GM:んじゃ、ニャルラトホテプに向かう一行の方。半日ほど進んで、今は夜。みんな、どこにいる?
アリア:部屋、かな。
プレイヤーC:部屋があるほど大きな船なんだ。てっきりクルーザー程度かと。
GM:2つ3つ部屋があるつもりでいたよ、GMとしては。
ゼナ:なら、それでいいんじゃないですか?
アリア:一部屋独占して、寝てる。
ゼナ:じゃあボクは操舵室に。自動運転にしておいて、そこで休んでます。
GM:アルバスは?
アルバス:デッキかな。
GM:寝ないの?
アルバス:ちょっと寝付けないかな。星を見て、物思いにふけってる。酒を飲みながら。
GM:(リューセのことでも考えてるのかな……?)
アルバス:「なぜ……あそこにダムが必要なんだ……?」
GM:(そっちか(笑))お酒強かったっけ?
アルバス:強くはないが飲めなくはない、という設定。プレイヤーと違って。今日は飲みたい気分だ。
GM:なるほど。──じゃあここで、みんな聴覚判定。船倉に近い人にはボーナスをあげよう。
アリア:それでも熟睡してる気が……(コロコロ)あ、成功してる。
GM:じゃあアリア。船倉から、なにやらごそごそ音がする。
アリア:生き物っぽい?
GM:かな。
アリア:じゃあ……上にいるゼナさんに報告にいこう。「なんか、がさがさ音がするんですけど」
ゼナ:「……ちょっと待ってよ、リルル」
アリア:寝ぼけてる(笑)。
ゼナ:夢だったことに気づいて、あわてて起きますッ。──で、話を聞いたなら……船倉のカメラの映像を画面に映します。
GM:そーするとだね、何やら人影のようなものが。
プレイヤーC:火トカゲ?
GM:それはビオ。──人のようなんだけど……背中に、羽がある。
ゼナ:それはとても気になりますね。……『ヒーメル』?
アルバス:リルルか。
ゼナ:いや、明らかに体格が違いますから。
プレイヤーC:羽の間から、尻がちらちらと見える。
プレイヤーP:やめろ(笑)。
アリア:「……かなり見覚えのある後姿のような……」
ゼナ:「知ってるんですか?」
アリア:「たぶん。──いってみましょうか」
ゼナ:プレイヤー発言だけど……いきたくない(笑)。
プレイヤーP:17歳になって背も伸びてばっちりストライクゾーンだからのう、アレにとってゼナは。
GM:(正体分かったか、やっぱ)どうする?
アリア:「みなさん、一緒にいきましょう」
ゼナ:「い、いきましょう。ついてきてください」
ゼナとアリアは船倉へ。
アリア:(ノックして)「あのー、ヴァンダイクさんですかー?」 ──鍵かかってる?
GM:いや、開いてるだろう。
アリア:じゃあ開ける。
ヴァンダイク(ラフロイグ・モートラック・フェルティマイア):「おおー姫様ー。じいは心配しておりましたぞー」
一同大笑い。
アリア:キャラが変わってるー!(笑)
ヴァンダイク:というのは置いておいて。
アリア:うん。
ヴァンダイク:「<扉>をくぐって野原を歩いていたはずが、気がつけばこんなワケの分からないとこ──……おや、お隣の方は──」(ゼナに目をつけた)
ゼナ:「え、あの……」
ヴァンダイク:「お尻はイヤですか?」
ゼナ:早ッ!!!
ヴァンダイク:「もとい、お知り合いですかな?」
アリア:「え、ええ……。──こちら、わたくしにいろいろよくしてくださった、ゼナさんです」
ゼナ:「どうも、初めまして」
アリア:「あと、アルバスさんって人もいるんですけど……まあいいです」
ヴァンダイク:「そうでしたか。──ところで、ここは何やら乗り物の中のようですが……」
ゼナ:「ええ。小さいですけどVLSですよ」
ヴァンダイク:(VLS……?)「外はどのような様子なのですかな」
アリア:「えっとね、空が青いんです」
ヴァンダイク:「ほう……」
ゼナ:……?
ヴァンダイク:「それから──」(鼻息を荒くして、じーっとゼナを見つめる)
ゼナ:「あ、あのッ、何か?」
ヴァンダイク:「長いおさげが昔のラグランジェを思い出さ──いやいや失敬。……少々、取り乱してしまいました。船酔いですかな」
アリア:「大変。ゼナさん、介抱してさしあげて(笑)」
アルバス:……そんな悪魔のような女だったか? アリアって。
ヴァンダイク:カイホー♪ カイホォー♪(歌う)
ゼナ:介抱じゃなくて解剖だったりして……。──ちょっと、アルバスさんと相談してきますね。
デッキへ上がったゼナは、アルバスにヴァンダイクのことを告げた。
アルバス:「任せた。全部。好きにしてくれ」
ゼナ:「そ、そんなぁー……」
そこへ、アリアとヴァンダイクも上がってくる。
ヴァンダイク:「よっこらせ、と。おお、ちょっと手を引っ張ってもらってよろしいかな」
ゼナ:「は、はあ」
ヴァンダイク:しあわせ〜。
ゼナ:背筋がぞくぞくっと。
アリア:「ヴァンダイクさんは、向こうであたしと一緒に旅してたんですよ」
ゼナ:「そ、そうだったんですか。連れの人が、見つかったんですね」
アリア:「あとは、おっきいトカゲとー、胸のおっきい女の人とー、ネコとー」
ゼナ:「ネコ?」
アリア:「指輪」
ゼナ:「指輪……?」(……やっぱり、ちょっとヘンな人かも)
アルバス:「ゼナ」
ゼナ:「はい?」
アルバス:「そちらのお姫様……確か、仲間が見つかるまで乗せてくれって話だった、よな? ──どうやら目的を果たせたようだし、お降り願おうか」
ゼナ:「ここで、ですか?」
アルバス:「任す」
ゼナ:「じゃあ……とりあえず、次の街についてから考えましょう」
ヴァンダイク:「姫様、姫様」
アリア:「はい?」
ヴァンダイク:「ちょっとこちらへ」
アリア:「?」
ゼナたちと少し距離を取るヴァンダイク。
ヴァンダイク:「あちらの美しい少年と、もうひとりのアレですが……」
GM:アレ、って……。
ヴァンダイク:「『オゥリン』ですよね?」
アリア:「そうみたいですね」
ヴァンダイク:「もしやここは、『オゥリン』の世界なのではないですか?」
アリア:「なるほどー。それは気がつかなかったです」
プレイヤーP:ちょっと待てい(びしっ)。
ヴァンダイク:「あのふたり、『オゥリン』とはまた少し感じが違いますが……この星空といい、空が青いらしいことといい、おそらくここは、ラグランジェが言っていた『オゥリン』の世界だと考えて間違いないでしょう」
アリア:「そうかもしれない……」
ヴァンダイク:(小声で)「……とすれば、娘に会える……? ……いやいや、それよりまずはラグランジェ君を」
一同:こらこらこらこら。
プレイヤーP:ロゼが不憫だ。
ヴァンダイク:それに、あの美しい少年も……。
ゼナ:ぞくぞくぅ(笑)。
ヴァンダイク:(大きくよろけて)「おおっと」
ゼナ:(思わず支えて)「大丈夫ですか?」
ヴァンダイク:「ああ、いや……どうも、波が高いようですな」
アルバス:陸の上なんだが。道も平らだし。
ゼナ:「そこまで揺れるはずはないんですけどね……」
アリア:「ヴァンダイクさん、まずは、こっちに来てるはずのみんなを探しましょう。急激な環境の変化に、きっとビビッてるはずなので」
GM:ビビッときてる?
プレイヤーP:ヴァンダイクみたいに?
ヴァンダイク:「ところで……この乗り物はどこに向かっておるのですかな?」
ゼナ:「リューセさんのところですよ」
ヴァンダイク:「ほうほう」
アルバス:「リューセは……いい女だ」(←酔ってる)
GM:(……すんごい珍しいセリフを聞いたかも)
そんなこんなで、夜は更けてゆく……。


