MOND REPLAYV

  その夜──
 

ユンケ:「いつの間にかアルバスのブーツが乾いてる」

アルバス:「そりゃ時間が経てば乾くだろ」

リューセ:「気づいてないのね(笑)」

GM:「女性陣のお相手もそろそろ決めないとね。──ちなみに、マントの2人はもういいってことでどこか地下室に連れていかれた。多分兵士としての訓練を受けるんだろう。それから、リルルの姿もここ数日見てない」

リューセ:「ゼナ、今よ!!」

ゼナ:「何が『今よ』なんですか? それにボクにはそのこと知りようがないんですけど」

GM:(コロコロコロコロ)「ほーうほうほう。リューセのお相手はまだマシな方だな。自分の手元に置いて守ってあげようと思ってる初老のおじさま」

リューセ:「そーなんだ。わーい」

GM:「サリースは──1回ぐらいはヤッちゃっていいかなぁって思ってるフツーの軍人」

サリース:「ほーおう。言っとくけど美形じゃないとヤだからね」

GM:「ウェンディは──論外(笑)。鬼畜なおじさん」

ウェンディ:「いぃーやぁー!!」

GM:「各自それぞれのお相手の部屋に行くように。リューセはしばらくは貞操の危機はないとして──サリースとウェンディはどうする? おとなしく抱かれるのか、抵抗するだけするのか」

サリース:「思い切って誘ってみようかな……。(ちょっと考えて)やっぱ力ずくでいこ。(隠してあったカードを首筋にひたっと当て)──姫はどこ? 言わないと、殺すわよ」

GM/軍人:「『あの子は上官の方に流れていったから、私にはどこにいるか分からん』」

サリース:「──死にたいの?」(カードで頬をつうぅーっとなでる)

GM:「そんなこと言われたって知らないものは知らないやい」

サリース:「今リクツ通じないから、あたし」

GM/軍人:「『わ、分かった……、調べられるだけは調べよう。だが今すぐというわけには──』」

サリース:「こっちは今すぐじゃないと困るの──今すぐ殺されたい?」

アルバス:「それとも調べた後に殺されたい?」

リューセ:「それ先に言っちゃダメよぅ(笑)」

GM/軍人:「『分かった……。何とかしてみよう……』」(内線の受話器を取る)
 

 夜中に迷惑な話だ(笑)。で、調べてみた結果、誰に聞いても「私のところにはいない」との返事。どうやらリルルは軍のかなり上の者のところに連れていかれたようだ。
 

GM/軍人:「『さすがにこれ以上は無理だ。これ以上やると逆に怪しまれてしまうぞ』」

サリース:「それもそうか……。──ところでこの軍人さんってどんなかんじ?」

GM:「それは顔がいいかってこと?(苦笑)(コロコロ)……3。よく言えば無骨。悪く言えば頭蓋骨が変形してる」

サリース:「だったらいーや。今夜はさっさと寝よ」

GM:「なんだかなぁ……」
 

 で、ウェンディの方はというと──
 

ウェンディ:「どーしよー! わたしロクな戦闘能力ないしぃー!」

GM:「しかも、か・な・りアブナイかんじの人。変な性癖持ってそうな」

ウェンディ:「抵抗するだけしてみる。誰か助けに来てくれるかもしれないし」

サリース:「じらすだけじらしちゃいなさい」

GM:「うーん、なら今日のところはあきらめる」

ウェンディ:「ずいぶんとあっさり引き下がりましたね……」

GM:「ゆっくり調教してやるさ──メイドだし(笑)」

GM:「で、次の日だ。男性陣──ってみんなバラバラだな。まずアルバスね」

アルバス:「いつの間にか兵士たちとなごんで、世間話してそーだな、オレ」

GM:「マントの男は相変わらず反抗してる。しかも他人とは一切接触しない」

ウェンディ:「何者なんでしょうね、この人」

アルバス:「オレ、ものすごーくだるそうに銃で素振りしとく」

GM/兵士:「『サボるんじゃないぞ』」

アルバス:「と言われてヤツが後ろを向いた瞬間、『あ、危ない!』と言って殴る(笑)」

ゼナ:「だから言ったでしょう、危ないって(笑)」

アルバス:「まったくだ」

GM:「でね、ゼナの方。マント軍団の最後の1人、例のおっきな人が連れて来られて、鎖につながれてる」

ゼナ:「ここってキャノン砲の装置がある部屋ですよね?」

GM:「そうだよ。暴れないようにつながれてるみたい」

ゼナ:「何もわざわざこんなとこにつながなくても……。ロボットなのかな?」

GM:「人間じゃあなさそうだね」

アルバス:「あなたはロクダユウですか?」

ゼナ:「言葉……しゃべれる?」

ロボット:「ギ……ガ……?」

ゼナ:「無理か……。──マントの端をめくってみようかな」

GM:「重装甲のロボットみたいだね」
 

 赤い『瞳』が5つ、チカチカと点滅している。
 

ロボット:「ギ……?」

ゼナ:「す……ごい……。こんなスゴイのはじめて見た……」

ウェンディ:「人の言葉を理解してるみたい?」

GM:「理解はしているみたいだけど、しゃべれない。で、そんなことしてると『サボってんじゃねえ!』って怒られる」

ゼナ:「ふるふるふる」(首を横に振ってる)

リューセ:「感染してるなぁ……クックルックルーフに……」

ゼナ:「ロボットの方を気にしつつ、作業に戻ります」

GM/軍人:「『ところで、装置の方はどうだ? 終わったか?』」

ゼナ:「ボク的にはOKです」

GM:「なら君が修理した制御装置の部分だけ、ちゃんと動くかどうかテストするよ──いいね?」

ゼナ:「ディスプレイには正しいように表示されるけど、実はちゃんと作動しないように細工しておきます」

リューセ:「花火が出るとか」

アルバス:「鼻毛が出るとか」

ゼナ:(細工が成功したかどうか判定して)「し、失敗してるー!!」

GM:(ふふふ、これでキャノンが発射できるぞ。とりあえずこっちも気づくかどうか判定してみるか──ってぇ)「フ、ファンブル!?」

一同:「わーい!」

ゼナ:「バレなかった……ふう……」

GM:「ちっ、運のいいヤツめ……」



 そしてさらに2日が過ぎ、ついにことわざトリオに限界が訪れた。
 

ヒース:(固いパンをかじりながら)「も、もうイヤだ……ここから逃げたい……」

アルバス:(おかゆを一口すすって)「好きにしろ。骨ぐらいは拾ってやる」

ウェンディ:「一緒に逃げようって気にはならないんですか?」

アルバス:「別に」

GM:「おきまりな方法だけど、通気孔から逃げ出すつもりらしい。で、アルバスにも一緒に来てくれないかって」

リューセ:「3人じゃ不安なのね(笑)」

アルバス:「通気孔って……暗い?」

GM:「そりゃ……所々は」

アルバス:「しばらく考えさせてくれ」

ユンケ:(突然)「ふと気がつくと、アルバスの目の前にランプが置いてある」

アルバス:「は?」

ユンケ:「よく見ると『こすってください』って彫ってある(笑)」

サリース:「あ、そっちのランプなのね」

アルバス:「…………。コシコシコシ……」
 

 ユンケ、もわもわもわっとランプの精で登場!
 

ユンケ:「お呼びでございますか、御主人様」

アルバス:「なにやってんの、お前」

ユンケ:「通気孔から逃げるなら、小さい方がいいと思って」

アルバス:「……イミないじゃん。オレが通らないといけないんだから」

ユンケ:(しばしの沈黙の後)「しゅるしゅるしゅる〜」(ランプの中に帰っていく)

リューセ:「や、役に立たないぃ〜」

アルバス:「何事もなかったかのようにランプにお湯を注いで、お茶を入れる」

一同:「ど、どんな味がするんだろう……」
 

 飲みたいか?(笑)
 

ジョスター:「お願いしますよアルバスさん、俺たちだけじゃ心細いんです」

リューセ:「でも逃げてもね、途中で猿も木から落ちるんだと思うな、私」

アルバス:「そして外に出たところに川があって流されるんだろうな。で、書き置きを残そうとしたら、とんでもない文章になって……。『私はあなたにしています』」

リューセ:「一目見たときからに落ちました」

ユンケ・ガンバ:「「『ことしのことしのU子さん』ってのもあったよ」」(←正しくは「いとしの」である)

アルバス:「年賀状に『来年もよろしく』とか」



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