DAY4 【幸福の行方】 09


GM:では、ケイのいる病室にいく、ということでよいのかな?

金太郎:問題ないやろ。

チャーリー:あれ、それでもう決定デスカ?

金太郎:ケイちゃんがおるんはこの病院ではないんやっけ。

GM:調べれば分かるけど……同じ病院だけど病棟が違うらしい。――チャーリー、その前に何かやりたいことがある?

チャーリー:やりたいこと……あ、ひとつ確認しておきたいことが。ボクの両親って忙しいんデスカネ? セバスチャンから聞いただけで、許婚とかその破棄とか、親から聞いてないような。

GM:チャーリーって親いるんだっけ?

金太郎:親がおらんのはわいや。

GM:物語に出てきたことはないよね?

チャーリー:ていうか家族関係はGMが決めてるんじゃないんデスカ?

GM:香港とかにいってそうなイメージだよね。母親とは年1回、父親とは5年に1回ぐらいしか会えない、とか。

金太郎:毎回顔が違う。

GM:離婚してて、どちらも引き取るのを嫌がった、とか。

チャーリー:……なんていうか、腫れ物扱いだけど金持ちの血族だから生かしてもらえてるかんじになってきマシタ。

金太郎:許婚がおるくらいやから、とりあえずは家族なんやろう。

チャーリー:家族のそぶりを見せているデスネ。

GM:結論として、両親とは滅多に連絡が取れないということで。

利迎院:異国の船乗りどもは往々にしてそのような出自のものが多いからな。

GM:許婚のことは本人たちにはまだ秘密ってことになっていたので、聞いてなくて当然だし。
利迎院:して、ケイ殿に会いに行く前にしておくことはないのか?

チャーリー:さしあたり情報源が思いつかないデスシ……。う〜ん、わざわざこのタイミングで言われるってことは、何かあるんデショウガ……思いつかないデス。

金太郎:しかもチャーリー名指しやしな。

GM:いや、チャーリーがケイのとこにいくの決定デスカ? って聞くから、何かあるんかなーとこっちが思った、だけ。

金太郎:デス力。

マコ:ヶィの1/4入っているというアフリカ人の血がモンダイなのです。

トム:ほう、私はてっきりダメリカ人の血かと。

利迎院:まぁ、なんにせよケイ殿のところへ参るのなら参ろうではないか。

金太郎:寝込みを襲いに。

チャーリー:それ違うデス。

利迎院:得物は持っておるな?

金太郎:マイクとインカム。

利迎院:舞駆とはなんじゃ。騎馬がいるほど遠いのか?

チャーリー:得物……特殊警棒とか……持ってくるわけもなさそう。

マコ:そんなことよりチョコレート工場に早く行きましょう。

金太郎:チャーリーのチョコレート工場。ジョニー出っ歯が。

利迎院:猪口霊湯工場?

マコ:チョコレートというのは牛の血を固めたお菓子ですよ。

利迎院:ほう、なるほど、猪口ほど口にすれば霊湯として十分な効果が得られそうな菓子だな。

金太郎:カ○リーメイトみたいな。

利迎院:――して、ケイ殿のもとへは行かぬのか?

金太郎:いこか。イコカもっていこか。

チャーリー:行きマショウ。

GM:では病室の前に来たことにしよう。

 ケイの病室前

金太郎:(ガラリ)「犯人はお前やー!!」

利迎院:そんな無警戒な。

マコ:お菓子をくれないといたずらするぞ。

金太郎:お菓子をあげるからいたずらさせて。

GM:……ほんとにそれでいくの?

チャーリー:仕方ありません、金ちゃんを人身御供にしましょう。

マコ:背脂にはかえられないからね。

金太郎:海腹川背。

チャーリー:ゲームの名前だったり魚の配膳の仕方だったり。

利迎院:何の話だ。

トム:ゲームは、リールアクションが面白いやつだな。

金太郎:配膳?

チャーリー:海の魚は腹を客に向けるように、川の魚は背を客に向けるように盛り付けるのが基本と習いマシタネ。

金太郎:背を客に向けるのか。

チャーリー:魚の背デス。

利迎院:意味などどうでもよい。貴様らは病室の前まで来て扉を開けてそんな話をしておるのか、と聞いておるのだ。

金太郎:わいが指をさしてから時間が止まっとる。

マコ:ガラリは扉を開けた音だったのか。ガラリさんが言ったセリフかと思った。

GM:えっと、ホントにドア開けたんだね。

金太郎:開けへんくてどないすんねん。

利迎院:そこに敵の忍びやも知れぬものがおるというのに。

チャーリー:まずはノックからデショウ。

GM:もう遅い。ドアを開けたならそこは個室で、ケイがベッドにいる。半身を起こして、まくらを背に座ってる状態。

チャーリー:わーん。

金太郎:「はっはっは。わいの推理力に超えも電化」(打ち間違い)

チャーリー:どんな電化製品デスカ。

金太郎:「声も出んかっ!」

マコ:ヶィさんってどんな容貌だったっけ。

GM:えーと。和風美人という設定。きっと奥二重なんだろう。

利迎院:「Hi、具合はどんなんデスカ〜?♪」

ケイ:「……おかげさまで」

金太郎:「………………」

ケイ:「………………」

利迎院:「Oh、心配しまシタYO〜。無事でなによりデス」

チャーリー:「突然おしかけてどうもスミマセン」――って、それは誰の真似デスカ。

GM:「あなたたちも元気そうね」と返事をしよう。別荘にいたときより、口調がくだけてるかんじだ。

利迎院:「HaHaHa、バカは何とかをひきまセンからね〜」

マコ:ゴホッゴホッ

金太郎:「自分はさっきからなんやねん」

利迎院:眠いのだ。プレイヤーとして。

チャーリー:顔は間違いなく、別荘で見たケイさん?

GM:別荘にいたケイだね。病室の入り口の名札も蝶塚ケイとなっている。

チャーリー:口調以外で違和感とか、何か違うものを感じたりもしないデスカ?

利迎院:多少匂いも違うようだ。

マコ:後ろに黒子がいてそっちがしゃべっている。

金太郎:顔は同じやけど身長が2メートルを超えとる。

マコ:顔は同じだけどハコの中に詰まっている。

トム:「我単刀直入的質問。貴方真ケイ的存在出酢化?」

GM:笑みを浮かべているけど、目が笑っていないというか。緊張してるようなかんじ。

トム:「おかしい、中国人の血が混ざっているというから覚えたての中国語で質問したのに返事が返ってこない。ただの屍のようだ。こいつが犯人です!」

GM:屍になったヤツは普通犯人ではないのでは?

ケイ:「……もう分かってるんでしょう?」

チャーリー:「分かっている、とはどういうことデショウ?」と問いかけながら、表情や目の変化に注目しておく。

金太郎:「せやからわいは何でもまるっとお見通しや」

トム:「分かっています。貴方は大変なものを盗んでいきました……。それは、やつの心です!」

GM:逆だ。

ケイ:「何か聞きたいことがあってきたんじゃないの?」

利迎院:「ちあり殿、ケイ殿を捕らえるつもりで来たのではないのか?」

トム:(真顔で)「君は誰?」

金太郎:(真顔で)「ケイちゃんやろ」

利迎院:(真顔で)わからない。私、千人目だから。

金太郎:多いな。そんでよう数えたな。

利迎院:だいたいだ。

チャーリー:とまあ、放っとくとどんどん収拾がつかなくなるわけデスネ。

利迎院:「では、捕らえるか」

チャーリー:「……望む方向に進めていくには、多少強引な手段も必要な時があったりもするのデショウ」

利迎院:「まぁ、血を分けた兄弟であっても敵味方に分かれるのが世の常だ」

金太郎:「ケイちゃん、やっぱチャーリーはありえへんかったか」

ケイ:「……こんなことにならなければ、ひょっとしたら……だけど」

金太郎:「お、お、お。チャーリー聞いたか!? ここで男の一言や! ビシッと決めたれ!」

チャーリー:あれ。プレイヤーの発言だけど、ケイちゃんにはもう知られてたんだっけ? 許婚だって。

金太郎:ケイちゃんは知っとる。

GM:んだんだ。

チャーリー:そかそか

金太郎:「……はよ言えや」

チャーリー:勝手に話を振っておいてそれはないと思いマス。

金太郎:「あーもうええわ。まぁ、わいが興味あるのは、何でこんなことになったか、いうことのほうやねんけど」


Brand-new Heaven TRPG
<L・P COCOAMIX>
<L.P>目次
TRPG TOP
HOME