ACT9.0[ゆがみのむこう] 07

GM:それじゃー、ここでもう一度気配感知〜。

フウゲツ:何か出そうだ〜! うあぁぁ〜!

GM:(判定の結果を聞いて)成功した人いるね? ──では、今度はこのような人影が2つ。

フウゲツ:イヤだ〜! イヤだイヤだイヤだ〜!

GM:顔は違うけど、先程と似たような『仮面の人』がふたり。

フウゲツ:また出た〜! ひいぃぃぃ〜!

ヴァイス:なんか……中国の劇で出てきそうだね。

シュリ:それは、もちろん仮面じゃないんでしょ?

GM:仮面です。

エミリー:「アンタたち……何者なの!?」

シュリ:何者げな言われたばってんくさくさ。

レイチェル:スコープを通して見てみる。実体があるのかどうか。

GM:明らかに実体はない。

レイチェル:では下がりましょう。

GM:……怖いのね。

フウゲツ:俺もでーす。

ヴァイス:ホント、何者なんだ……?

GM:彼らは何もしゃべらない。ただお互いを見て、何か意志疎通をしているようだ。

フウゲツ:声がないと、ホントに怖い……。

エミリー:この2つの他にはいない?

GM:ご要望なら、背後にもうひとり。

フウゲツ:わーッ! (顔を見て)──あ、最初のよりは怖くない。

シュリ:(じっと観察して)危害を加える気配はなさそうね……。

GM:そうだね。

シュリ:でも目をそらした瞬間襲われるわよ、気をつけて!

GM:何でやねん。──背後のヤツが何かを伝えるようにうなずき、それに答えるように前のふたりもうなずく。

フウゲツ:うーむ……シュリの後ろに隠れておこう(笑)。

レイチェル:私は、どこかいこうとします。

エミリー:逃げるなー! 錯乱するなー!

GM:そしてマントの下から白い手を出すと……ある方向を指差す。そして、消えてしまう。

シュリ:………………。軽く頭を下げて、そっちへ歩いていこう。

レイチェル:90度違う方向へ進む。

フウゲツ:おーい、どこへいくんだ〜!(笑)

ヴァイス:……どっちいったらいいか分かんないし、指差された方にいくしかないか。

シュリ:だまされたと思ってそっちにいって、途中でやっぱりだまされてたことに気づくのね。

フウゲツ:もしそうだとしてもそのとき悩めばいい!

シュリ:どうせ迷ってるんだから、今迷ってもこの先で迷っても一緒!

フウゲツ:そうだー! いくぞー!

レイチェル:……その前に、誰か私を止めてください(笑)。

フウゲツ:レイチェル〜! 俺をひとりにするな〜!

シュリ:あ、こんなところに猫が!

レイチェル:……戻ってこよう。

GM:猫はいないよ。

レイチェル:いや、猫ではなくて。
 

 (約2名が)ビクビクしつつも、指差された方向に進んでいく。

 一行は、さらに2時間ほど彷徨った。
 

GM:もう夕方の5時〜6時だ。11月も下旬だから、日が暮れてしまいそうだね。

ユリア:あ、お店(酒場)にいかないと(笑)。

エミリー:暗いと、ますます道に迷いやすくなりますねぇ……。

シュリ:タイマツとか、星とか、月とか、歯とか、何か光るモノがあれば大丈夫じゃない?

エミリー:最後のは何?

ヴァイス:魔法の明かりを灯すよ。(コロコロ)こんなところで無意味にクリティカル……。

GM:一瞬、真昼のように明るくなるのか?

ユリア:ヴァイスの方を見てた人は失明してしまうけど、誰もヴァイスなんか見てないからダイジョウブ!

ヴァイス:げふぅ……。

フウゲツ:いきなり光るとビックリするじゃないか。思わずシュリの肩をつかんでしまうぞ。

シュリ:……うれしいような、そうじゃないような……。

GM:では、誰か『迷うかどうか判定』と『経過時間』のサイコロを振ってくれる?

フウゲツ:(コロコロ)……よし、迷ってない!

エミリー:(サイコロの出目を半分にして)でも5時間経過。

GM:5時間!? そんなバカな(笑)。

エミリー:もう夜の10時ですよぉ?

GM:いくらなんでも5時間は迷わないよなー、普通……。

シュリ:(サデルを見て)「何のための案内人なのかサッパリだわ」

サデル:(空になった酒ビンを振って)「この酒はなかったことにするか……ヒック」

フウゲツ:『古の民』のところにいくだけで大冒険だな……。
 

 そしてようやく……一行は『古の民』の集落にたどりついた。

 『古の民』の集落 門──

『古の民』の門番:「こんな時間に何者かぁー!」

ヴァイス:「いや、まったく」

『古の民』の門番:「……なんだ、またお前らか。……今日は何のようだ?」

フウゲツ:「とまあ、そんなワケで来ました」

『古の民』の門番:「……どんなワケだ」
 

 事情を聞いた門番は、それは一大事と中へ伝えにいこうとする、が……
 

シュリ:「あの、『結界』のことは明日でいいですから……今夜泊めてください」

『古の民』の門番:「それはよいが……ここに宿泊施設はないぞ?」

ユリア:「門の外で寝ればいいれすよ」

『古の民』の門番:「この寒い中にか? それに見たところ若い娘もいるようだし」

エミリー:「あら、わたし若く見られたわ」

『古の民』の門番:「いや、お主ではなくて。……この人数だと、詰め所にも入りきらんし」

エミリー:「じゃあ男性たちには悪いけど、わたしたちだけ詰め所で休ませてもらいましょうか?」

シュリ:「あたし別に、フウゲツさんとならどこでも」

エミリー:いやん、エッチ。

レイチェル:(エミリーを軽蔑のまなざしで見て)……誰か捨ててきてくれ。
 

 とりあえず詰め所(とその周辺)に泊めてもらうことは決まったようだ。問題は、誰が詰め所で休むかである。
 

ユリア:ここの人たちは火を使わないれすしね、寒いれすね。……サデルおじいさんと一緒にお酒飲んでおく。

GM:サデルのお酒はもう空だよ?

ユリア:仕方ないれすね(懐から酒ビンを取り出す)。

GM:(プレイヤーたちが話し合うのを聞いて)えーと、詰め所で寝るのはエミリーとヴァイスなの?

ヴァイス:……え? 僕は床で寝るからいいよ。

GM:せっかくベッド一つ空いてるのに。

シュリ:一緒に寝ればいいよ。──僕を君の肉布団にしてくれ。

GM:それが彼からの、プロポーズの言葉でした。

レイチェル:「僕が君の肉布団になるよ」……イヤすぎる。気色悪いからやめよう。

GM:さ、どうするんだ? 門番の人は寝ないから、ベッドは2つとも使っていいよ。

ヴァイス:うーん……。
 

 さらにもめた結果……
 

GM:えーと……エミリー、それからシュリ&フウゲツがベッド、んでもってその間の床にヴァイス、か。
 

 何だかよく分からないことになってしまったぞ……?
 

シュリ:安心して、そういうことする元気は、今夜はないから。

フウゲツ:何だかとってもヤバイことをしてる気がする……。

GM:では次の日の朝である。外にいたレイチェルとユリア、サデルは寒いぞ。

レイチェル:私は大丈夫。

ユリア:ユリアも平気れす。

GM:そしてフウゲツはシュリと一夜を共にしてしまった……文字通り。

フウゲツ:しまった……記憶がない(笑)。

ヴァイス:じゃあ門番の人にお礼を言って……

ユリア:さあ帰りましょう。

ヴァイス:こらこら。……今日こそ、長に会うぞ。

エミリー:隠者さんの紹介状を忘れないようにね。
 

 『古の民』の長の家──

『古の民』の長:「──話は分かりました。調査には、石職人たちを行かせましょう。問題は、修復の方ですね」

シュリ:「作れる人がいない?」

『古の民』の長:「それは問題ないのですが……まず元になる石を──『孔雀石』を探してこなければなりません」

フウゲツ:孔雀石……ピーコックストーンか。

シュリ:ピーコ喰うストーン?

GM:それはイヤだぞ。──ピーコックストーンそのものではないんだけど、『孔雀石』という石があるらしい。

フウゲツ:「その石はどこに?」

『古の民』の長:「集落の北にある洞窟の奥──地底湖に」

ヴァイス:「地底湖……そんなものが」

フウゲツ:「そこにいって石を取ってこい、そういうことですね?」

『古の民』の長:(微かに、笑う)

フウゲツ:「分っかりました! その任務、引き受けましょう!」

『古の民』の長:「それから勝手なお願いなのですが……地底湖は『月蛇の民』にとって神聖な場所。争いのないよう、お願いしますよ」



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