GM:外に飛び出した『超魔獣』は<空の鏡>の上をホバリングしてる。きょろきょろとして、目標を探してるみたいだね。

クロヌシ:「あれが『魔獣』か……。確かにあれはとんでもないな……」
 

GM:さてアラバスターだが……。結構あちこち壊れてる。主砲発射は無理みたいだね。

ガルフ:「やっぱり特攻しかないか……。(エンジンルームにいるフローラに) ルーン、破損箇所は?」

フローラ:「エンジンルームに5ヶ所だ。かなりでかい!」

ガルフ:「くそ、飛べるか?  飛べるのか!?」

フローラ:「分からん。だが何とかなるかもしれん。左から3番目のボタンを4回押してくれ!」

ガルフ:「なぜ!? (笑)」

GM:うーん、さすがアドリブ……。

ガルフ:「聞こえるか、ルーン。計算結果が出たぞ。第8ブロックから第9ブロックまでのエネルギーを、全てメインエンジンに回すんだ」

フローラ:「分かった。第3ブロック、第4ブロックの居住区をつぶせばパイプ代わりになるかもしれん。やってみよう」

ガルフ:「てことは──もって数分ってとこか……」

フローラ:「できたぞ。だがかなりもろい。扉そのものが非常に弱くできている。今からブリッジに戻る!」

GM:ナイスアドリブ、だね。

ガルフ:(ブリッジに戻ってきたフローラに)「──覚悟はいいか?」

フローラ:「やむをえんだろう……。お前は思い残すことはないのか?」

ガルフ:「ない、と言えば嘘になるが……(力強く)ない!」 

ラズリ:今ので迷いを断ち切ったのね(笑)。

フローラ:「そうだな……たったひとつ心残りが……」

ガルフ:あるだろうなぁ……。

ラズリ:あるんだろうなぁ……。

GM:たったひとつじゃないだろうなぁ……(笑)。

フローラ:「……もういい、語るのはよそう。──いくぞガルフぅ!!!

ガルフ:「おう!

フローラ「メインエンジン点火!  エネルギー圧上昇!」 

一同ぎゅおおおおお──ん(エンジン音、らしい) 

フローラ:んで、後ろの方から爆発音が聞こえる(笑)。どーん! 

GM:さらに窓ガラスが割れたりする(笑)。バリーン! 

フローラ「くそぉ、もつか!?」 

ガルフ「おおおおおお……!!!」 

GM:ぎょっとしたような顔で(?)アラバスターを見る『超魔獣』!  爆炎を上げながら突っ込むアラバスター!  そして──
 
 

ど……どぅごおおおおおおおおおお……!!! 



GM:火の玉と化し、森へ落ちていく『超魔獣』とアラバスター。大爆発そして大炎上!

フローラ:オレ、絶対死んでると思う……(笑)。

ガルフ:爆発する寸前にフローラだけ脱出ポットに突き飛ばす! 「ルーン、お前だけでも生きろぉ!」 

プロフェッサー「馬鹿者!  わしのテレポートで脱出できたのに!」 

ガルフあ゛……。 

GMちゅどーん!(笑) 

GM:ぴひゅるるるるる〜とフローラの入った脱出ポットが飛んでくる。んで、クロヌシの目の前にどーんと。

クロヌシ:うを、何だ?

フローラ:(中からはい出てきて)「……生きてる」

GM:よかったね。特別に生命力判定は勘弁してあげるよ(笑)。

フローラ:(クロヌシを見て)「よう……。ぶざまなかっこだな。こっぴどくやられてるじゃないか」

クロヌシ:「お前こそ……。顔、まっくろだぞ」

フローラ:「死にかけてきたからな……」

クロヌシ:「俺はまだ死ねない。やり残したことがあるからな」

フローラ:「お互いにな」

クロヌシ:「ふっ……」

フローラ:「はは……」

クロヌシフローラ:「「ははははは……」」

GM:さてガルフ。君はプロフェッサーの力で、ラズリたちのところへ帰ってきた。

ガルフ:テレポートできたのか。──はっ、フローラは!?(笑)

プロフェッサー:「安心せい。何とか無事なようだ」

オペリオ:♪忘れられないように言っとくけど、わたしもまだ生きています(笑)♪

オニキス:「おい、ガルフ」

ガルフ:「オニキスか。大丈夫か?」

オニキス:「なんとかな。それより『儀式』の方だ。途中でやめるととんでもないことになる」

ガルフ:「ああ、『扉』が完全に開いちまうんだろ?」

オニキス:「知ってたのか……」

ガルフ:「だいたいのことはな。任務だから……」

オニキス:「ラズリをどけてくれ。後は私がやる……」

ガルフ:「その体じゃ無理だ。(ラズリを抱き起こして) おい、ラズリ、しっかりしろ!」

ラズリ:「う……ん……?」

ガルフ:「気がついたか?」

ラズリ:「あ……『魔獣』は?」

ガルフ:「倒したよ。フローラも無事だ(笑)」

オニキス:(『朔夜』を構えながら)「なんだ、もう目を覚ましやがったのか。けっこーシブテーな」

ラズリ:「『扉』は……?」

GM:水面はまだザワザワと波立っている。

ラズリ:「まだ閉じてないんだね……」

オニキス:「お前は寝てな。あとは私がやるからさ」

ラズリ:(首を振って)「あたしも、手伝う」

オニキス:「私ひとりで十分だ。ひっこんでな」

ラズリ:「何と言われようと、手伝うからね」

オニキス:「……………。(そっぽを向いて) ……好きにしな」

ラズリ:「土地神さんたちの命──ムダにはしない……」
 


GM:そして波ひとつなくなり、まるで鏡のように自分たちが映っているのが見える。

ラズリ:閉じ……た……。

GM:そうみたいだね。

ラズリ:ふう……。終わったぁ……。

GM:土地神たちも安堵のため息をついている。

カレン:「ラズリ、ごくろーさま」

ラズリ:「カレンちゃんも。からだ、大丈夫?」

カレン:「へっちゃらだよ。──わたし、グレンの代わりにがんばれたから……」

ラズリ:「そうだね……。きっとグレンも喜んでるよ」

オニキス:「あ……」(ふらつく)

ガルフ:「おっと」(支える)

オニキス:(顔を赤くして)「バ、バカ、触るんじゃねーよ!」

ガルフ:「無理すんなって。それより、これでほんとに終わりなのか?」

GM:さあ、ねえ。
 




リプレイ第二部目次