アーケインにたどり着いた一行は、ゲインに状況を説明し、自警団砦の座敷牢(?)にエミリーを監禁した。
そして、エミリーの扱いをどうするかで長い時間──実に1時間近くも話し合い、結局エミリーは監禁したまま放置することに。
GM:(何とかエミリーとドモ・ルールが南への旅に同行できないかなー。さすがに無理かー……)
で、そのドモ・ルールはというと、こっそりエミリーから離れ、リトナの首輪に装着。南へと向かう道中で新しい宿主を探すこととなった。
フウゲツ:俺はアーケインに残るぞ。ブルーのことも心配だが、エミリーを見張っておく必要もある。
シュリ:あたしも……ちょっと、今は旅してる元気ないかも。
GM:ということは……南へいくのは、トパーズ、リトナ、ドモ・ルール、羽ウサギのミケ。そしてメイリア。
リトナ:何て貧弱なパーティ。
トパーズ:ふふふ、最大9999点のダメージを誇る『十六夜』(マフィ)もいないしね。
メイリア:「なんで……」
トパーズ:「ん?」
メイリア:「どうして最強のGシリーズがこんなことに……ッ!」
ドモ・ルール:荒れてる……?
メイリア:「絶対……私が……」
不安な気持ちを抱えつつも、一行は出発する。
トパーズ:がんばってリューセを助けるぞー、おー!
ドモ・ルール:おれは、リトナとは意思疎通はできていいのか?
GM:今、指輪のままの状態なんだよね。
リトナ:ダメだ(きっぱり)。
ドモ・ルール:なんと。
リトナ:お前の声は、誰にも届かない。
ドモ・ルール:いやん。それじゃホントに茶々入れだけしかできないではないか。
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GM:──さて、君たちはオーレオリン帝国を横断し、マダーからビリジャンへ抜け、砂漠を渡り、北キャンバス大陸の最南端、岩砂漠へたどり着いた。第二部のときと同じルートだね。
リトナ:懐かしいね。
GM:クロヌシとフローラがいた砂漠の民の集落の更に南に、南の大陸へ抜けるためのトンネルがある。『幽谷(ゆうこく)の民』と呼ばれる人たちが、手刀で掘ったものらしい。
プレイヤーC:あ、南へ道って存在するんだ。てっきりないものかと。
GM:そのトンネルも、通ってはいけないというものではない。……命が惜しくなかったら、通っていいよというものだ。
トパーズ:それって……。
リトナ:じゃあ、やめよう(あっさり)。
ドモ・ルール:正しいな、それは。
GM:──というドモの声は誰にも聞こえない、と。
トパーズ:ここを通っていくしかないのかなー。前に南にいったときも、ここ通ったんだっけ?
GM:前は『十六夜』で空間を斬った。
トパーズ:じゃあ今回もそれで……──って、マフィがいないんだった〜。
リトナ:彼女をこれ以上冒険とかに巻き込まないでやってくれ。さっさと結婚して、人並みのささやかな幸せを手に入れるのが夢なんだから。
トパーズ:あうー……。──しょーがない、いこうか。
プレイヤーD:トパーズと……メイリアとリトナだけか。女と猫しかいないってのはあまりに危険じゃないか?
ドモ・ルール:おれもいるがな。
プレイヤーD:指輪だろ、今は。
リトナ:シェオールはどこにいったんだ。
トパーズ:どこにいったんだろうね。……てっきり結ばれると思ってたのにね。
リトナ:プレイヤーがいないヤツのことをアレコレ言っても仕方がない。暗いとこは平気だし、いこう。
ドモ・ルール:いざとなれば逃げられるしな。
一行は洞窟の奥へ。
GM:ランタンを持って洞窟を進む。ときどきカサカサカサと何が動く気配がするけど、今のところ特に異常はない。
ドモ・ルール:カニか?
GM:さすがにカニはいないんじゃないかな。
リトナ:ゴキかな?
トパーズ:う……。
リトナ:マックロクロスケかも。
GM:ではここで聴覚判定。
リトナ:(コロコロ)成功してる。
GM:では、洞窟内の空気がビリビリビリと震えるような「うぉおおおおおおおああああ……!!!」という獣の咆哮のような声が、奥から聞こえた。
トパーズ:それは……判定に失敗しても聞こえそうな気が。
ドモ・ルール:ドモさんだー!!!
GM:ドモさんはお前だ。
ドモ・ルール:間違えた、ビオさんだー!
リトナ:「メシ食わせろー!」と?
GM:「腹へったぞー!!!」とか、ね。
ドモ・ルール:どうやら間違いなさそうだな。
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気が付くと、ビオは真っ暗な洞窟の中にいた。近くにあった泉で喉を潤し、真っ暗な道を進む。
道はゆるやかに曲がっているようだ。
「知っているぞ。手をついてずーと壁沿いにいけば、出口につくはずだ」
ビオは歩き始めた。
プレイヤーC:──が、道がリング状になってて内側に手をついてたので、ずーと同じところをぐるぐると。
ビオ・サバール・ローレンラウシェン:頭悪すぎるだろ、それ。
トパーズ:でもビオだし。
ビオ:この洞窟にどのくらいの間いるのかにもよるな。
GM:一日二日、かな。魔界組の到着時間には少しズレがあるので。
ビオ:それぐらいなら……ぐるぐる回っておくか(笑)。
リトナ:同じ泉で、何度も喉を潤しながら。
ビオ:水が豊富だな、と思いつつ。
GM:そして食べ物の匂い──トパーズの食料──に気づき、ようやく道を反れた、と。
ビオ:「うぉおおおおああああああ……!!!」
GM:──そんなワケで、トパーズ。君の前から、トカゲの化け物が突進してくる。
トパーズ:『ロード・オブ・ザ・リング』みたい。
リトナ:『ロード・オブ・ザ・リング』──わっかの道。まさにドモさんにピッタリじゃないか。
ビオ:「うおお、人がいるじゃねーか!!!」
トパーズ:「しゃべった……。──トカゲさん、こんにちわ」
ビオ:「お……おお。こんにちわ」
この反応に、トパーズ大受け。
ドモ・ルール:ビオさんの姿を見ても驚かないんだ。
GM:今までも、土地神とか魔族とか見てきてるだろうし。……メイリアは驚いてるだろうけど。
トパーズ:「ここで、何をしてるんですか? ここ、あなたのおうち?」
ビオ:「いや……俺は、ここから出てぇんだけどよ。どこまでいっても出口がねえんだ」
トパーズ:「え、この奥ってそんなに長いの……?」
ビオ:「お前らどこから入ったんだ? この先に出口があるのか?」
トパーズ:「出口はあるけど……出ても、すぐ砂漠だよ。あたしたちは、この奥にある南の大陸にいくんです」
ビオ:「そうなのか。でもよ、俺はもう何時間も(←ホントは24時間以上)歩いてたが、出口はねえぞ。……水はいっぱいあるが」
ドモ・ルール:てゆーか、そろそろ我々に気づいてくれー。
リトナ:オレは気づいてるんだけどね。
ドモ・ルール:だったら何かしゃべれー!
リトナ:今は普通のネコってことにしてるから。
ビオ:(リトナに気づいて)「あああああー!!! ネコー!!!」
リトナ:しれっと視線をそらす。
トパーズ:「お知り合いですか?」
プレイヤーC:お尻はイヤですか?
ビオ:「知り合いも何も、ほれ、俺はそいつらと、えと、なんだ、デッカイ穴、じゃなくて門、をだな……」
リトナ:マズイな。それ以上しゃべるなって、どうやってビオさんに伝えよう。
ビオ:「そいつらとくぐったら、ここにいたんだ」
トパーズ:「えーと……」(←さっぱりイミが分からなかったらしい)
リトナ:ふう……。バカでよかった(笑)。
トパーズ:錯乱してるのかな……? ……とりあえずごはんあげるから、ゆっくりしてから、また話を聞かせてね。
ビオ:「ありがてぇ」
トパーズ:あんまりたくさんはないけどね。
リトナ:ビオさんが飯食ってる間に、立体的だから登りたくなったというそぶりで、ビオさんの耳元に近づこう。ある程度、あらましを話しておかないと。
ビオ:「近寄るな、ネコ」
リトナ:うおい!
何とかビオに触れないように近くの岩場に登ったリトナは、ビオにささやきかける。
リトナ:「ビオさん、ビオさん」
ビオ:「うお!(驚) ……ど、どこから話しかけてるんだ?」
リトナ:「そーいうことを気にしてはいけない。……かいつまんで話すけど、アリアが南の大陸にいる」(ひそひそ)
ビオ:「南? 南ってどっちだ?」
トパーズ:「あっちです。あなたがやってきた方」
リトナ:「とにかく、南にアリアがいる。彼女たちが道に詳しいから、それに従った方がいい」(ひそひそ)
ビオ:「お、おう、分かった」
リトナ:「それから、オレ、普通のネコってことになってるから、話しかけないでね」(ひそひそ)
ビオ:「分かった」
ドモ・ルール:おれのことも話しておいてー。
リトナ:いや……それはいいかな、って。
ドモ・ルール:おいおい。
リトナ:というか、ネコって3歩歩けば忘れるから……。
GM:それ、鳥。
リトナ:……ネコは3日で恩を忘れるから……そろそろ首に下げてるのがドモだってことも忘れてる。
ドモ・ルール:ちょっと待てーい!!!
てことで洞窟を進むこと数時間、無事、外へたどり着いた。
トパーズ:ほら、ね。
ビオ:「ををぉ〜!!! ……でもよ、なんか変な空だな。青いしよ」
トパーズ:「え?」
ビオ:「不気味な色だ。なんかよくねえことが起こる前兆なんじゃねえか……?」
トパーズ:「……??? こんなにいいお天気なのに……」


