ACT5.0[きみはほほえんだ]

ユリア:そういえばお客人は?

GM:トパーズはお仕事があるから。マフィとシェオールはパーティに来てもいいけど……あの二人が踊るとは思えないな。

マフィ(シュリ):シェオール引きずってパーティいこうかな。

シェオール(ヴァイス):そしてそれに抵抗してる、と。

ユリア:シェオールの性格は5年の間にどうにもならなかったの?

シェオール:ならないように努めてるんじゃないだろうか。

マフィ:5年もあったけど……トパーズとの仲は少しは進展したの? ○ったの?

ユリア:そっちが問題。

シェオール:どうなんだろうな(笑)。

GM:第二部に出てきた土地神の『万能薬』を求める旅があったのかなかったのか、俺は知らないけど……。

マフィ:3人でいて、どちらもてごめにされなかったの?

トパーズ(フウゲツ):だから、主人と飼い犬のような関係になっちゃったんじゃないの? 『シェオールと愉快な主人たち』になったんじゃ。

シェオール:そうなるだろー、あの話の流れじゃ。

マフィ:あの流れじゃ、普通はそうはならないよ。

シェオール:そうかぁ? かなり引きずられまくってた気がするぞぉ。

マフィ:森に帰ったのかな?

GM:一度は帰っただろうけど……安住はしてないだろうねぇ。

トパーズ:どーせ、ふらふらしてるんだって。

ユリア:マフィの性格は、解放されたんだっけ?

GM:解放(?)されたけど……あんまり変わらなかった。年相応の無邪気さを……。

ユリア:年相応って……今いくつ?

GM:29歳。

マフィ:そろそろ結婚したいねー。

GM:(しみじみと)そっかー、シェオールは変わらずかー……。

マフィ:変わらずかー……。

トパーズ:変わらずかー……。

マフィ:ロマンスのひとつもあっていいと思うんだけどなぁ、5年も一緒にいれば。

トパーズ(のプレイヤー):あたしに言っといてくれれば、もっと違ってたかもしれないのに……。

レイチェル:……バカ。

シェオール:なんでバカとまで言われないといけないんだ。

マフィ:そのうちトパーズにも彼氏ができて。

シェオール:(俺が)捨てられて。

トパーズ:その前に拾ってないってかんじなんだけど……。それともやっぱあたしは『愉快なご主人』だったの?

マフィ:シェオール、仏門に下ったらイヤだね。

トパーズ:月の民に妙に馴染んじゃうのね。

ユリア:今、『月の船』ってどうなってるの?

GM:落ちたよ。そこから脱出してきたのがトキオさんたちだから。

ユリア:残骸とかは?

GM:宇宙空間で木っ端微塵だったから。

ユリア:でも『船』と運命をともにした人たちもいたんだよね?

GM:いただろうね。カラはっさばいて……──どうするんだ(笑)、ハラかっさばいて、だよ。

フウゲツ:そんな、髭将軍的ギャグを……。

GM:話を戻すけど──シェオール、ダメじゃん。弟(ゼナ)はがんばってるのに。

マフィ:ダメな兄貴だねー。

トパーズ:弟よりおいしいシチュエーションだったのに。

マフィ:そうだよ、あるイミより取り見取りだったのに。──トパーズでしょ、マフィでしょ、ゼナツーでしょ。

GM:ゼナツー(妹)はヤバイだろ。

トパーズ:そしてゲオルグ(笑)。

GM:んなアホな。

マフィ:はあ……。あのままいけば絶対シェオールとトパーズはくっつくと思ったんだけどなぁ。

トパーズ:あたしもそう思った。

シェオール:俺もそう思ったんだけどね。

GM:なんだそりゃ。さっき違うって言ったじゃないか。

レイチェル:何なんだ、アナタは。

マフィ:どうなの、そこらへん。

シェオール:んー……。

GM:アレか? 他人のキャラとして見たらくっつくだろうなーと思うけど、自分のキャラとして見たら違うってことか?

シェオール:そうそう、そんなかんじ。

マフィ:あれだけの状況ができあがっていて、いざ再登場してみたら全然その気配はないんだね。

レイチェル:スゴイ裏切りだ。

シェオール:確かにスゴイ裏切りだよな……。

GM:お前は全国3000万のMONDファン(推定)を裏切ったんだ!

トパーズ:そっちがそうなら、こっちもこうだ! てことで『シェオールと愉快なご主人たち』だったのね。

マフィ:それか、『シェオールと、ただの他人です』とか。

シェオール:だったら、何で未だに一緒に旅してるんだか。

マフィ:シェオールは今でも仲間だと思ってるんだけど、トパーズとマフィにしてみれば何で未だについて来てるのか理解に苦しむ、とかね。

ユリア:連れて来たけど、つまんなかったから「どうしよう……」っていう状態なのれすね。

シェオール(のプレイヤー):どんどんシェオールが哀れになってきた……(←誰のせいだよ、おい。「GMが俺なんかにキャラを割り振ったのが悪い」とか言うんじゃないだろうな)

マフィ:何にもなし、か……。

トパーズ:何だか逆に自信なくしそう。女としての魅力がなかったんだって。……いいよ、もう。旅に出るよ。

マフィ:わたしはそろそろ落ち着きたいなー。

GM:マフィはどういうのが好みなんだろうね。……ゴーヴァ?

マフィ:あれは、家を建てるときに参考にするから。

GM:さあ、どうするシェオール。どうするどうする?

シェオール(のプレイヤー):シェオールの性格って、俺が決めていいの?

GM:決めていいって前に言ったぞ。

マフィ:何年やってると思ってるのよ。自分のキャラのことでしょー。

シェオール:……分からん。

マフィ:アンタが分かんないわよ。

シェオール:シェオールはまだ……ダメなのか、やっぱ?

GM:それは、5年の間に何をしてきたかによるだろうね。

マフィ:前回、『大いなる遺産』に「○ちますように」って祈ったんじゃなかったの?

GM:「俺はいいから、ゼナツーを普通の身体にしてくれ」って祈ったの。後でメッチャ落ち込んだんだけどね。「……誰か俺のこと祈ってくれると思ってたのに」(一同大笑い)

シェオール:それがコンプレックスで、未だに一歩踏み出せないでいるんだよ。

マフィ:それならそれで、他の楽しみ方もあるでしょうに。

トパーズ:やめてよー。

レイチェル:生々しいから。

トパーズ:愛がないのはイヤ。愛があるなら、愛があるなりのことをしてくれるはず。表現の仕方はいろいろだろうけど。

マフィ:その気配すらなかったんだね。

トパーズ:それとも、よほど奴隷生活がよかったのか。

GM:クールを装っているけど、実はそういうヤツだったと。

トパーズ:ドッグ・シェオールとして。

GM:じゃ、話を戻すか。……これだけ話しても何の結論も出なかったとは。無駄な時間を過ごしたな。


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