ざわ……
GM:突然! 水面が波立ち始める。
ラズリ:「え……?」
オニキス:「まだ──閉じてない!」
GM:オニキスがそう叫んだ瞬間、彼女がずぶっと水の中に沈み始める。
ラズリ:「姉さん!」
ガルフ:オニキスだけが沈んでいくのか?
GM:そう。君は水面の上に立っているのに、彼女だけが沈んでいく。
ガルフ:オレはまだオニキスを支えてるぞ。何とかひっぱり上げられないのか!?
GM:無理だね。君の力で無茶すると、オニキスの腕がちぎれちゃうよ。
ラズリ:駆け寄って、手をのばす。
GM:すると、ラズリの体も沈み始める。
ラズリ:「くっ……。なに、何なの!?」
オニキス:「く……そ……」
GM:オニキスは完全に水の中へ沈んでしまった。そしてラズリも──
ガルフ:「ラズリー!」
ラズリ:「ガルフぅ!」
ガルフ:「ラズリぃぃぃぃ!!!」
GM:ずぶ……。
ガルフ:へ?
GM:続いてガルフの体も沈み始める。オペリオもね。
オペリオ:♪おれも!?(笑)♪
GM:オペリオの、腰の布だけ。
一同:い、いやぁーーー!!! (爆笑)
ここ……どこ……? 紫の……中空……?
──その通り。『人間界』と『魔界』の、はざまさ。君は、飲み込まれてしまったんだ。
どうして? 『扉』が閉じなかったから?
──"罪の代償"として、かな。僕らはまだ許されていないんだ。オニキスから、何も聞いてないのかい?
聞くって……何を?
──25年、前のことを……。彼女には『儀式』のときに話したんだが……。
……25年前に、何があったの?
──今から25年前、アルカディアで戦争があった。たくさんのメーヴェたちが死に、世界はかなしみと憎しみに満ちて
いた。そして……『扉』が開いた。
『紫の中空』が、かなしみや憎しみに"当たって"しまったんだ。
かなしみや憎しみに、当たる?
──子供は、周りが悲しんでいるとつられて泣いてしまうだろ? 生きている空間、『紫の中空』も心は子供なのさ。
「純粋」だから、と言った方がいいのかな。
何も知らない無垢な心だからこそ、周りの影響をダイレクトに受けてしまう……。
それで?
──かなしんだり怒ったりすると、空間にねじれや歪みが生じる。これが、『扉』になる。
じゃあ『儀式』は何なの? 『扉』、開けることもできるんでしょ? 無理やり悲しませるの?
──そんなことしないさ。前にも言ったように、『儀式』は祈りの力で……「やさしさ」でかなしみや怒りを取り除き、
空間の歪みを元に戻す作業だ。そうやって『扉』を閉じる。開けるには……『紫の中空』に「お願い」するしかないん
じゃないかぁ。僕にも、よくは分からない。
でも、ナタリーは開こうとしたよ。
──今回は特別だったんだ、いろいろとね。──話を戻そう。そうやって25年前に『扉』が開いた。
そして、それを閉じるためにアメシストは『鍵』となり……僕は『祭器』となった。
じゃあ……あなたは……。
──君の父親になれなかった男、かな……。
へ……?
フローラ:まずはクロヌシに『エネルギー封印壁』ね。
クロヌシ:俺は攻撃だ。(コロコロ)当たってる。
GM:(コロコロ)よゆーでかわしてる。で、こっちの番だね。
グレリア:「まずは小手調べ。ふっ!」
GM:衝撃波が襲いかかる。ふたりとも「よけ」の判定して。
クロヌシ:(コロコロ)よっしゃ、よけてる。
フローラ:こっちは食らった。(ダメージを聞いて)まだ大丈夫。
フローラ:自分に『エネルギー封印壁』。
クロヌシ:また普通に攻撃。(コロコロ)当たってはいるけど……。
GM:(コロコロ)今度もかわしてるね。で、グレリアは『ウィスプクラスター』!
クロヌシ:懐かしい技を!
フローラ:ついでに『冥界の炎(ホウ・トファー)』とかやったりして(笑)。
GM:ないない(笑)。──これで『エネルギー封印壁』は消えたはずだけど?
フローラ:でも封印したエネルギーを『移転封印』で光球にするもんね。後でぶつけてやる。
GM:元気玉みたいだな(笑)。
クロヌシ:首を狙って攻撃。(コロコロ) よぉっっし! クリティカル!
GM:(なにぃ……!?)
クロヌシ:クリティカル表は「ダメージ2倍」!(ダメージを計算して) 48点の「切り」!
GM:首に……48点の……「切り」……。
ラズリ:元の生命力の2倍のダメージを受けると首が飛ぶんだけど……。
クロヌシ:こりゃ、飛んだな……。
GM:うん、このままだと、首ぽーん!(笑)
フローラ:どうする? ヒーローアクションでいろいろ抵抗してもいいぞ。
GM:決めた。首、飛ばそう。その方がおもしろいや。てことで──
グレリア:「馬鹿な……。神さえ倒せるはずの私が……こんな奴らに……」
フローラ:「オレたちの力を甘くみたな」
クロヌシ:「これまで幾度もの修羅場を切り抜けてきた俺たちに、青二才のお前が勝てるとでも思ったか」
フローラ:「まだまだ、精神的にはガキだったってことだ。修行をして出直してこい……」と首に向かって言う(笑)。
グレリア:「──燃やしてちょうだい」
フローラ:「なに?」
グレリア:「こんなぶざまな姿、さらしていたくないわ……。お願い……」
ティンベル(のプレイヤー):そう言えば昔の仲間の死体もあるんじゃ……。
ラズリ:そっか……。ブタの貯金箱をやったら復活しないかな(笑)。
ティンベル(のプレイヤー):お金かけたら生き返ったりして(笑)。
GM:さすがにそれは、ない。
フローラ:ふたりの死体を並べて、火葬してやろう──<聖火>でな。
GM:炎は金色にしたら? クレリアへのたむけにさ。
フローラ:そうだな。「──それじゃクレリア、せめて安らかに眠ってくれ」(魔法銃の引き金を引く)
