ACT8.5[予兆] 04

 村長の家――

リトナ:お茶も出さないのぉ、ここんちは。

ビオ:それを聞いて、お茶を入れに立つ。

ドモ・ルール:お前がかよ!

リトナ:お茶も……ああ、いい、いい。あー……。お茶飲めないしね。猫舌だから。

GM:で、事件のあらましだけど――トカゲ数匹と人型魔族数人が定期的に、村人をさらっていくのですよ。

リトナ:お茶飲むために人型になろう。

ビオ:お茶出たのか。……飲みにくい。

GM:で、つい半日前ほどに来たばかりなのに、またトカゲが来たから驚いた、と。あらまし、以上。

リトナ:「にゃあ?」

ビオ:ふん……。

GM:「南に住む働き者のオードーとこの嫁が連れていかれただよ」

リトナ:「にゃにゃにゃにゃあ、にゃあにゃにゃあ?」

GM:「んだんだ、えらいべっぴんでな」

リトナ:「みゃあー、にゃあにゃにゃあ」

ドモ・ルール:待て待て、そいつは一体……。

GM:「赤い髪で、サラっていうだよ」

ビオ:うおお。

リトナ:そいつはさらわれないでしょ。

ビオ:サラだけに。

GM:男つくって逃げただけ。

ドモ・ルール:そんなオチかい。

リトナ:実際、誰がさらわれたの?

GM:まあ、働き者の若者の、嫁がさらわれたというのは本当。

ヴァンダイク:ウェンディかな。

ドモ・ルール:それもまた違う。

ビオ:「どれくらいの周期で来るんだ、そいつら」

村長:「昔は年に一度ほどでしたが、最近どんどんやってくる回数は増えています」

リトナ:(ビオに)にゃあにゃあにゃ、にゃあにゃあにゃあ?

ビオ:あ゛ーー、人型になってもうるせぇやつだなホントに。

ドモ・ルール:そんなところから意識するようになっていつかは……。

リトナ:(猫に戻って)このへんにトカゲってそんなに多いの?

ビオ:いや、普通だ。それより、俺たちは人をさらったりしねぇ。

リトナ:何が「普通」の基準なんだ?(笑)

ビオ:世界的な密度じゃない?

ヴァンダイク:ビオの言うことだから。

ビオ:「前に来たのはいつだ?」

村長:「ですから、半日前ですってば」

ビオ:「その前だよ」

村長:「1ヶ月ほど前です」

ビオ:「そうか……。なら、こっちからいくしかねぇな」

リトナ:「追いかけるなら早いほうがいいよね。――後聞いておくことってある?」

ドモ・ルール:どれぐらい食料をもらえるか確認しておくべきかと。

ビオ:席を立って、外へ出ていこう。

ラグランジェ:「ビオさん、やる気満々ですね……」

ドモ・ルール:ヴァンダイクもヤル気満々だと思うぞ。

リトナ:「ビオさん、どこいくの?」

ビオ:「そいつらのとこに決まってるだろう」

リトナ:トイレじゃないのか(笑)。

ビオ:残念ながら。で、出て行った後、すぐ戻ってくる。

リトナ:

ビオ:「そいつら、どこにいる?」

ドモ・ルール:……ビオさんだ。

村長:「西へ逃げたとしか……」

ビオ:「それだけか……」

リトナ:匂いをたどるんだ!

ドモ・ルール:誰が?

ビオ:犬ならよかったのにな。

ドモ・ルール:相手は急いではいないだろうから、何とかなるとは思うが…。

リトナ:では嗅覚判定を……。

GM:嗅覚判定するの?

リトナ:判定して何とかなるもんなら。

GM:んー、だいたいの方角ぐらいなら分かる、かな?

ビオ:西にいったってんなら、西に行けば追いつくだろ。<真なるアルカディア>と一緒だ。

ドモ・ルール:大雑把な……。……だが意外につながったりしてな。

GM:それはどうでしょうなぁ。

リトナ:では、匂いをかぎながらいくとしますか。

ビオ:よし、じゃあいくぞ。

ドモ・ルール:GoWest!

ヴァンダイク:ニンニキニキニキ。

ドモ:ではいくか。

ヴァンダイク:実は遺骸な犯人だったりして。

ドモ・ルール:遺骸かよ!

ビオ:実はリトナが犯人。

リトナ:一応嗅覚判定してみようか。

GM:してみる? どうぞ。

リトナ:(コロコロ)95。普通に成功。修正がなければ(目標値は108)

ドモ・ルール:すげぇな、その数値は。

GM:でもそれは失敗だよな、やっぱり。修正つくよ。

リトナ:じゃあ匂いが混在しててよく分かんないや。

ドモ・ルール:残念。

ビオ:役立たずが。

リトナ:「とりあえず犯人は西へ向かったんだよね?」

ドモ・ルール:「……そのようだな」

リトナ:ではビオさんの傍に……。

ビオ:寄るなというに!

リトナ:……けち。

ビオ:走っていけば追いつくかもしれん。

ヴァンダイク:それはどうか。

ドモ・ルール:詳しい方向も分からんのに?

ビオ:西だろう?

GM:この辺りは荒野で、西にそった道をたどらないと、とんでもないところに出かねない。つまり、普通だったら、道なりに進むだろうなー、という。

ドモ・ルール:そうなのか。

リトナ:じゃあ道沿いだ。

ドモ・ルール:それでいくしかないな。

ビオ:ほら見ろ、西だ。

リトナ:近くまで行ったら匂いで分かるかもしれないしね。

ドモ・ルール:せめて足跡チェックをしてみるか。

GM:判定して。

ヴァンダイク:トカゲなら3つ跡があるだろうから、分かりやすいだろう。

ビオ:ひとつは尻尾だな。

ドモ・ルール:(コロコロ)マイナス5成功

リトナ:(コロコロ)35。マイナス38成功。

GM:それだけ成功したなら、それらしき足跡が道にそって残ってる……のが分かる。

リトナ:「足跡っぽいものがありんす」

ビオ:俺もやってみよう。(コロコロ)。マイナス2成功か。

ドモ・ルール:それっぽっち。自分の仲間の足跡もよく分からんのか。

ビオ:そんなもの気にしたことがない。

ドモ・ルール:……確かにそれはありそうだな。

リトナ:で、それっぽいものがあったんだけど?

ビオ:じゃあ、それをたどってダッシュ。

リトナ: ビオさんには誰もついていけなさそうだ(笑)。

ヴァンダイク:しかも尻尾で足跡を消しながら歩く習性が。

ビオ:それはないが、すぐ疲れる。

ドモ・ルール:で、頭の上には猫。

リトナ:肩の上、だね。角が邪魔そう。

ビオ:ふりおとーす!!

ドモ・ルール:オーライ。

リトナ:空中二回転でドモの肩に。爪を立ててしがみつく。

GM:騎士用の鎧を着てるはずだが。

ビオ:きぃぃぃっっと。

リトナ:鎧から出てる首筋に……。

ドモ・ルール:肩ならいいんだけどな、痛いけど。でも指にじゃれつくなよ。

リトナ:猫が、歩いてるときに指にじゃれつくのは現実的ではないと思うんだけど。

ドモ・ルール:どっちにしろ、あまり寄るな。

リトナ:けち。――さ、てことで、走れドモさん。

GM:走るかドモよ。

リトナ:走れ走れ。

ビオ:なんだぁ?

リトナ:追いつけそうなのかな?

GM:えーと、ビオが全力で走って、それにみんな追いすがる……のかな?

リトナ:そんな感じかと。

ドモ・ルール:……なぜ?

ビオ:俺は長距離走は苦手なのですぐペースダウンするが。

ヴァンダイク:途中から歩き始めたり。

リトナ:だからすぐ追いつく。ビオさんに。



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