GM:では、次の日です。
小鈴:寝坊しちゃった。「義姉さんおはよー。行ってきまーす!」
浩之介:兄さんには声かけないんだな。
隆志:私が部屋にこもっていたからだよ。てことで、昨日のビデオのエンコードを仕掛けてから、家を出ます。帰ってくる頃には終わってるだろう。
浩之介:なんちゅー兄貴だ。
涼:俺ってあるイミ一人暮らしか?
GM:そうだね、実家は遠いところにあるんだろう。
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涼:いつものように、バイクで通学。
チャーリー:僕はリムジンデース。
小鈴:車から降りたら、赤い絨毯がひかれていくんだね。
GM:リムジンが2台乗り付けて、片方からチャーリーが、もう一方から麗香が降りてくる。で、赤い絨毯が2本、交差する(笑)。
小鈴:なるほどなるほど。
チャーリー:「グッモーニンッ、麗香! 今日もビューティホーデスねー!」
麗香:(髪をかきあげて)「当然ですわ」
浩之介:うわー、どっちもどっちだー!
小鈴:「おはよー麗香さーん。昨日の数学の問題、簡単だったよねー」(C組は午後にやった)
麗香:「あんな小学生レベルの問題、わたくしが解くまでもありませんわ(汗)」
小鈴:「さすが麗香さん。──じゃ、またねー。おはゆー!」(去っていく)
涼:「いいかチャーリー、あの二人をよく見てみろ。日本にはこういうことわざがある──『一寸の虫にも五分の魂』 ……じゃあな」(去っていく)
チャーリー:「奥が深いデース」(←バカ)
金太郎:日本にはこういうことわざもある──『新しいズボンが欲しければ、古い靴をはけ』『……どういうイミだ?』『……今作った』(一同爆笑)
GM:(……なんなんだかなァ……)
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金太郎:「はい、みんなおはよーさんおはよーさん! おっはよーさ〜ん!」
GM:今日は信也が来ていない。
小鈴:あれ? 昨日のガラスのせい?
GM:あれを割ったのは一真だよ。今日は半ドンだから、さぼったんだろう。
涼:いや、きっと死んでるに違いない。
浩之介:何でそうなる。
涼:なぜ俺がそういうことを知ってるかというと……俺が犯人だからだ。
金太郎:そうかッ! 犯人は、お前やー!
涼:そんなワケないだろう。だいたい俺がやったという証拠はあるのか? ん?
金太郎:くッ、それは挑戦やな? わいへの挑戦と受け取っていいんやなー!
GM:……ええかげんにしなさい!(笑)
涼&金太郎:はーい。
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GM:C組の2時間目は体育だよ。
浩之介:さーてビデオビデオ。
隆志:妹の着替えシーンか。見慣れているけど、まあいいや。
小鈴:……アンタらねぇ……。
GM:それで、だね……誰かが覗いていたって騒ぎになるのだが。
浩之介:ぎくうッ!(笑)
GM:犯人は……体育の小沢先生だったらしい。本人は否定しているけどね。
小鈴:あんな純朴そうな人が、覗きなんかするのかなァ……。
涼:逆にそういう人だから、したのかもしれんぞ。──だいたいさ、覗きぐらいでガタガタ言うなよ、減るもんじゃないし。……な、水色。
小鈴:………………(当たっていたらしい)。な、なによう、白いブリーフのくせにィ!
涼:俺はトランクス派だ。
小鈴:このあいだはいてたじゃない。
涼:はいてない。
GM:小鈴が見たのは、たぶん浩之介<こっち>だよ。
小鈴:あ、そか(笑)。
浩之介:いつ見たんだいつ〜!
小鈴:ふふふ。──それより、ホントに小沢先生だったの?
GM:さあねえ、確実な証拠はないようだし。案外、厳重注意ぐらいで済むかも。
小鈴:ふぅーん……。
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GM:さてC組の諸君。3時間目の授業を受けてるとだね……女子生徒の一人が、気分が悪くなって倒れてしまう。
小鈴:保健室連れていこうか?
GM:そーだね。(涼を見て)……じゃ、よろしくね保健委員。
涼:俺か?! そんな話、承諾した覚えはないぞ! ……もっとも、そんな話聞いた覚えもないが。
GM:いやー、だって、これは君しかいないでしょ。
小鈴:よろしく〜!
涼:いきたくね〜。……マジで?
GM:もちろん。
涼:……分かったよ、いくよ。いけばいいんでしょ。──お前らは知らないけどな、俺はあそこに近づいちゃいけないことになってるんだよ。
小鈴:なんで?
涼:……秘密。
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一真:「……あれ、ニイザキは?」
進吾:「さっき出ていったぞ。また貧血じゃないか?」
金太郎:(突然、ガターンと席を立って)「分かったで、犯人はお前やー!(叫)」
GM:なんだ? また『金田一少年』とか読んでたのか?
隆志:誰も全然気にしてなかったらイヤだな。
金太郎:「あ、すんません。気にせんと、どーぞ授業続けてください」
GM:言われるまでもなく、授業は進む。先生も、もう慣れたんだろうね。
金太郎:それはそれで、さみしい人生やなァ……。
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GM:保健室の前だよ。
隆志:ここまで足首を持ってずるずる引きずってきたのだね。
金太郎:いやいや、髪の毛引っ張ってきたんかもしれんで。
涼:……違うぞ。
ガタガタと立て付けの悪いドアを開け、中に入る涼。
涼:「お客さんでーす」
保健医:「はーいどーぞー」
白衣に身を包んだ若い女性が、ひょっこり顔を出す。彼女の名は、梨畑
澪。
GM:男子生徒が「気分が悪くなった」と言ってよく来ているらしい(笑)。
浩之介:気分が悪くなって来て、気持ちがよくなって帰っていくんだな。
GM:……んなこたァないよ。
浩之介:……すまん。
澪:「あらリョ……神宮寺クン」
涼:「それじゃ、あとよろしくお願いします」
澪:「ちょっとちょっと、ベッドまで運んであげてよ」
涼:「……了解です」
金太郎:ばーんとベッドに叩きつけて、「テメー重いんじゃコラー!」と。
GM:しないって、んなこと。
涼:(女子生徒をベッドに寝かした後、服を正して)「──では、状況の説明から始めます。えーっと、発生時刻は先程、約5分前。軽い痙攣症状が見られましたが、すぐにおさまったからこれは大丈夫でしょう。現在は痙攣後の睡眠に入ってるものと思われます。いつも倒れる方ではないので、大したことはないかと。……以上です」
澪:「……やっぱ保健委員にして正解だったわね」
涼:「それじゃ、失礼します」
澪:「はーい、御苦労様」
涼:(保健室を出て)「……ふう……」
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GM:今日は土曜日だから、昼から部活だよ。──で、平君は今日も来てないようだ。
涼:大変だな。
チャーリー:何が大変なのデスか?
涼:それは、俺にも分からん。
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教師A:「あ、結城先生、ちょっとこの箱、倉庫まで運んでもらえませんか?」
隆志:「いいですよ」──どんな箱なの?
GM:教材が入った普通のダンボールだよ。4つあるね。
隆志:台車は?
GM:あるよ。
隆志:なら、台車を使おう。
涼:ところがここは2階で、台車は反対側の校舎の4階にある。
GM:何かのゲームみたいだな。……台車はすぐそこにあるよ。
隆志:運ぶよ。……で?
GM:いや、それだけだよ(笑)。
隆志:(何の伏線だったんだろう、という顔をしている)
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GM:さてチャーリー、君が教室でアフターヌーンティーを楽しんでるとだね……二葉がやってくる。
チャーリー:「Oh、ミス二葉〜! 僕に何か御用デスか?」
二葉:「ちょっと、付き合ってもらえるかな」
チャーリー:「Oh、そんな、いきなり、大胆デース! 急に言われても心の準備というモノが──」
二葉:「やかましい」(殴)
チャーリー:「アゥチ! ……一真以外には手厳しいデース」
金太郎:(冷淡な声で)早く行きたまえ。
GM:そう、我々には時間がないのだ。
チャーリー:で、どこ連れていかれマスか?
GM:……それは着いてのお楽しみ。
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GM:というワケで、校舎裏に着いたよ(笑)。
チャーリー:ここは伝説の校舎裏! ……け、決闘でもするデスか?
金太郎:アンタ、C組の○○ちゃんにラブレター出したでしょ。ああいうの、迷惑なのよね。
小鈴:ありそうありそう(笑)。
隆志:で、女子生徒に囲まれて、ボコボコに蹴られるのだ。
チャーリー:ノォォォォウー! そんなー、ヒドイデース!
GM:違うっつーの。──小柄な女の子が、君と二葉を待ってるのだよ。
恥ずかしそうにもじもじしている少女の名は、八重木
栞。八重木進吾の妹で、二葉と小鈴の後輩でもある。
浩之介:詩織?
GM:違う、『干す干す木』の方。
チャーリー:本にはさむ方デスね。OKデス。
二葉:(こそこそ)「あの子がね、あなたとデートしてほしいんだって。明日一日、付き合ってあげてくれないかなぁ?」
チャーリー:「デートぅ?! ミー?!(驚)」
二葉:「しーッ! (こそこそ)バカっぷりを発揮しちゃダメ。栞は、あなたがそういう性格だって知らないんだから。あの子の前じゃ『かっこよく』で通してよ」
チャーリー:「フフフ、僕も罪な男デース」
浩之介:なまじ顔がいいから始末が悪い。
GM:2年の女子には、『エスコート上手そうだけど、実はヘタ』っていうのがばれてる。
チャーリー:ぎくぅ!
涼:かっこいいけどエッチは下手ってやつか。
チャーリー:そこまでいく前に、『いいひと』で終わってしまうのデス。
小鈴:『どうでもいいひと』なのね。人間、顔じゃなければお金でもないってことよ。
二葉:「で、明日付き合ってもらえる?」
隆志:今、二人で一日中竹刀で突きあってる映像が頭に浮かんだんだが(笑)。
GM:さすがにそこまでバカじゃないだろう。……どこに行くかとか、何時に集合するかとか、そっちで決めていいよ。
チャーリー:フフフ、12時になったら魔法が解けて、カボチャの馬車に戻ってしまうのデスね。
GM:そんな時間まで連れ回すつもりか! 門限は、7時だー!
涼:だいたい、『カボチャの馬車に戻る』のは、変だろ。
チャーリー:Oh、僕としたことがとんだミステイクを……。
金太郎:……バカやな。
チャーリー:「では、10時に駅に集合して、それから遊園地に行くのはどうデスか?」
涼:集合? 何人集めるつもりだ?
チャーリー:Oh、僕としたことがとんだミステイクを〜!
金太郎:……バカやな。
GM:まあ、それでOKかな。10時に駅で、それから遊園地だね。
チャーリー:そうデース。向こうは、それでいいデスか?
GM:栞ちゃんは、君が行くとこならどこでもいいらしい。
浩之介:じゃあホテルでも?(ニタリ)
チャーリー:そこまで強引にでももっていけてたら、今頃は……。
GM:ではでは。そういうことで、時間を一気に進めるよー。
小鈴:いつまで?
GM:明日の朝まで。
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