OP.2[光の庭で]-Jouney to the truth- 04

 半独立都市アーケイン──

 アーケインにたどり着いた一行は、ゲインに状況を説明し、自警団砦の座敷牢(?)にエミリーを監禁した。

 そして、エミリーの扱いをどうするかで長い時間──実に1時間近くも話し合い、結局エミリーは監禁したまま放置することに。
 

GM:(何とかエミリーとドモ・ルールが南への旅に同行できないかなー。さすがに無理かー……)
 

 で、そのドモ・ルールはというと、こっそりエミリーから離れ、リトナの首輪に装着。南へと向かう道中で新しい宿主を探すこととなった。
 

フウゲツ:俺はアーケインに残るぞ。ブルーのことも心配だが、エミリーを見張っておく必要もある。

シュリ:あたしも……ちょっと、今は旅してる元気ないかも。

GM:ということは……南へいくのは、トパーズ、リトナ、ドモ・ルール、羽ウサギのミケ。そしてメイリア。

リトナ:何て貧弱なパーティ。

トパーズ:ふふふ、最大9999点のダメージを誇る『十六夜』(マフィ)もいないしね。

メイリア:「なんで……」

トパーズ:「ん?」

メイリア:「どうして最強のGシリーズがこんなことに……ッ!」

ドモ・ルール:荒れてる……?

メイリア:「絶対……私が……」
 

 不安な気持ちを抱えつつも、一行は出発する。
 

トパーズ:がんばってリューセを助けるぞー、おー!

ドモ・ルール:おれは、リトナとは意思疎通はできていいのか?

GM:今、指輪のままの状態なんだよね。

リトナ:ダメだ(きっぱり)。

ドモ・ルール:なんと。

リトナ:お前の声は、誰にも届かない。

ドモ・ルール:いやん。それじゃホントに茶々入れだけしかできないではないか。

GM:──さて、君たちはオーレオリン帝国を横断し、マダーからビリジャンへ抜け、砂漠を渡り、北キャンバス大陸の最南端、岩砂漠へたどり着いた。第二部のときと同じルートだね。

リトナ:懐かしいね。

GM:クロヌシとフローラがいた砂漠の民の集落の更に南に、南の大陸へ抜けるためのトンネルがある。『幽谷(ゆうこく)の民』と呼ばれる人たちが、手刀で掘ったものらしい。

プレイヤーC:あ、南へ道って存在するんだ。てっきりないものかと。

GM:そのトンネルも、通ってはいけないというものではない。……命が惜しくなかったら、通っていいよというものだ。

トパーズ:それって……。

リトナ:じゃあ、やめよう(あっさり)。

ドモ・ルール:正しいな、それは。

GM:──というドモの声は誰にも聞こえない、と。

トパーズ:ここを通っていくしかないのかなー。前に南にいったときも、ここ通ったんだっけ?

GM:前は『十六夜』で空間を斬った。

トパーズ:じゃあ今回もそれで……──って、マフィがいないんだった〜。

リトナ:彼女をこれ以上冒険とかに巻き込まないでやってくれ。さっさと結婚して、人並みのささやかな幸せを手に入れるのが夢なんだから。

トパーズ:あうー……。──しょーがない、いこうか。

プレイヤーD:トパーズと……メイリアとリトナだけか。女と猫しかいないってのはあまりに危険じゃないか?

ドモ・ルール:おれもいるがな。

プレイヤーD:指輪だろ、今は。

リトナ:シェオールはどこにいったんだ。

トパーズ:どこにいったんだろうね。……てっきり結ばれると思ってたのにね。

リトナ:プレイヤーがいないヤツのことをアレコレ言っても仕方がない。暗いとこは平気だし、いこう。

ドモ・ルール:いざとなれば逃げられるしな。
 

 一行は洞窟の奥へ。
 

GM:ランタンを持って洞窟を進む。ときどきカサカサカサと何が動く気配がするけど、今のところ特に異常はない。

ドモ・ルール:カニか?

GM:さすがにカニはいないんじゃないかな。

リトナ:ゴキかな?

トパーズ:う……。

リトナ:マックロクロスケかも。

GM:ではここで聴覚判定。

リトナ:(コロコロ)成功してる。

GM:では、洞窟内の空気がビリビリビリと震えるような「うぉおおおおおおおああああ……!!!」という獣の咆哮のような声が、奥から聞こえた。

トパーズ:それは……判定に失敗しても聞こえそうな気が。

ドモ・ルール:ドモさんだー!!!

GM:ドモさんはお前だ。

ドモ・ルール:間違えた、ビオさんだー!

リトナ:「メシ食わせろー!」と?

GM:「腹へったぞー!!!」とか、ね。

ドモ・ルール:どうやら間違いなさそうだな。

 気が付くと、ビオは真っ暗な洞窟の中にいた。近くにあった泉で喉を潤し、真っ暗な道を進む。

 道はゆるやかに曲がっているようだ。

 「知っているぞ。手をついてずーと壁沿いにいけば、出口につくはずだ」

 ビオは歩き始めた。
 

プレイヤーC:──が、道がリング状になってて内側に手をついてたので、ずーと同じところをぐるぐると。

ビオ・サバール・ローレンラウシェン:頭悪すぎるだろ、それ。

トパーズ:でもビオだし。

ビオ:この洞窟にどのくらいの間いるのかにもよるな。

GM:一日二日、かな。魔界組の到着時間には少しズレがあるので。

ビオ:それぐらいなら……ぐるぐる回っておくか(笑)。

リトナ:同じ泉で、何度も喉を潤しながら。

ビオ:水が豊富だな、と思いつつ。

GM:そして食べ物の匂い──トパーズの食料──に気づき、ようやく道を反れた、と。

ビオ:「うぉおおおおああああああ……!!!」

GM:──そんなワケで、トパーズ。君の前から、トカゲの化け物が突進してくる。

トパーズ:『ロード・オブ・ザ・リング』みたい。

リトナ:『ロード・オブ・ザ・リング』──わっかの道。まさにドモさんにピッタリじゃないか。

ビオ:「うおお、人がいるじゃねーか!!!」

トパーズ:「しゃべった……。──トカゲさん、こんにちわ」

ビオ:「お……おお。こんにちわ」
 

 この反応に、トパーズ大受け。
 

ドモ・ルール:ビオさんの姿を見ても驚かないんだ。

GM:今までも、土地神とか魔族とか見てきてるだろうし。……メイリアは驚いてるだろうけど。

トパーズ:「ここで、何をしてるんですか? ここ、あなたのおうち?」

ビオ:「いや……俺は、ここから出てぇんだけどよ。どこまでいっても出口がねえんだ」

トパーズ:「え、この奥ってそんなに長いの……?」

ビオ:「お前らどこから入ったんだ? この先に出口があるのか?」

トパーズ:「出口はあるけど……出ても、すぐ砂漠だよ。あたしたちは、この奥にある南の大陸にいくんです」

ビオ:「そうなのか。でもよ、俺はもう何時間も(←ホントは24時間以上)歩いてたが、出口はねえぞ。……水はいっぱいあるが」

ドモ・ルール:てゆーか、そろそろ我々に気づいてくれー。

リトナ:オレは気づいてるんだけどね。

ドモ・ルール:だったら何かしゃべれー!

リトナ:今は普通のネコってことにしてるから。

ビオ:(リトナに気づいて)「あああああー!!! ネコー!!!」

リトナ:しれっと視線をそらす。

トパーズ:「お知り合いですか?」

プレイヤーC:お尻はイヤですか?

ビオ:「知り合いも何も、ほれ、俺はそいつらと、えと、なんだ、デッカイ穴、じゃなくて門、をだな……」

リトナ:マズイな。それ以上しゃべるなって、どうやってビオさんに伝えよう。

ビオ:「そいつらとくぐったら、ここにいたんだ」

トパーズ:「えーと……」(←さっぱりイミが分からなかったらしい)

リトナ:ふう……。バカでよかった(笑)。

トパーズ:錯乱してるのかな……? ……とりあえずごはんあげるから、ゆっくりしてから、また話を聞かせてね。

ビオ:「ありがてぇ」

トパーズ:あんまりたくさんはないけどね。

リトナ:ビオさんが飯食ってる間に、立体的だから登りたくなったというそぶりで、ビオさんの耳元に近づこう。ある程度、あらましを話しておかないと。

ビオ:「近寄るな、ネコ」

リトナ:うおい!
 

 何とかビオに触れないように近くの岩場に登ったリトナは、ビオにささやきかける。
 

リトナ:「ビオさん、ビオさん」

ビオ:「うお!(驚) ……ど、どこから話しかけてるんだ?」

リトナ:「そーいうことを気にしてはいけない。……かいつまんで話すけど、アリアが南の大陸にいる」(ひそひそ)

ビオ:「南? 南ってどっちだ?」

トパーズ:「あっちです。あなたがやってきた方」

リトナ:「とにかく、南にアリアがいる。彼女たちが道に詳しいから、それに従った方がいい」(ひそひそ)

ビオ:「お、おう、分かった」

リトナ:「それから、オレ、普通のネコってことになってるから、話しかけないでね」(ひそひそ)

ビオ:「分かった」

ドモ・ルール:おれのことも話しておいてー。

リトナ:いや……それはいいかな、って。

ドモ・ルール:おいおい。

リトナ:というか、ネコって3歩歩けば忘れるから……。

GM:それ、鳥。

リトナ:……ネコは3日で恩を忘れるから……そろそろ首に下げてるのがドモだってことも忘れてる。

ドモ・ルール:ちょっと待てーい!!!
 

 てことで洞窟を進むこと数時間、無事、外へたどり着いた。
 

トパーズ:ほら、ね。

ビオ:「ををぉ〜!!! ……でもよ、なんか変な空だな。青いしよ」

トパーズ:「え?」

ビオ:「不気味な色だ。なんかよくねえことが起こる前兆なんじゃねえか……?」

トパーズ:「……??? こんなにいいお天気なのに……」



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