フウゲツ:何か出そうだ〜! うあぁぁ〜!
GM:(判定の結果を聞いて)成功した人いるね? ──では、今度はこのような人影が2つ。
フウゲツ:イヤだ〜! イヤだイヤだイヤだ〜!
GM:顔は違うけど、先程と似たような『仮面の人』がふたり。
フウゲツ:また出た〜! ひいぃぃぃ〜!
ヴァイス:なんか……中国の劇で出てきそうだね。
シュリ:それは、もちろん仮面じゃないんでしょ?
GM:仮面です。
エミリー:「アンタたち……何者なの!?」
シュリ:何者げな言われたばってんくさくさ。
レイチェル:スコープを通して見てみる。実体があるのかどうか。
GM:明らかに実体はない。
レイチェル:では下がりましょう。
GM:……怖いのね。
フウゲツ:俺もでーす。
ヴァイス:ホント、何者なんだ……?
GM:彼らは何もしゃべらない。ただお互いを見て、何か意志疎通をしているようだ。
フウゲツ:声がないと、ホントに怖い……。
エミリー:この2つの他にはいない?
GM:ご要望なら、背後にもうひとり。
フウゲツ:わーッ! (顔を見て)──あ、最初のよりは怖くない。
シュリ:(じっと観察して)危害を加える気配はなさそうね……。
GM:そうだね。
シュリ:でも目をそらした瞬間襲われるわよ、気をつけて!
GM:何でやねん。──背後のヤツが何かを伝えるようにうなずき、それに答えるように前のふたりもうなずく。
フウゲツ:うーむ……シュリの後ろに隠れておこう(笑)。
レイチェル:私は、どこかいこうとします。
エミリー:逃げるなー! 錯乱するなー!
GM:そしてマントの下から白い手を出すと……ある方向を指差す。そして、消えてしまう。
シュリ:………………。軽く頭を下げて、そっちへ歩いていこう。
レイチェル:90度違う方向へ進む。
フウゲツ:おーい、どこへいくんだ〜!(笑)
ヴァイス:……どっちいったらいいか分かんないし、指差された方にいくしかないか。
シュリ:だまされたと思ってそっちにいって、途中でやっぱりだまされてたことに気づくのね。
フウゲツ:もしそうだとしてもそのとき悩めばいい!
シュリ:どうせ迷ってるんだから、今迷ってもこの先で迷っても一緒!
フウゲツ:そうだー! いくぞー!
レイチェル:……その前に、誰か私を止めてください(笑)。
フウゲツ:レイチェル〜! 俺をひとりにするな〜!
シュリ:あ、こんなところに猫が!
レイチェル:……戻ってこよう。
GM:猫はいないよ。
レイチェル:いや、猫ではなくて。
(約2名が)ビクビクしつつも、指差された方向に進んでいく。
一行は、さらに2時間ほど彷徨った。
GM:もう夕方の5時〜6時だ。11月も下旬だから、日が暮れてしまいそうだね。
ユリア:あ、お店(酒場)にいかないと(笑)。
エミリー:暗いと、ますます道に迷いやすくなりますねぇ……。
シュリ:タイマツとか、星とか、月とか、歯とか、何か光るモノがあれば大丈夫じゃない?
エミリー:最後のは何?
ヴァイス:魔法の明かりを灯すよ。(コロコロ)こんなところで無意味にクリティカル……。
GM:一瞬、真昼のように明るくなるのか?
ユリア:ヴァイスの方を見てた人は失明してしまうけど、誰もヴァイスなんか見てないからダイジョウブ!
ヴァイス:げふぅ……。
フウゲツ:いきなり光るとビックリするじゃないか。思わずシュリの肩をつかんでしまうぞ。
シュリ:……うれしいような、そうじゃないような……。
GM:では、誰か『迷うかどうか判定』と『経過時間』のサイコロを振ってくれる?
フウゲツ:(コロコロ)……よし、迷ってない!
エミリー:(サイコロの出目を半分にして)でも5時間経過。
GM:5時間!? そんなバカな(笑)。
エミリー:もう夜の10時ですよぉ?
GM:いくらなんでも5時間は迷わないよなー、普通……。
シュリ:(サデルを見て)「何のための案内人なのかサッパリだわ」
サデル:(空になった酒ビンを振って)「この酒はなかったことにするか……ヒック」
フウゲツ:『古の民』のところにいくだけで大冒険だな……。
そしてようやく……一行は『古の民』の集落にたどりついた。

『古の民』の集落 門──
『古の民』の門番:「こんな時間に何者かぁー!」
ヴァイス:「いや、まったく」
『古の民』の門番:「……なんだ、またお前らか。……今日は何のようだ?」
フウゲツ:「とまあ、そんなワケで来ました」
『古の民』の門番:「……どんなワケだ」
事情を聞いた門番は、それは一大事と中へ伝えにいこうとする、が……
シュリ:「あの、『結界』のことは明日でいいですから……今夜泊めてください」
『古の民』の門番:「それはよいが……ここに宿泊施設はないぞ?」
ユリア:「門の外で寝ればいいれすよ」
『古の民』の門番:「この寒い中にか? それに見たところ若い娘もいるようだし」
エミリー:「あら、わたし若く見られたわ」
『古の民』の門番:「いや、お主ではなくて。……この人数だと、詰め所にも入りきらんし」
エミリー:「じゃあ男性たちには悪いけど、わたしたちだけ詰め所で休ませてもらいましょうか?」
シュリ:「あたし別に、フウゲツさんとならどこでも」
エミリー:いやん、エッチ。
レイチェル:(エミリーを軽蔑のまなざしで見て)……誰か捨ててきてくれ。
とりあえず詰め所(とその周辺)に泊めてもらうことは決まったようだ。問題は、誰が詰め所で休むかである。
ユリア:ここの人たちは火を使わないれすしね、寒いれすね。……サデルおじいさんと一緒にお酒飲んでおく。
GM:サデルのお酒はもう空だよ?
ユリア:仕方ないれすね(懐から酒ビンを取り出す)。
GM:(プレイヤーたちが話し合うのを聞いて)えーと、詰め所で寝るのはエミリーとヴァイスなの?
ヴァイス:……え? 僕は床で寝るからいいよ。
GM:せっかくベッド一つ空いてるのに。
シュリ:一緒に寝ればいいよ。──僕を君の肉布団にしてくれ。
GM:それが彼からの、プロポーズの言葉でした。
レイチェル:「僕が君の肉布団になるよ」……イヤすぎる。気色悪いからやめよう。
GM:さ、どうするんだ? 門番の人は寝ないから、ベッドは2つとも使っていいよ。
ヴァイス:うーん……。
さらにもめた結果……
GM:えーと……エミリー、それからシュリ&フウゲツがベッド、んでもってその間の床にヴァイス、か。
何だかよく分からないことになってしまったぞ……?
シュリ:安心して、そういうことする元気は、今夜はないから。
フウゲツ:何だかとってもヤバイことをしてる気がする……。

レイチェル:私は大丈夫。
ユリア:ユリアも平気れす。
GM:そしてフウゲツはシュリと一夜を共にしてしまった……文字通り。
フウゲツ:しまった……記憶がない(笑)。
ヴァイス:じゃあ門番の人にお礼を言って……
ユリア:さあ帰りましょう。
ヴァイス:こらこら。……今日こそ、長に会うぞ。
エミリー:隠者さんの紹介状を忘れないようにね。
『古の民』の長の家──
『古の民』の長:「──話は分かりました。調査には、石職人たちを行かせましょう。問題は、修復の方ですね」
シュリ:「作れる人がいない?」
『古の民』の長:「それは問題ないのですが……まず元になる石を──『孔雀石』を探してこなければなりません」
フウゲツ:孔雀石……ピーコックストーンか。
シュリ:ピーコ喰うストーン?
GM:それはイヤだぞ。──ピーコックストーンそのものではないんだけど、『孔雀石』という石があるらしい。
フウゲツ:「その石はどこに?」
『古の民』の長:「集落の北にある洞窟の奥──地底湖に」
ヴァイス:「地底湖……そんなものが」
フウゲツ:「そこにいって石を取ってこい、そういうことですね?」
『古の民』の長:(微かに、笑う)
フウゲツ:「分っかりました! その任務、引き受けましょう!」
『古の民』の長:「それから勝手なお願いなのですが……地底湖は『月蛇の民』にとって神聖な場所。争いのないよう、お願いしますよ」


