何がしたい?
金太郎:したいこと? 小沢をブッ飛ばして……わいの頭のよさをひけらかしたい。
GM:そうか。じゃあ……「わいの頭は世界一〜!」と叫びながら、そのへんをスキップしててくれ。
一同:はあ……?
金太郎:「わいの頭は世界一〜!」(スキップスキップ)
チャーリー:欲望を増幅させる……ってことデスか?
GM:欲望とか衝動とか……まあそういうものだな。
チャーリー:栞のペンダントを外して、自分のも外しマース。
GM:それで正気に戻るかな。しばらくはろくに話もできないけど、とりあえず「つどう……」とか言わなくなったよ。
涼:その石──『フォーチュン・ストーン』が怪しいことは分かった。……で?
チャーリー:石の出所を突き止めろ……とでもいうデスか?
GM:ヒントはいっぱい出してあるんだけどな……。
涼:そうだったか?
GM:(みんな眠くて頭回ってないみたいだし……助っ人を呼ぶか)
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