OP.2[光の庭で]-Jouney to the truth- 06

 ニャルラトホテプへの航路──

GM:んじゃ、ニャルラトホテプに向かう一行の方。半日ほど進んで、今は夜。みんな、どこにいる?

アリア:部屋、かな。

プレイヤーC:部屋があるほど大きな船なんだ。てっきりクルーザー程度かと。

GM:2つ3つ部屋があるつもりでいたよ、GMとしては。

ゼナ:なら、それでいいんじゃないですか?

アリア:一部屋独占して、寝てる。

ゼナ:じゃあボクは操舵室に。自動運転にしておいて、そこで休んでます。

GM:アルバスは?

アルバス:デッキかな。

GM:寝ないの?

アルバス:ちょっと寝付けないかな。星を見て、物思いにふけってる。酒を飲みながら。

GM:(リューセのことでも考えてるのかな……?)

アルバス:「なぜ……あそこにダムが必要なんだ……?」

GM:(そっちか(笑))お酒強かったっけ?

アルバス:強くはないが飲めなくはない、という設定。プレイヤーと違って。今日は飲みたい気分だ。

GM:なるほど。──じゃあここで、みんな聴覚判定。船倉に近い人にはボーナスをあげよう。

アリア:それでも熟睡してる気が……(コロコロ)あ、成功してる。

GM:じゃあアリア。船倉から、なにやらごそごそ音がする。

アリア:生き物っぽい?

GM:かな。

アリア:じゃあ……上にいるゼナさんに報告にいこう。「なんか、がさがさ音がするんですけど」

ゼナ:「……ちょっと待ってよ、リルル」

アリア:寝ぼけてる(笑)。

ゼナ:夢だったことに気づいて、あわてて起きますッ。──で、話を聞いたなら……船倉のカメラの映像を画面に映します。

GM:そーするとだね、何やら人影のようなものが。

プレイヤーC:火トカゲ?

GM:それはビオ。──人のようなんだけど……背中に、羽がある。

ゼナ:それはとても気になりますね。……『ヒーメル』?

アルバス:リルルか。

ゼナ:いや、明らかに体格が違いますから。

プレイヤーC:羽の間から、尻がちらちらと見える。

プレイヤーP:やめろ(笑)。

アリア:「……かなり見覚えのある後姿のような……」

ゼナ:「知ってるんですか?」

アリア:「たぶん。──いってみましょうか」

ゼナ:プレイヤー発言だけど……いきたくない(笑)。

プレイヤーP:17歳になって背も伸びてばっちりストライクゾーンだからのう、アレにとってゼナは。

GM:(正体分かったか、やっぱ)どうする?

アリア:「みなさん、一緒にいきましょう」

ゼナ:「い、いきましょう。ついてきてください」
 

 ゼナとアリアは船倉へ。
 

アリア:(ノックして)「あのー、ヴァンダイクさんですかー?」 ──鍵かかってる?

GM:いや、開いてるだろう。

アリア:じゃあ開ける。

ヴァンダイク(ラフロイグ・モートラック・フェルティマイア):「おおー姫様ー。じいは心配しておりましたぞー」
 

 一同大笑い。
 

アリア:キャラが変わってるー!(笑)

ヴァンダイク:というのは置いておいて。

アリア:うん。

ヴァンダイク:「<扉>をくぐって野原を歩いていたはずが、気がつけばこんなワケの分からないとこ──……おや、お隣の方は──」(ゼナに目をつけた)

ゼナ:「え、あの……」

ヴァンダイク:「お尻はイヤですか?」

ゼナ:早ッ!!!

ヴァンダイク:「もとい、お知り合いですかな?」

アリア:「え、ええ……。──こちら、わたくしにいろいろよくしてくださった、ゼナさんです」

ゼナ:「どうも、初めまして」

アリア:「あと、アルバスさんって人もいるんですけど……まあいいです」

ヴァンダイク:「そうでしたか。──ところで、ここは何やら乗り物の中のようですが……」

ゼナ:「ええ。小さいですけどVLSですよ」

ヴァンダイク:(VLS……?)「外はどのような様子なのですかな」

アリア:「えっとね、空が青いんです」

ヴァンダイク:「ほう……」

ゼナ:……?

ヴァンダイク:「それから──」(鼻息を荒くして、じーっとゼナを見つめる)

ゼナ:「あ、あのッ、何か?」

ヴァンダイク:「長いおさげが昔のラグランジェを思い出さ──いやいや失敬。……少々、取り乱してしまいました。船酔いですかな」

アリア:「大変。ゼナさん、介抱してさしあげて(笑)」

アルバス:……そんな悪魔のような女だったか? アリアって。

ヴァンダイク:カイホー♪ カイホォー♪(歌う)

ゼナ:介抱じゃなくて解剖だったりして……。──ちょっと、アルバスさんと相談してきますね。
 

 デッキへ上がったゼナは、アルバスにヴァンダイクのことを告げた。
 

アルバス:「任せた。全部。好きにしてくれ」

ゼナ:「そ、そんなぁー……」
 

 そこへ、アリアとヴァンダイクも上がってくる。
 

ヴァンダイク:「よっこらせ、と。おお、ちょっと手を引っ張ってもらってよろしいかな」

ゼナ:「は、はあ」

ヴァンダイク:しあわせ〜。

ゼナ:背筋がぞくぞくっと。

アリア:「ヴァンダイクさんは、向こうであたしと一緒に旅してたんですよ」

ゼナ:「そ、そうだったんですか。連れの人が、見つかったんですね」

アリア:「あとは、おっきいトカゲとー、胸のおっきい女の人とー、ネコとー」

ゼナ:「ネコ?」

アリア:「指輪」

ゼナ:「指輪……?」(……やっぱり、ちょっとヘンな人かも)

アルバス:「ゼナ」

ゼナ:「はい?」

アルバス:「そちらのお姫様……確か、仲間が見つかるまで乗せてくれって話だった、よな? ──どうやら目的を果たせたようだし、お降り願おうか」

ゼナ:「ここで、ですか?」

アルバス:「任す」

ゼナ:「じゃあ……とりあえず、次の街についてから考えましょう」

ヴァンダイク:「姫様、姫様」

アリア:「はい?」

ヴァンダイク:「ちょっとこちらへ」

アリア:「?」
 

 ゼナたちと少し距離を取るヴァンダイク。
 

ヴァンダイク:「あちらの美しい少年と、もうひとりのアレですが……」

GM:アレ、って……。

ヴァンダイク:「『オゥリン』ですよね?」

アリア:「そうみたいですね」

ヴァンダイク:「もしやここは、『オゥリン』の世界なのではないですか?」

アリア:「なるほどー。それは気がつかなかったです」

プレイヤーP:ちょっと待てい(びしっ)。

ヴァンダイク:「あのふたり、『オゥリン』とはまた少し感じが違いますが……この星空といい、空が青いらしいことといい、おそらくここは、ラグランジェが言っていた『オゥリン』の世界だと考えて間違いないでしょう」

アリア:「そうかもしれない……」

ヴァンダイク:(小声で)「……とすれば、娘に会える……? ……いやいや、それよりまずはラグランジェ君を」

一同:こらこらこらこら。

プレイヤーP:ロゼが不憫だ。

ヴァンダイク:それに、あの美しい少年も……。

ゼナ:ぞくぞくぅ(笑)。

ヴァンダイク:(大きくよろけて)「おおっと」

ゼナ:(思わず支えて)「大丈夫ですか?」

ヴァンダイク:「ああ、いや……どうも、波が高いようですな」

アルバス:陸の上なんだが。道も平らだし。

ゼナ:「そこまで揺れるはずはないんですけどね……」

アリア:「ヴァンダイクさん、まずは、こっちに来てるはずのみんなを探しましょう。急激な環境の変化に、きっとビビッてるはずなので」

GM:ビビッときてる?

プレイヤーP:ヴァンダイクみたいに?

ヴァンダイク:「ところで……この乗り物はどこに向かっておるのですかな?」

ゼナ:「リューセさんのところですよ」

ヴァンダイク:「ほうほう」

アルバス:「リューセは……いい女だ」(←酔ってる)

GM:(……すんごい珍しいセリフを聞いたかも)
 

 そんなこんなで、夜は更けてゆく……。



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