リューセ:「『オペラカシュハハガイノチ』──どういうこと?」
サリース:「ウェンディ、ディスク取りにいってきて」
ウェンディ:「はい」
ヒュプノス(低ーい声で)『ちょっと待て』
ウェンディ(緊張して)「は……はい?」
ヒュプノス:『私は……いくつ食べていいのだ?』
ウェンディ:「えーと……3つです」
ヒュプノス:『3つ……3つか……3つ食べて、いいんだな?』
ウェンディ:「どーぞ」
ヒュプノス:『それからもうひとつ。カツオブシがいっぱいかかっているのを、もらっていいか?』
ウェンディ:「ど、どーぞ」
アルバス:「そこは本気でもめろ! そこは引くな!」
ウェンディ:「なぜ?(笑)」
オペリオ:「タコ焼きはカツオブシが命! オペラ歌手は歯が命!」
ウェンディ:「とにかくキッチンの外に出ます」
GM:「出ますかー。そうすると、この人が立っている」
ウェンディ:「ゼナパパ……さん……!??」
サリース:「どういうこと? 何でカリストパラスがこいつらの侵入を許してんの? セキュリティシステムがあったはずでしょ?」
リューセ(ぼそっと)「だって『オペラ時空』だもん」
アルバス:「それで空間が歪んでいるのか……」
サリース:「そうか……──ってそれで納得してる自分がイヤ」
アルバス:「それって『だってクックルックルーフだもん』てのと同じだよな……」
ウェンディ:「わたし、この人と面識ありましたっけ?」
GM:「──てゆーか、君、この人の部下」
ウェンディ:「あゥ! ……何でこんなところに──」
オペリオ:「牛肉が♪」
サリース:「タマネギタマネギあったわね♪ ハッシュドビーフ♪」
アルバス:「デミグラスソースがきめてなの♪」
ゲオルグ:「何を言っているのだウェンディ。お前がここへの侵入を手助けしてくれたんじゃないか」
ウェンディ:「そうなの? わたし実際にそういうことしたんですか?」
GM:「したんだろうな。部下なんだし」
ウェンディ:「そうなんだ……。ところで何でわざわざこんなところに?」
ゲオルグ:「いや……あるモノを、ちょっとな」
ウェンディ:「あるモノ……?」
ゲオルグ(ちょっと指を広げて)「このぐらいの厚さの……ほら、何て言ったかな」
アルバス:「お前らみんな分からんのか!」
リューセ:「そのぐらいの厚さの……豆腐とか」
アルバス:「切ったカマボコとか」
サリース:「上司でしょ。ディスク渡しちゃってもいいんじゃない?」
ウェンディ:「そう……ですね」
廊下にゲオルグを待たせ、ウェンディはブリッジへ。
ウェンディ:「本物渡しちゃっていいんですかね……。別のディスクってあります?」
GM:「いっぱいあるだろう。ゼナのマル秘ディスクかもしれないけど」
サリース:「わざとらしく『日本の四季の風景』とかってタイトルがついてるのね」
オペリオ:「そして中身は恥毛のアップ」
アルバス:「チゲって言うな。それじゃ鍋じゃねーか」
ウェンディ:「じゃあ例のディスクと、もうひとつ、何か別のディスクを持っていきます」
アルバス:「ちょっと待った。魔力感知されてもいいように、それぞれのディスクにそのへんのガラクタを封印しておく。今日は魔法が絶好調だからできるだろう」
ウェンディ:「じゃあそれ持ってゲオルグのところにいきます。で、本物のディスク(ただしガラクタ封印済み)を渡します」
ゲオルグ:「……間違いないんだろうな」
ウェンディ:「わたしはこれしか心当たりがありません」
ゲオルグ:「そうか」
ウェンディ:「さあ、バレないうちに帰ってください」
ゲオルグ:「ああ、それからもうひとつ。……次の発売日を調べておいてくれ」
ウェンディ:「は?」
謎の言葉を残して、ゲオルグは去っていった。
ウェンディ:「じゃあキッチンに戻ります」
アルバス:「オレもそろそろキッチンに行こうかな」
オペリオ:「おれも」
GM:「ではヒュプノスと御対面だね。ゾンビとタコ焼きの取り合いになってる」
リューセ:「ほのぼの……」
サリース:「どこが……」
オペリオ:「おなかがすいたからキッチンに行って、冷蔵庫を開ける」
アルバス:「湯葉とか入ってるぞ(笑)。……そういえばお菓子はどうなった?」
GM:「とんがりコーンとかポッキーとか残ってるよ」
アルバス:「これがいいんだよね、焼きトウモロコシ味」
ウェンディ:「生の焼きトウモロコシ……」
アルバス:「それは矛盾してる」
GM:「焼きモロダシ……とか」
オペリオ:「お、いいねえ、焼きモロ出し。そのネタもらった!」
アルバス:「しかも生な」
リューセ:「いーやーだー」
アルバス(とんがりコーンをポリポリかじりながら)「──さあ、オペリオを見たヒュプノスの反応はいかに!」
ヒュプノス:『む!』
オペリオ:「ムッとした?」
GM:「違う違う(笑)」
ウェンディ:「ひょっとして、通の間では有名なんですか、オペリオビッチ=ハイドレンジャーって」
オペリオ:「有名なんだよ!」
ウェンディ:「いえ、北だけじゃなく南キャンバスでも。ビートルズ、まではいかなくても」
アルバス:「チャゲアスみたいなもんか」
オペリオ:「台湾進出したブラックビスケッツぐらいだと思ってくれ」
ヒュプノス(ビシッとオペリオを指差して)『アレだ!』
一同:「はい?」
ヒュプノス:『アレが入ってるソフト……じゃなくて……ディスク……そうディスクだ!』
ウェンディ:「これ、ですか……?」(と言って偽物を渡す)
ヒュプノス:『そうこれだこれだ。……はあ、コレがそうなのか……』(うっとり)
リューセ:「それが欲しかったのね……」
GM:「とそのとき! 天井から『ちょっと待った!』という声が!」
サリース:「見上げる」
GM:「そうすると長髪の男が天井に張り付いている」
サリース:「セフィロス……?」
GM:「それは禁句だ。タナトス、だね」
リューセ:「心の中でパパ、と呼びかけてしまう」(chapter07参照)
アルバス:「パパと呼ぶのはゼナだろう」
GM:「時間軸的にはモトで出会う前だから、面識はないんだけどね。──で、天井からすたっと着地すると、すらっと剣を抜く」
アルバス:「──で、すぐに収める」
GM:「収めへん!」
タナトス:「ディスクを渡してもらおうか」
ヒュプノス:『フン……そうはいかぬ……』
タナトス:「大体リューセ、何故こんな奴にディスクを渡した!?」
リューセ:「私、渡してません」
ウェンディ:「今のうちにここから逃げようかな……」(そろそろとドアの方へ)
タナトス(そのウェンディに剣を向け)「──お前か?」
リューセ:「うん、そう」
ウェンディ:「ちょっとリューセさーん!」
タナトス:「貴様、あのディスクにどれ程の価値があるか、分かっているのか!」
オペリオ:「それはわたしが聞きたい(笑)」
アルバス:「あの、すいません……。争い事なら『船』の外でやってもらえませんか?」
し──ん……

