ACT3.0[かえるべきばしょ] 04

ユリア:サデルおじいさんはどこに住んでるの?

GM:『魔王の森』の入り口だよ。他のきこりたちは『魔王の森』で木を切ろうとはしないから、行けばすぐに分かるだろう。

ユリア:なんだ、ゴブリンだったんですね〜。

GM:違うぞ。

ユリア:『魔王の森』へ行きましょ〜!

GM:街の人は普段近づこうとしない森なんだけど。

ユリア:恐怖に対する耐性は高いからダイジョーブ。
 

 ユリアは『魔王の森』へ。
 

ユリア:小屋が見つかるかな? (コロコロ)見つかった。

GM:ふむ。でもこんな時間だから、当然小屋には誰もいない。

ユリア:ひとり暮らし?

GM:うん、サデルは独身だよ。人間嫌いなところがあるし。

エミリー:小屋の周りに、子供を埋められそうな穴を掘った跡とかは?

GM:ねーよ(笑)。

ユリア:木を切りにいったんだろうな、という発想ができるかな? (コロコロ)できたみたいだね。

GM:そこまでおバカさんなのか?

ユリア:耳をすましてみよう。耳はいいから。

GM:では聞き耳判定。

ユリア:(コロコロ)成功してる。

GM:ではあっちかな、と方向は定められた。ところがここは迷いの森、下手に踏み込むと迷うよ。

ユリア:気にしない。──さあ、足を踏みだそー!

GM:(行くのか……)じゃあさっきの聞き耳判定の成功を考慮して……55%の成功率で。

ユリア:(コロコロ)迷った。
 

 一同、大笑い。
 

ユリア:いきなり遭難ですぅ〜!

レイチェル:どうするんだ、一体。

GM:誰かが気づくまで、このままだろうね。──じゃ、場面を移そう(笑)。

 武器屋(金物店)『アイゼン』──

レイチェル:「今日は、聞きたいことがあって来ました」

ドッガー=ブラッシュ「おう、何でも聞いてくれ。商売の邪魔にならねー程度ならな」

レイチェル:「昨夜、どこにいましたか?」

ドッガー:「スティールんとこさ。村長らと呑んで……店を出たのは0時を回ってたな」

レイチェル:「そのまま家へ?」

ドッガー:「おうよ」

GM:1時ぐらいには帰ってきたと、奥さんも証言してくれるよ。それより、息子の夜遊びの方が問題らしい(笑)。

キャデット=ブラッシュ(バツの悪そうな顔をしている)

レイチェル:(スススッと近寄って)「そのへんの話を、詳しく」

キャデット:「友達と遊んでただけだよ」

シュリ:レイチェル、確保だッ!

GM:するな(笑)。

ユリア:シュリと遊んでいたというのはどうかな?

GM:相手はシュリじゃないよ。まあ、普通の友達だな。別に不良仲間とか、そういうのではない。

キャデット:「あ、そういや……」

レイチェル:「何か思い出したことでも?」

キャデット:「怪しい3人組を、見たぞ」

レイチェル:「顔とか、姿とか、覚えている?」

キャデット:「いや、あんま気にしてなかったから……──あ、ひとりガタイがいい大きいのがいたな。……つーても、マントみたいの着てたからよく分かんねーけど」

レイチェル:「マント……」

キャデット:「あとは普通のが2人……ひとりはちょっと細かったかな。顔とかは、よく見えなかった」

レイチェル:「どっちの方へ向かっていたか分かる?」

キャデット:「そうだな……あの方向だと……病院か教会じゃないか? ……オレが分かるのは、それぐらいだよ」

レイチェル:「ありがとう」

 自警団の砦──

シュリ:「怪しい人影か……」

レイチェル:(うなずく)

シュリ:あたしたちがユリアがいないのに気づくかどうかは後回しにして……村長のことを思い出すかどうかも後回しにして……ガタイのいい人で、思い当たる人いるかな?

GM:ドッガーはガタイがいいけど背は低いからね。

シュリ:サデルじーさんもそうよね。

エミリー:アズーレさんは大柄だけど……女性の中では、ってぐらいだし。

GM:レイチェルは?

レイチェル:私は、細い。

GM:肩パーツが出っ張ってるから、マントを羽織れば大きく見えるかも(笑)。

シュリ:「該当者ナシか……」

GM:(そりゃそうだろうな……)

シュリ:はい、迷宮入り決定!

レイチェル:ケイゾク……。

エミリー:もう一度おさらいすると……肉や野菜が盗まれてて、お菓子には手をつけてなかったんですよね?

シュリ:食料を生で持ち出して、そのまま食べるとも思えないし……。──物取りに見せかけた誘拐なのか、誘拐に見せかけた物取りなのか……。
 

 そこへ、モッカシンが薬を届けにやってくる。
 

シュリ:やっと出番だね、モッカシン。

モッカシン=D=モッカシン「Yo、薬だぜ」

エミリー:「あ、受け取りのサインお願い」

シュリ:「つーか、個人的なモノだし」
 

 シュリは魔法に関してはもともと付け焼き刃な上、本人の信教心も弱いため、効果も薄い(7割程度)

 そこで、魔法を医学と結びつけて効果を高めるようにしているのである(隣接で1.2倍程度)

 これをM.D.S(Magic Delivery System)といい、そのための薬をモッカシンから買っているのだ。
 

シュリ:薬買って治療するのって、魔法買って攻撃してたアルバスとかぶってて何かイヤ(笑)。

GM:普通に回復魔法は使えないの?

シュリ:あたしも両親も聖職者じゃないし。

GM:お父さん、聖職者じゃなかったっけ?

シュリ:自分で起こしたようなインチキ宗教だし。世を欺く仮の姿だし。

GM:じゃあダメだ(笑)。

モッカシン:「ん? 何か暗いなエブリワン。どーかしたかYo?」

シュリ:「大したことじゃないんだけどね、子供が3人ぐらい行方不明なの」

モッカシン:「誰が?」

シュリ:山下と田中と野村。

エミリー:「ボッツとヤオとキリーです」

モッカシン:「ボッツ? ……さっき、ボッツ見たぞ?」

エミリー:「どこでー?!」(と言いながらドラゴンスクリュー)

レイチェル:「どこで!」(エミリーと二人でブレーンバスター)

モッカシン:「あがががががが……噴水のあたりだってばYo」

エミリー:走れー! 皆まで聞く前に走りだします!

GM:んー、まさにクレリア。

モッカシン:「OK、みんなでチェケラッ!」
 

 エミリーにつられて走りだす一同。モッカシンやカーキ、シア、スリーアイも一緒だ。

 そして……
 

村長:「……ひょ?」(←忘れられてる)

GM:噴水前に来たけど……もちろんボッツの姿はない。

エミリー:やっぱり……。そんな気はしてました。

シュリ:そこらへんに、誰かいる?

GM:(いそうな人……誰かな……ランダムで……)マーロがいる。

エミリー:「ボッツ見ませんでした?」

マーロ:「ボッツ……? 見たような、見なかったような……」

エミリー:「はっきりしろーッ!」

マーロ:「んなこと言ってもよぉ……。ただ、子供は見た気がするな」

エミリー:「その子はどっちへ?」

マーロ:「あっち、かな。北の方というか、『森』の方というか」

シュリ:「さんきゅ!」

マーロ:「お、おう……」
 

 北の方へ向かう一行。今度は買い物帰りのセツに出会う。
 

エミリー:(副)領主の奥さんで、目が見えない人ですよね。

GM:そうだよ。だから杖をついて歩いている。たくさんの足音がしたから、ちょっと驚いてるようだ。

エミリー:「かくかくしかじかで……」(と事情を説明)

セツ=オルドレース「ヤオちゃんなら、さっき会いましたよ」

エミリー:「本当ですか?」

セツ:「ええ、『食べ物持ってない?』って聞くから、お菓子をあげたけど……何だったのかしら」

レイチェル:「ヤオちゃんはどっちへ?」

セツ:「商店街の方へ走っていったみたいよ」

レイチェル:「私がいく」

エミリー:「よろしく。わたしたちは、このまま『森』へ向かいますから」



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