一同:ほぉーい(微妙に元気なし)。
GM:てことで──
中略。
GM:するので。
『沈黙の森』──
GM:さっきも言った通り、15年前のときの山火事の跡がまだ残ってたりするけど、それ以外は普通の森です。
シュリ:懐かしいね。
GM:──じゃあここで気配察知の判定を。レイチェルは『猫判定』ね。
一同、サイコロをころころ。ユリア以外は判定に成功した。
GM:茂みの奥から姿を現す、にゃーと鳴く小さな生き物が1匹。
レイチェル:「……ねこ?」
それは、どちらかというとウサギに近い生き物だった。耳の部分が羽のようになっている。
フウゲツ:アリアのお友達。……ミケであることには間違いないね。
GM:魔界の羽ウサギ。
シュリ:そんなこと、キャラクターは知らないし。──手をのばして撫でてみよう。
レイチェル:ああ……。噛まれる……(ハラハラ)。
レイチェルには猫好きなのに猫になつかれない、という設定があるのだ。
シュリ:大丈夫でしょ。(GMに)大丈夫よね?
GM:うん、おとなしく撫でられている。
レイチェル:ああ……(←うらやましいらしい)。
フウゲツ:「……何だ、これは」
シュリ:「何だろう」
レイチェル:「昨日から感じていた気配は、これだったのか……?」
GM:微妙に感じ取れなかった(判定に失敗してた)けどね。
シュリ:確かに微妙ね(笑)。
ユリア:「……この生き物、よく見ると爪があるれすよ」
レイチェル:「まさかアインはこれに……」
ユリア:(メイリアに)「何か知ってたりは」
メイリア:(首を横に振って)「プルプルでもないですし……初めて見ますね」
シュリ:「ずいぶん懐かれてしまったけど……どうする? 連れてく?」
ユリア:「そうれすね。遭難したときの食──いえいえ。足手まといになったら置いていけばいいだけのことれすし。そんなことになるとも思えないれすし」
シュリ:「あたしたちより強いかもしれないしね」
GM:では、謎のウサギと一緒に森の奥へ。昨晩レイチェルがたどった道をもう一度進むかんじかな?
レイチェル:そうだろう。道は覚えている。
シュリ:「ほらほらレイチェルー。ほらほらー」(羽ウサギが懐いてる様子をアピール)
羽ウサギ:「にゃあにゃあ」
レイチェル:「ああ……あああああ……」
フウゲツ:いかん、レイチェルが役立たずに。
GM:ではそのまま何事もなく奥へ進んで、そろそろお昼ごはんだよ。
ユリア:修道院で作ってもらった弁当を食べるれす。
フウゲツ:「ニャースケ、食べるか?」
羽ウサギ:「にゃあ」
GM:では、昼飯つついてるところで、もう一度気配察知。
一同:またかー。
今度はフウゲツとレイチェルが成功。
GM:木の上から、飛び降りてくる小さな影。
レイチェル:今度こそ本当の猫だ(嬉)。
白い仔猫だった。耳、手足、尻尾の先が紫色の。
シュリ:たまに人の形になる、ただの猫。
GM:プレイヤーには分かる。リトナだよ。
レイチェル:な、撫でてみよう……(手をのばす)。
GM:撫でるって。
シュリ:おとなしく撫でられていよう(←リトナのプレイヤー)。
レイチェル:にゃんと。
リトナ:やっぱやめた。手を伸ばしてくるなら、それに合わせて後ろに下がる。
レイチェル:あああ……(悲しそう)。
シュリ:で、ホントにあのリトナなの?
GM:そうだよ。
<真なるアルカディア>へいくために<扉>をくぐった。
星空の下、金色の草原を進み……
気がつくと、青い空と緑の森の中にいた。
みんなの姿は、なかった。
GM:そして見知ったヤツを──羽ウサギのミケを──見つけて、近づいてきたのだ。
シュリ:このウサギも、ホントにあのミケなんだ。
フウゲツ:(リトナの動きを見て)あの猫、あなどれん。あの動き……達人だ。
リトナ:そりゃあねえ。フウゲツよりレベル上だしね。
レイチェル:よし、(リトナに)餌をやってみよう。そしてその隙に撫でる。
リトナ:餌くれるんだ。それなら、素直に食べよう。
レイチェル:そしてその隙に手をのばす。
リトナ:抵抗しないよ。
レイチェル:撫でられた……。あああ……(かなり嬉しい)。
フウゲツ:「なあニャースケ、お前はこのにゃあにゃあ鳴くウサギと知り合いか?」
リトナ:言葉、通じるの?
GM:通じるよ。
リトナ:でもここで答えたら、いろんなイミで問題だよね。
ユリア:普通、猫はしゃべらないれすから。
リトナ:白々しく「僕の声が聞こえるの?」とか言ってみようか。
フウゲツ:(笑)
リトナ:分からないフリをしておこう。まだ、しゃべらない。──で、どうしたもんかな。
GM:えーとね、今まで話してなかったけど、ミケはアリアのいる場所が分かります。今も時々、どこか遠くを見て「にゃあにゃあ」鳴いている。
シュリ:毎回見てる方向が違ったりして。
レイチェル:何をしてるんだ、アリアは(笑)。
リトナ:ということは……しばらくこの連中と行動を共にした方がよさそうだ。──メンバーの顔を見回して、一番かわいがってくれそうなレイチェルになついたフリをしよう。
レイチェル:この猫は……(苦笑)。
リトナ:(そうすれば、いざというとき役に立つはずだ……)
レイチェル:あああぁ〜(放心中)。
リトナ:──ということを心の中で思いつつ、レイチェルの膝の上に。
レイチェル:あああぁ〜(歓喜)。
ユリア:さ。リトナの尻尾をちょっと持ち上げてワサビを尻に。ねこまっしぐら──どこかに。
一同大笑い。
リトナ:やめてくれー!
フウゲツ:さ、昼飯食べ終わったぞ。出発するか。
一同:おー!
猫とウサギを引き連れ、一行は更に森の奥へ。
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フウゲツ:(レイチェルの様子を見て)こりゃ、道案内はムリか?
レイチェル:「こっちだ。……いやこっちか」
シュリ:……大丈夫なの?
GM:そうこうしてるうちに、夕方だ。
ユリア:前(第一部)はどうしたんだっけ。
GM:泉のあるところで、野営。
ユリア:じゃあ今回もそこで野営をするれす。
シュリ:ここはかつて、ヴァルト=ラィヒ族の巫女が水浴びをしたという泉よ。ほら、あそこに記念の石像が。
フウゲツ:そんなバカな。
GM:なぜかフローラの石像が。
シュリ:そんなバカな。
ユリア:じゃあ今回は猫の水浴びを。
GM:リトナは水浴び好きだったよね。
リトナ:温泉猫だから。
フウゲツ:さ、野営だ野営だー! 六本木野営会ー!
シュリ:……それはまた、随分と地味な会になったね。
レイチェル:しかも野営会じゃない、野獣会だ。六本木野獣会。(トーキョーNOVAリプレイ 「9番目のT」参照)
ユリア:ろっぽんぎ・のけものかい。
フウゲツ:晩飯食べたら、野営の順番を決めよう。
ユリア:不眠不休で見張れる人がそこに。
レイチェル:ん。
フウゲツ:便利だ……。メイリアには休んでもらって、俺たちだけでローテーションを組もう。


