DAY3 【流血へのシナリオ】 06


GM:では話の舞台は食堂へ。真琴がコーヒーを入れてくれる。サンドイッチとかも作るだけ作っておこう。

マコ:賛同一致とは縁起がいい。

金太郎:「はー、うまい。ちょうど腹へっとったんですわー」

GM:首ナシ死体見た後で食えるとは……。

利迎院:死体は首がないのが当たり前ではないのか? ここでは。

GM:首を取っても褒美は出ないからねえ。

マコ:死体はエジプト十字架方式で晒されます。T字型なので当然首なし。

小鈴:……フツー、食欲なさそーだよねぇ。

利迎院:「ま、腹が減っては戦はできぬというからな」

マコ:サンドイッチには面白食材が。

GM:こっそりマコが。

チャーリー:「ありがとうございマス。……無理はしないでくださいネ?」と真琴に。

真琴:「ありがとうございます」

金太郎:コーヒーには砂糖5杯入れて。

小鈴:「金太郎君、そんなに砂糖入れるんだ」

金太郎:「当たり前やがな。甘くないコーヒーなんぞコーヒーやない」

小鈴:「入れすぎだよぉ、砂糖の味しかしなさそっ」

利迎院:(ブラックで飲んで)「苦いな、これは。毒でも入っておるのではないか?」

金太郎:「お茶かて渋いやろ。似たようなもんや」

チャーリー:「これが味なのデス。お茶が渋いのと同じデスネ」

金太郎:かぶんなー!

チャーリー:そ、そんな……。

利迎院:「いや、二人でいっせいに言わんでも……」

GM:渋みと苦味は違うような……。

利迎院:焦げ臭いのだ。これは。

金太郎:「砂糖とミルク入れたらええ。ほれほれ(ドバドバ)。これがコーヒーいうもんや。目ぇ覚めるでぇ」

利迎院:「……なんと贅沢な」

GM:牛の乳を飲む習慣はあるのだっけ?

利迎院:ない。ミルクは植物油脂では? それよりも砂糖なんて高価なものをこんなに入れてていいのか。

チャーリー:塩も山中なのにたっぷりあって、しかもそこらにほいほい置いてアリマスネ。

利迎院:「これは……まずくはないのだが、そう多量に喫するものではないな」

マコ:それと……すでに飲んでしまったのなら申し訳ないのですが。実は毒です。

小鈴:がーん。

金太郎:ストレートな(笑)。

マコ:ごめんなさい。

GM:謝れてもな……。

エンジ:「──で、一体いつまでこうしているつもりかね」

利迎院:「敵の軍容が見えるまででしょうな」

金太郎:「そやなぁ。電話も通じひんしなぁ」

マコ:もう二、三杯飲めば見えてきますよ。どうぞ。

GM:何が見えるんだ、何が。

マコ:見えない自由が欲しくて見えない銃を撃ちまくる。

利迎院:撃ちまくるって言っても30秒毎だがな。

エンジ:「こうして全員が眠りもせずじっとしているのはナンセンスだ」

マコ:4人しかいなかったら部屋の四隅にいてそこから一人ずつ移動して肩をたたくことによって眠らずに済むのに。

金太郎:「寝たい人は寝たらええですよ。順番に」

マコ:順番にみんな寝てしまうのだな。

エンジ:「殺人犯がいるかもしれないここで、寝ろと?」

金太郎:「わいが見張っとりますさかい」

GM:鼻で笑おう。

チャーリー:なんでこんなに梅中さんは懐疑的なんデスカネ〜?

GM:この中に殺人犯がいるからお互い見張ろう、と言いだしたのはそっちだし。その中で寝ろと言われてもな。

利迎院:梅中さんと話がしたい。何かが見えてきた気がする。

小鈴:梅中さんが怪しいと?

金太郎:殺される心当たりがあるんとちゃうか。ドレッシングのせいとかで。

利迎院:「梅中殿、チト話がしたいのですがよろしいかな?」

エンジ:「ええ。……アナタがその刃物を振り回さないと約束してくれるなら」

利迎院:「約束いたそう(笑)」

マコ:刃物は危険なので私が預かるというのはどうでしょう。

金太郎:自分も危険やけどな。

マコ:ことわざでもキチガイに刃物というじゃないの。

GM:うわー、全然伏字じゃねー(笑)。

小鈴:カットすればよろし(笑)。

金太郎:「話ならそこでしぃ」

エンジ:「ここで、話せぬことかね?」

利迎院:(ちょっと回りを見渡す)「どこでも構わぬ。どちらがよろしいか?」

エンジ:「では、キッチンの方ででも。──育郎さん、私が殺されてたら、彼が犯人ですから」と冗談を言いつつ。

利迎院:(刀を抜きながら)「はっはっは、かようなことはいたさぬ」

金太郎:抜くなって(笑)。

利迎院:それはさておき。

GM:では、キッチンの方へいくかね。

利迎院:んむ。

エンジ:(灰皿を引き寄せ、タバコに火をつけながら)「で、話とは?」

利迎院:「先ほどの話だが……」

エンジ:「ええ」

利迎院:「『この中に殺人者がいる』と申しておられましたな」

エンジ:「あの小鈴という子が言っていたのでね。『お互いを見張った方が安全だ』と。つまり、この中にその殺人犯とやらがいるかもしれないということでしょう?」

マコ:かもしれないではない。

エンジ:「断言したように聞こえたのなら、言葉のアヤというやつです」

利迎院:「小鈴どのが。して、貴殿はそれを信じておられるのですな」

エンジ:「可能性がない、とは言い切れないでしょうな。信じているわけでもないが」

利迎院:「なるほど……。失礼ながら当家の状況とこの屋敷について伺ってもよろしいかな?」

エンジ:「わたしにわかることなら」

利迎院:「かたじけない。ではまず、この屋敷の主は松下殿で相違ないですな?」

エンジ:「ええ。この別荘は育郎さんのもので、わたしは客でしかない」

利迎院:「その松下家に対して攻撃を仕掛けてくる者に、何か心当たりは?」

エンジ:「ありすぎて、断定できないほどですよ」

金太郎:そんな人なんか。

GM:人が悪いというよりは、家柄のせいでうらまれたりもあるだろう、と。

金太郎:金持ち。

GM:土屋の一族だし。

金太郎:いろいろと悪名の高い。

利迎院:「ふむ。今この屋敷うちにいるのは、(顎でしゃくって)あれで全てですな」

エンジ:「そう聞いてますが。ああ、あとバイトの人と彼らの友達がいましたな」

利迎院:「あの若者たちは確か、ちあり殿のお知り合いだとか。梅中殿、彼らについてはどの程度知っておられる?」

エンジ:「チャーリー君以外とは、初対面ですよ」

利迎院:「分かり申した。最後にひとつ。土屋家と松下家、仲は特に悪くはござらぬな?」

エンジ:「もちろん。……わたしは、そう思ってますよ」

利迎院:「やはり。これで朧げながら見えてきた。ご協力感謝いたす」

エンジ:「お役に立てたのなら、わたしもうれしいですよ」

利迎院:さて、戻るか。

GM:戻りましょ。

金太郎:「はぁ〜、ワイもなんや眠なってきたでー。真琴はん、コーヒーおかわりもらえます?」

真琴:「は、はい。……どうせなら、カフェオレにしましょうか?」

金太郎:「いや、わいはミルクは入れへんのや。気ぃ使てもろてすいません」

マコ:ミルクではなく似たような何かを。

真琴:「じゃ、エスプレッソで(笑)」

金太郎:「お、頼んます」

利迎院:戻り。

小鈴:おかえり

金太郎:「犯人分かりましたか〜?」

利迎院:「犯人? 何の話だ?」

マコ:俺が犯人だ、と。

利迎院:「そもそもはんにんとはどういう意味だ?」

金太郎:「……そこからかいな」

マコ:半人前と。

チャーリー:「下手人でわかりマスカ?」

利迎院:「げしゅにん? 手を下した人、か。つまり殺しの罪を犯したもの……犯した、人で犯人か。なるほど」

GM:おお。

チャーリー:説明する前に理解してもらえたデスネ。

金太郎:「またまたー、最初から知っとったんやろー?」

利迎院:「しかし最近は何でも言葉を短くするのだな」

金太郎:「別に、これは短なっとるワケちゃうけどな」

マコ:(さえぎって)そうですよ。

GM:チョベリバとか(古)。

マコ:私の本名も。

利迎院:「ちょべり場?」

GM:GMの心を読んではいけない。

小鈴:(笑)

金太郎:砂糖を入れまくってどろどろになったエスプレッソを飲む。

チャーリー:何か砂糖そのものかじってる方がまだマシなような……。

小鈴:誰が殺人したかについて話し合ってたのかな?

マコ:小鈴をいかに犯人にするかについて。

小鈴:がーん。

金太郎:「まぁええわ。わいは大体もう分かっとるさかいにな」

GM:ではそうやって場がなごんでる(?)ところで……バン、という音が。

チャーリー:銃声?

利迎院:それはどこで聞こえたのだ?

金太郎:みんなおるよな。

小鈴:いるいる。

GM:窓の外から、ガラスをたたく音、だね。

金太郎:「なんやなんやー?」

小鈴:「窓の外に誰かいるの?」

金太郎:「覗いてみよか」

GM:そこには、雪まみれの……ふたりが。


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