GM:さて、男性陣。タル戦艦を出ると、そこは四角い部屋。正面に扉がひとつ。

グレン:その扉にGOだ、GO!

クロヌシ:……なんかガルフ入ってないか、お前。

GM:扉を開けると狭い部屋に出る。正面、右、左に扉。

グレン:──右。

フローラ:別にそれでいいわ。右に行きましょ。

GM:狭い廊下がずーと伸びている。

グレン:直進!

クロヌシ:カレンがからむと変わるな、こいつ。

GM:廊下は途中で左に折れる。──で、行き止まりにぽつんと宝箱が置いてある。

クロヌシ:……なんかめちゃくちゃ怪しいぞ。

フローラ:うんうん。

グレン:大丈夫。このGMは、こーゆう場合アイテムくれるだけだから。

GM:そーゆーことを先読みしないように(笑)。

クロヌシ:そういうことなら開けてみるか。

グレン:ぱかっ。

GM:中にアイテムが入ってる(笑)。泡で体を包んで、水中で呼吸できるようになる『あわあわ君』だ。数は十個。

グレン:ふっ。やはりな。

GM:(へーへー、どーせおいらはそーゆーヤツさ)

フローラ:で、行き止まりなの?

GM:そう。宝箱の他には何もない。

フローラ:壁とか調べても?

GM:特に何もないよ。

フローラ:じゃあ、もどろうか。
 


グレン:今度は正面の扉に行こう。
    「……カレン、待ってろよ!」

クロヌシ:「おとなしく待ってるとは思えんがな(笑)」

GM:扉を開けると広い部屋に出る。吹き抜けになってて、天井もかなり高い。
   で、正面に池、そのまた向こうに銅像が立っている。

グレン:怪しいところから調べよう。まずは池だ。

フローラ:……で、誰が入るの?

グレン:服が濡れてもいいヤツは──

クロヌシ:ひとりしかいないな。

オペリオ:♪……おれ?♪
 


オペリオ:♪何かある?♪

GM:池の底にプレートがあるよ。

グレン:いろいろやってみよう。押す、引く、ひねる……。

オペリオ:♪やるのはおれでしょ? まず押してみる♪

GM:銅像がゴゴゴ……と横にずれて、下に降りる階段が出てくる。

クロヌシ:おおー。

フローラ:さらにプレートを引いてひねるとどうなるの?

GM:……壊れるんじゃない?(笑)

グレン:よし、下に行ってみよう。

GM:普通の鉄の扉だよ。鍵がかかってる。

クレリア:開けてみましょうか。ティンベルさん、お願いできます?

ティンベル:破壊するの?

ラズリ:待って待って! あたしが《鍵開け》するから……。(コロコロ)成功してる。

ティンベル:……道具持ってるの?

ラズリ:ヘアピンぐらいはあるでしょ。

GM:あ、ぢつはブラの下に入ってるワイヤーで……(笑)。

クレリア:寄せて上げてってやつですね。

ラズリ:がーん! ──あたしじゃないよ、……多分。

GM:ま、それは冗談として……ヘアピンぐらいは持ってていいよ。

ティンベル:じゃ、扉は開いたんだね?

GM:(うなずく)で、中には君たちの服とか武器とかが置いてある。

クレリア:指輪も?

GM:あるよ。

クレリア:よかったぁ……。指輪がないと戦力がた落ちだから。

ラズリ:よっし!  装備復活!

GM:ロゼの服らしきものもある。──だぶだぶだけど。

クレリア:?  ……子供にされちゃったってことですかね……。


GM:君たちは長い階段を降りていく。

クロヌシ:誰かいるかもしれんから気をつけろ。

フローラ:そーいや、見張りとか誰もいないわね。

GM:で、広い広い空間に出る。

グレン:どのくらい?

GM:うーん……学校の校庭ぐらい。

クロヌシ:それは確かに広いな。

GM:んで、生物みたいな機械みたいな──有機パーツで造られた、超巨大な装置がごうんごうんと動いている。

グレン:「……何なんだ、一体」
 


グレン:(ふうとため息をついて)「ここは後回しにしよう」

クロヌシ:「それがいいな」


ラズリ:聞き耳。もちろん獣の耳で。

GM:「たーんと食えよ」ずるずる……「ぎぎぎぎ……」ぼりぼりぼり……。

ラズリ:何かいやーな音がする……。

クレリア:モンスターでも飼ってるんですかね?
 


ラズリ:ここはパスしよう。

ティンベル:タンパク質の摂取を──

ラズリ:するな!

クレリア:じゃあ、こっちの扉を行きましょう。
 


GM:エレベーターらしき円柱があるよ。上のプレートを見ると、「1階」と書いてある。

クレリア:これで上の階に行けそうですね。

ティンベル:地下には行けないの?

GM:ここが一番下の階のようだ。

クレリア:動かせそうですか?

GM:中に入るんだね。開閉ボタンと、「1階」「2階」「屋上」のボタンがある。

クレリア:とりあえず2階に行ってみましょうか。

ティンベル:ぽちっとな。

フローラ:とーぜん開けるわよ。またアイテムか何かかしら。

GM:エレベーターがあるよ。1階のランプが点灯してる。

グレン:誰か上がってくるのか?

クロヌシ:「とりあえず全員武器を構えろ! 油断するな!」
 


GM:がーと扉が開いて中から出てきたのは──

女性陣:あら?

男性陣:ん?
 


グレン:「無事だったかカレン!」

カレン:(冷めた声で)「……来たの?」

クロヌシ:「──で、タルなんだよ」

フローラ:「そうそう。タル戦艦なの」

オペリオ:「♪さらに黒髭が危機一髪だったとゆー……♪」

クレリア:「ワケ分かりませんね」

ラズリ:「──何が心配かって、あたしたち捕まってたとき服着てなかったんだよ!」

グレンフローラ:「わああーい!」(喜ぶふたり)

ラズリ:「それで途中で服とか捜し出して──」

アユモ:「ラズリさん!」

バティストゥータ:『ラズリ様!』

ラズリ:「アユモ君!  バティ!」

グレン:「……いたの、あんたら」

GM:いたよ!  目立たなかったけど。

クロヌシ:「なんだぁ、この赤ん坊は?」

ラズリ:「同じ部屋に捕まってたの。ロゼっていうんだよ」

クレリア──で、どうしてこんなところにいるんです? 

男性陣「助けに来たんだよ!(怒)」 

ラズリ:「あ、そうなんだ(笑)」

GM:さてオペリオ。ロゼが君を見て「ぱぱ、ぱぱ」って言うんだけど。

一同:なっ、なにぃ〜!

オペリオ:「♪かぁ〜くぅ〜しぃ〜ごぉ〜!? ……覚えはない、けど♪」

クロヌシ:みんな2メートルぐらい離れてひそひそと……。

グレン:「本当に覚えはないのか?」

オペリオ:「♪……カラスとやったかなぁ♪」

ロゼ:(羽根をぱたぱたさせて)「ぱぱ、ぱぱ」

GM:肩車でもしてあげて(笑)。ずいぶんとなついてるようだから。

クロヌシ:顔とかぺちぺち叩きそうだな(笑)。

ラズリ:──さて、それじゃ脱出しようか。
 


一同:な、なんだぁ!?

GM:爆発音だね。屋上から聞こえたみたいだ。

クレリア:上ですか。エレベーターで行けたはずですけど。

グレン:よし、行ってみよう!

ラズリ:えー、脱出しないの?

クレリア:だってロートシルトかもしれないんですよ。

ラズリ:あ、そうか。──よーし、あたしたちに何をしたのか直接聞き出してやる!

 神殿。その奥に、ロートシルトと土地神たちの姿があった。

 そして、彼らの目の前には奇妙な装置が立っている。

「──なるほど。こいつはなかなか面白い機械だな」

 と──

 突然、土地神たちが苦しみ始めた。頭を押さえうずくまる。見開いた瞳に──理性の光が戻ってくる。

「──っちゃあ。こりゃやばいな……。正気に戻っちまった」

「貴様! よくも我々を……」

 怒り、斬りかかる土地神たち。ロートシルトはニッと笑うと、手を前に突き出した。

    うぉん――!!!

 衝撃波が走り、土地神たちは音もなく吹き飛ぶ。そして、爆発。

「くそっ! この……悪魔がっ!」

「……悪魔じゃねぇよ……」

 ロートシルトの瞳が赤く輝く。

「………魔族だよ」

GM:頂上にある神殿。その周りをたくさんの土地神たちが囲んでいる。

クロヌシ:下にいないと思ったらこんなところにいたのか。

カレン:「あ、やば……」(布で顔を隠す)

グレン:「──何してんだ?」

カレン:「いや、ほら、わたしたちが逃げたってばれたらヤバイじゃない」

グレン:「そうか?」

ラズリ:土地神さんたちはどんな感じなの?

GM:んー、なんか怒ってるみたいだね。

ラズリ:あたしたちに対して? ──だったらイヤだな。

GM:いや、神殿の奥にいる誰かさんに対してみたいだ。叫んでるヤツもいる。

クレリア:なんて?

GM:「ドリード様を返せ!」とか「よくも俺たちを好き放題してくれたな!」とか。

ラズリ:……魚にまで手を出したのかしら。

GM:(ちがうって)土地神たちは神殿の中に入ろうとしてるんだけど、入れないみたいだ。どうやら中から結界か何か張ってるらしい。

クレリア:やっぱりロートシルトですか?

GM:そのようだね。土地神たちの話から察するに、【水】の一族はロートシルトに操られていたようだ。【風】の一族もね。
   が、さすがにこれだけの人数を操るには無理があったらしくって、つい先ほど洗脳が解けたそうだ。

フローラ:ふーん。結構間抜けな話ね。

クレリア:じゃあ、土地神たちをくっつけてたのも──

GM:ロートシルトだ。若だんな──ヒルガンの持ってた生物改造の技術を使ってね。

アユモ:(神殿の入口に立って)「──奥に行きましょう。ボクなら、入れるはずだから」

ラズリ:「アユモ君……?」

GM:アユモが結界に触れると、そこから波紋が広がるように消えていく。

クレリア:「どうしてそういうことができるんです?」

アユモ:「………」
 


GM:ルーンが彫られた台座の上に、くるくる回転する水晶球が乗っかってる奇妙な装置。
   その前にロートシルトが立っている。タコと一緒に。

クレリア:「ここで会ったが百年目! 決着をつけさせてもらいますよ! ……でもタコはイヤ(笑)」

ロートシルト:(無視して)「よう。相変わらず暗そうだな、ラグランジェ」

アユモ:「……お久しぶりです、ロートさん」

ラズリ:(ジト目で)「アユモ君、あんな服ひんむくような奴と知り合いなのぉ?」

アユモ:「う……」(顔に縦線)

ラズリ:「今度からちょっと距離おこうかな……」

アユモ:「か、彼はっ、昔仲間だったんです! ……それだけです」

ロートシルト:「ロゼも連れてきちまったのか。──しょうがない、お前に返してやるか」

グレン:返す? アユモに? ……ということは……。

クロヌシ:愛人?

フローラ:じゃあ、オペリオとアユモは──夫婦!

GM:ちがーう!  ロゼも昔の仲間だったの!

クロヌシ:こいつもか。でも昔っていつだよ。ロゼって赤ん坊だろ?

クレリア:元からそういう姿なのか、成長速度が遅いのか、それとも──

アユモ:「子供にされたんでしょうね……」

クレリア:「……やっぱり」

ラズリ:「ふぅぅーん」(やっぱりジト目)

アユモ:「ラズリさん、そんな目で見ないで〜!(笑)」

ロートシルト:「……なーんか無視されてんな、俺」




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