ここで、時間を少しさかのぼる──
GM:話をエスペルプレーナの方に移すよ。時間も少し戻す。
ガンバ:アイオーンが襲撃したぐらいから?
GM:それは戻しすぎ。みんなが遊園地に行ってから2時間ほど経過したぐらい。──サリース、エスペルプレーナのどこにいる?
ガンバ:エスペルプレーナの脇の上とか。
アルバス:舳先でひとりでタイタニックごっことか。
サリース:時間帯によるかなァ。夕方なら夕飯の支度をしてるだろうし。
GM:まだ昼過ぎ。
サリース:じゃあ部屋でごろごろでしてる。
ガンバ:部屋に回転ベッドしかないもんね。
サリース:殺風景な部屋って設定だし。
アルバス:だからああいう風にデザインした。注文通りだ。
ガンバ:そのワリにはライティングに凝ってたり──
GM:壁や天井が鏡張りだったり──
アルバス:風呂がマジックミラーだったりカラオケセットがあったりするんだよな。
GM:んじゃ、サリースはベッドにごろんとしてて、天井に写ってる自分の姿をぼぉーっと見てるワケだな。
サリース:ちょっと待って、ホントに鏡張りで決定なの?(←どうやら御不満だったらしい)
アルバス:じゃあサイコロを振って、クリティカルが出たら鏡張りじゃないことにしてやろう。
サリース:そういうときに限ってクリティカル振りそうだからやめて。
アルバス:クリティカルならいいんじゃないか。
サリース:あ、そっか。なら────ってちょっと待ってッ! それじゃ、クリティカル以外は鏡張りってこと? それはあんまりじゃ……。
アルバス:(聞いてない)紫のダイスが十の位なー。
リューセ:ファンブルだったら床まで鏡張りね♪
アルバス:(コロコロ)28。普通の鏡張りだな。
サリース:あううう……。イヤだああ……。
GM:むーう、ならスイッチを押すと鏡になるマジックミラーってことにしておこう。──じゃ、ちょっと『心』の『受動』値マイナス20で判定してみて。
サリース:(コロコロ)成功してる。
GM:人の気配がする。
サリース:なら起き上がって、様子をうかがうけど?
GM:誰もいない。誰も見えない。
サリース:??? もう一度気配を探ってみる。
GM:何かがいる気はする。で──お風呂の方の透けるマジックミラーにピシッとヒビが入る。
サリース:……明らかにおかしいじゃん……。でも外に出るにはそのミラーの前を通らないといけないんだよねェ……。
GM:ベッドを回転させて入り口付近まで移動するとか。
サリース:イミないって(笑)。外と連絡を取る方法は?
GM:内線があるよ。
アルバス:ならベッドを回転させて内線のとこまで!
サリース:するかァッ!
ガンバ:実は回転してたのはベッドじゃなくてエスペルプレーナの方だったとか。
アルバス:世界は自分を中心に回っているんだな。
GM:えーと今度は警戒してるだろうから、『心』の『能動』値マイナス20で判定してみて。
サリース:(コロコロ)失敗してる。ギリギリでファンブルじゃない。
GM:何かが顔の横をかすめたかと思うと、頬にシピッと赤い線が。で、血がたら〜。
サリース:う、わァ……(ちょっとビビッてる)。後ろを見ると壁にカードが突き刺さってたり──
GM:しない。気配が動いた気はするね。入り口の方にはいないみたい。
サリース:ドアの方に移動して、いつでも逃げられるようにしつつもう一度気配を探ってみる。(コロコロ)クリティカル。
GM:明らかに部屋の奥に気配が。
サリース:カードを投げる! (コロコロ)ヒットォ!! ダメージ14点!
GM:んーと……(ちょっと考えて)カードが空中に刺さった。んで、すぐにぽとっと落ちる。
ガンバ:これで相手との距離が分かってしまっただわさ。
サリース:血は出ないの?
GM:出ないねえ。
サリース:人外だァ……。……そもそもどこから入ったんだろ……。
ゼナ:部屋に入るときに後ろにくっついてたとか。──あ、通気口からウッシッシかも。
リューセ:確かにクックルックルーフならどこからでも入れるよね。
サリース:……どうしようもない。──部屋の外に出て、ロックして出れないようにしてから、通信機で連絡する。
GM:誰に?
サリース:先生と……ニーヴェさんかなァ。
ゼナ:ビッケは?
サリース:ビッケがいることはアイオーン以外は知らないんだって。
カー:ゴーヴァはまだ動けないカウ?
GM:動くだけなら問題ない。
アルバス:てゆーかみんな呼べよ。
サリース:じゃあ、そうする。
GM:なら、レオとアンが子供連れで真っ先に。
サリース:来るなァァァァ!!!
GM:冗談です。やっぱ一番早いのは部屋が近い先生かな。
エノク:「どうしました?」
サリース:「何かいるッ! 見えない何かが部屋の中にいるッ!」
エノク:「は?」
GM:ニーヴェとゴーヴァと来たよ。
サリース:改めて部屋に何かいることを説明しよう。
ニーヴェ:「見えない『何か』……か。実際見てみないと分かんないわね。開けてみましょ」
おそるおそるドアを開けてみると──
GM:そりゃ、何も見えないわな。ベッドが回ってるだけ(笑)。
ゴーヴァ:カメラのモードを切り替えて、赤外線なんかでも調べてみるけど。あと、空気の密度を調べるとか。
GM:どのモードで見ても、影も形もないね。
ゴーヴァ:『誰もいない……な……』
サリース:おかしいなァ……。消えた……?
GM:さあ、分かんないよォ(ニヤリと笑う)。
サリース:部屋に入って気配を探ってみるけど?
GM:気配はしない。
サリース:うゥーーーん……?
そのとき──
ズドォォォオオオオッ!!!
──空中要塞からの砲撃で、エスペルプレーナが激しく揺れた。
![]()
サリース:「ちょっとなにごとォ!?」
カリストパラス:『上空からの攻撃です!』
サリース:「エスペルプレーナを戦闘モードへ! それからバリア最大出力で展開! 急いで!」
GM:エスペルプレーナに残ったメンバーは……うわー頼りないなー……。──遊園地の人たちはどうするの?
シェオール:どうしようもないな。戦場がマクロすぎる……。
ガンバ:え、戦場がマクロス並? ……ああ、戦場がマクロスの最終回並にヒドイってことだね?
シェオール:そうなのか?
ガンバ:たーっくさんいた敵を地球からピーッと撃ったレーザーだけで消してしまったという、恐ろしい大量殺戮な話だっただわさ。
シェオール:それは確かに恐ろしいな……。
リューセ:それより早く! 『船』に向かって走るゥ!
オードー:確かに急がねェと、大変なことになるだ。
GM:では走っていってる人たち。背後の遊園地がだんだん闇に覆われていくよ。
ガンバ:『虚無』が迫ってきてるんだね。……それはもう、闇に向かって走っていくしかないだわさ(笑)。
GM:やめとけって。……でもそんなかんじ。虚無というか異次元空間というか虚数空間というかとにかくそういう『モノ』が後ろから近づいてきているよ。てことで久々、『体』判定してみて。
コロコロとサイコロを振る一同。
ガンバ:失敗だわさ。さっき言った通りになったね。闇に飲まれていくだわさ〜。
ゼナ:「ガンバーッ!!」
ガンバ:飲み込まれて、エスペルプレーナにたどりつくから大丈夫。
シェオール:……なんでもアリだな……。
マフィ:わたしもしっぱーい!
アルバス:01でクリティカル(笑)。
GM:ものすごい勢いで逃げていったんだね……。
シェオール:マフィを助けにいったら何か大変なことになるか?
GM:大丈夫じゃない?
シェオール:ならマフィを助けにいくぞ! 一応肉体派だし。
GM:じゃあ『技』と『体』で1回ずつ判定ね。マフィももういっかい『体』判定。
こうしてアルバスを筆頭に、全員が何とかエスペルプレーナにたどりついた。
GM:やがて空中要塞『メルカバー』を中心に辺り一面が『闇』に覆われ、エスペルプレーナは黒い海に浮かんでいるような状態になる。
ガンバ:オペラ時空に引きずりこまれたんだね。
GM:別次元に引きずりこまれたかんじはする。
ガンバ:マヌケ時空に(笑)。
カリストパラス:『どうやらあの空中要塞の“力”のようです。逃げ道がなくなりました』
サリース:あの要塞の力だったんだ。てっきり遊園地の方かと思った。
ゼナ:ディラックの海……みたい。
GM:虚数空間の海をぷかぷかと。しかも空中要塞が桁違いに大きいから、弾幕から逃げることもできそうにない。
シェオール:ただでさえ上と下じゃ勝負にならないってのに……。
ゼナ:バリアもいつまでもつか……。
ガンバ:ガラスのようなバリアが(笑)。
アルバス:全員をブリッジに集めた方がいいんじゃないか?
サリース:そうね。ケガ人や病人(ルーベルやリルルやゼナツー)は医務室に集めて。
カリストパラス:『第二波来ます!!』
一同:「うわあッ!!」


