ゼナ:「じゃあさっそくドックを探しましょう」
GM:「では手近なドックに入った──のだが……」
サリース:「だが?」
GM/ドックのおじさん:「『あァあ、こいつはヒデェな。うちでは修理できないよ』」
リューセ:「あらら……」
GM:「古代超文明の『船』だから、そこいらのドックじゃ修理できないらしい。こんな『船』見たことない、と言っている」
アルバス:「──この人たちは、『船』の修理に生活かけてんじゃないのか?」
GM:「かけてるだろうねェ」
アルバス:「……誰が修理代払うんだ?」
サリース:「あははは、やっぱりその問題に気がついた?」
アルバス:「『船』を修理するとなると、1000タランや2000タランの単位じゃムリだぞ。何万タランという金が必要だ」
ユンケ・ガンバ:「「何万タランという金ならほら、アルバスが今肩にかついでいるだわさ」」
アルバス:「は? この銃はせいぜい700タラン……」
リューセ:「いや、ほら、その銃をちょっとこめかみに当てて……」
アルバス:「ああ、そういうことか」
アルバスに犯罪を教唆するなってば(笑)。
GM/ドックのおじさん:「『こういうのはアレだ、“学者さん”とこ持っていくんだな』」
サリース:「学者さん?」
GM:「文字通り学者なんだけど……こういう『船』を専門に扱ってる人らしい」
プレイヤーP:「名前をシドと言うんじゃ……」
GM:「シドじゃないよ」
アルバス:「じゃあミド」
GM:「違う違う(笑)」
リューセ:「どこに住んでるんです?」
GM:「場所も教えてくれる。ここから少し離れた小島だそうだ」
サリース:「──てことは水に入らないといけないわけね?」
GM:「目に見える範囲だよ」
サリース:「このまま水の上に移動して大丈夫? 沈まない?」
リューセ:「今まで陸の上を浮いてきたんだから、水の上も浮いていけばいいのよ」
アルバス:「いや、ここは燃料費を浮かすためにあえて水に入ろう」
GM:「輝石は無限にエネルギーを供給するから、燃料費なんていらないよ。エネルギー供給が止まったら沈むだろうけど」
サリース:「ヤッパリ沈むんだ……」
リューセ:「とにかく、そこに行ってみようよ。おじさんにお礼を言って、外に出ます」
一行は離れ小島へ向かう。
GM:「さて、水の上を走っていると、イルカの群れが『船』の横手に姿を現す」
サリース:「リューセやリルルは喜びそうね」
ゼナ:「ボクも喜びます(笑)」
GM:「で、リューセがぼぉーっと──ぼぉーっとしてなくてもいいんだけど──見ていると、群れの中に白いイルカがいるのに気づく」
サリース:「そのイルカの額にキズがあったり、少年を乗せてたりはしない?」
GM:「しない」
リューセ:「ああ、こんなときに『エメラルド・アイ』があったら……」
ゼナ:「とりあえずユンケ・ガンバを投げてみようか? 食べるかな?」
アルバス:「ユンケ・ガンバがイルカを食べるんだな?」
ゼナ:「もちろん」
ユンケ・ガンバ:「「銛を撃つ準備をするだわさ」」
アルバス:「銛まであるのか、この『船』は」
GM:「きっとユンケが飛んでいくんだよ。……ガンバかな?」
リューセ:「でもイルカって、実物見るのは初めてかも」
サリース:「うんうん」
アルバス:「白いイルカは航海のお守りになるんだぞ」
サリース:「へーえ……」
アルバス:「──たぶん」
プレイヤーP:「……アルバスの言うことを信用したらダメだって……」
アルバス:「そんな話を聞いたことがないこともない」
サリース:「ないこともない、のね……」
GM:「そうしてるうちに、離れ小島に着くよ」

GM:「さてPよ。君の新キャラどうする? 確かムキムキのきこりだったよね……?」
プレイヤーP:「学者さんの家に居候してるということにしたらダメ?」
安直だけど……まあいいか……。
GM:「では学者さんの家である。ノックをしてからしばらくして、それらしき男が出てくる」
学者:「……どちら様ですか?」
サリース:「あら、ちょっといい男」
アルバス:(顔を見て)「こいつ、ゼナの親父だろ?」
ゼナ:「父さん!」
GM:「ちゃうちゃう」
アルバス:「でもゼナの10数年後ってかんじだぞ?」
サリース:「不精髭がまたちょっとワイルドでいいかも……」
学者:「えーと……何か御用ですか?」
リューセ:「これこれこういうワケでですねェ、うちの『船』がですねェ、イカレちまったんですよ、へっへ〜ん☆」
ゼナ:「リ、リューセさん……?」
GM:「……リューセが壊れた……」
サリース:「もとから壊れっぱなしだってば」
リューセ:「──カクカクシカジカこういうワケなんですよ」(←マトモになったらしい)
学者:「なるほど……。『船』を見せてもらえますか?」
リューセ:「どーぞどーぞ」
リューセたちは、学者──エノク=レイズブルークをエスペルプレーナへと案内した。
学者(エノク):「をを、これはスゴイ……。ふむふむ……ほうほう……なんと! ふゥむ……」
アルバス:「コイツ、ホントにゼナの親父なんじゃないか……?」
エノク:「これはスゴイ! 是非修理させて下さい!」
ゼナ:(目をキラキラさせて)「ボクにもお手伝いさせてください!」
サリース:「ついでに夜のお供にもどーぞ」
ゼナ:「ンなことしません!」
とりあえず、エスペルプレーナを修理用のドックに移すことになった。
サリース:「さて、修理が終わるまでどうしよう?」
リューセ:「そうねェ……」
カ──ン! カ──ン! カ──ン!
リューセ:「は! こんな島で木を切り倒す音が!(笑)」
きこり(プレイヤーP):「たーおーれーるーぞー!!!」
メキメキメキ……バタ──ン!!!
ゼナ:「エスペルプレーナの上に倒れてくるんですね(笑)」
アルバス:「しかもエスペルプレーナの甲板にたまたま出てきたサリースの上にな」
GM:「で、謝りに来るワケか……。よし、採用」
サリース:「ちょっと(笑)。あたしの上に倒れてくるのも決定なの?」
アルバス:「当然だ」
きこり:(どたどたと走ってきて)「どうもスンマセンです」
サリース:「エスペルプレーナって結構高さもあった気が……」
ゼナ:「きっとものすごーく高い木なんですよ。そんな木が何本も生えてる小島」
アルバス:「どんな島だ、そりゃ(苦笑)」
きこり:「えーっと……大丈夫だか? おら、木ィ倒す方向間違えちまって」
リューセ:「危ないじゃないですか。犠牲者まで出たんですよ」
サリース:「あ、ちゃんと犠牲者扱いしてくれるんだ(嬉)」
リューセ:「御冥福をお祈りします」
サリース:「勝手に殺すなー!(泣き笑い)」
きこり:「そっただ、そゆことで。おら、もっと木ィ切らねえといけねえから」
アルバス:「ちょっと待て。まずこの木をどうにかしろ。下の人間はともかく、ジャマだ」
きこり:「あ、これは気ィつきませんでした。おら、世間知らずなもんで」(と言って、その場で薪を作り始める)
サリース:「世間知らずにも限度があると思うけど……?」
ユンケ・ガンバ:「「その前に、輝石があるんだから薪なんかいらないだわさ」」
アルバス:「アウトドア用品」
GM:「エノクが薪で沸かしたお風呂が好きだとか」
アルバス:「そんなことのためだけに居候してるのか?」
GM:「かもしれん」
きこり:「おら、世間知らずだから」
リルル:「あの……お名前は?」
アルバス:「あ、そういえば誰も聞いてないぞ」
きこり:「おら、オードー=キズチだ」


