ACT4.0[邂逅]03

リトナ:「にゃあにゃあ」(あ、隊長だ。下半身埋まって出られないんです、助けて〜!)

レプス隊隊長・黒炎(無視)

ヴァンダイク:ぬう……ホモセンサーを使う前に合流してしまったな。

キュア:スライサーの汚れを拭きながら、様子を見ていよう。アレが噂の鬼軍曹、黒炎か……。

ビオ:(巨人の肉を生で食べて)「うわ、まず……」

GM:あ、リトナ。君の足元、なんかブラブラするから。地面の下、空洞だからね。

リトナ:……マジ?

GM:うん。

リトナ:「にゃーにゃあにゃあ」(下が空洞なんだってば、猫になったら落ちるんだってば、誰か助けて〜!)

ヴァンダイク:この二人、どうやって追いついたのだ? (ふと気づいて)ああ、村で老人の作業をのんびり見ていたのがいけなかったのか。

GM:そうだね。で、黒炎曰く――

黒炎:「……礼代わりにうまいものでも食わせてやる、ついてこい」

ビオ:「お、いいねえ」

リトナ:「にゃー!」(それより、助けて〜!)

フェルチアイア:助けてあげよう。手を持っておいて猫化してもらったらいいかな?

リトナ:そうだね。じゃ、腕(前足)を持っててもらって、猫化。

フェルチアイア:猫になったリトナをぷら〜んと持ってる状態になるのね。

リトナ:「あ、足の下がくさ!」

フェルチアイア:「どげんしたとね?」

リトナ:「穴の空きようとって!」

フェルチアイア:「うわ〜、そげんことあるとね?」

リトナ:「バランス崩したらここ落ちよったばい、わし」

フェルチアイア:「うわ、どげんなっとーと、ここば」

キュア:……なんでなまってるの……?

リトナ:──とまあ博多弁はここまでにして、のびをしてから顔を洗おう。

ビオ:そこ! 顔洗うな!

リトナ:そんなに雨がイヤ? ……っていうか、猫が嫌いなんだっけ。

ビオ:苦手なんだ。そのへなへなした動きを見てると力が抜けるんだ。

リトナ:へー……。

GM:さ、いいかな? 黒炎は「ついてこい」と言って、森の奥へと歩きだすよ。

リトナ:キュア……いや、ドモ(?)のリュックに入る。

キュア:内心ドキドキしながらついていく。……バレたら絶対殺される……。

リトナ:黒炎隊長、あの巨人ごときにてこずっていたの?

GM:なんか、いろいろあったらしい。後日明かされるといいね。

リトナ:納得いかないけど、聞いてもムダだろうな……。

GM:黒炎が案内してくれたのは、森の奥にある皇族御用達の隠れ家。

ビオ:なんだ、クソレストラン((c)ワンピース)じゃないのか。

リトナ:ここは、地盤はちゃんとしてるの?

GM:大丈夫だと思うよ。

リトナ:とか言いながら、扉を開けたら部屋が傾いていたりして。

GM:んなこたーないよ。──んで、

黒炎:(タバコに火をつけながら)「そっちの倉庫に保存食がいくらかある。適当に持っていけ」

ビオ:では持てるだけ持っていこう。

黒炎:(ギン、とにらむ)

リトナ:ビオさんはやめとけ。代わりにオレが……(コロコロ)6日分(笑)。

ビオ:微妙な量だ。

フェルチアイア:(コロコロ)8日分?

GM:(ありゃ、姫もサイコロ振ったのか。んじゃ……)リトナが6日分取ったところに、さらに姫が2日分足してくれたことにしよう。

リトナ:おお、これはモンプチスペシャル!

ビオ:ここにあったのかモンプチスペシャル。

リトナ:──かと思ったら、ペディグリーチャムとか書いてあったりして。

フェルチアイア:それって犬用だよ……。

GM:じゃ、8日分ということで。

リトナ:モンプチスペシャルもね!

GM:はいはい。──で、今日はここでゆっくり休んでいくといい……って黒炎は言いそうにないな。姫が言ったことにしよう。

フェルチアイア:「休んでいってくださいね」

リトナ:お風呂入りたいよね。

GM:この隠れ家の裏にきれいな泉があるから、そこで水浴びでもしてくだされ。

リトナ:温泉猫だから、できれば温泉がいいんだけどな。

キュア:温泉猫だったんだ……。
 

・温泉猫……お風呂に好んで入る猫のこと
 

リトナ:季節的には暑い時期なんだっけ?

GM:んー……特に明確な季節があるワケではない。昼はちょっと暑いし、夜はちょっと寒い。そんなかんじのがずーっと続いてるかんじ。場所によっては昼夜の気温差が激しい場所もあるだろうけど、このへんは過ごしやすい方だよ。昼もそんなに暑くないし、夜もそこまで寒くない。

リトナ:そっか。明るいうちに水浴びしてこよう。

ビオ:巨人の肉焼こうぜ。

ヴァンダイク:燻製も作っておきたいところだ。

GM:あまり煙とか出すのはいい顔しないけどね、黒炎は。

ヴァンダイク:黒炎と言えば……さきほどからワシのホモセンサーは反応しているのか?

GM:はい?

ヴァンダイク:偽者である可能性もないわけではないからな。

GM:あ、そういうことか。それなら、ビンビンに反応してる(笑)。

ヴァンダイク:よし(小さくガッツポーズ)

ビオ:ちょっと待てい!(笑)

GM:……んじゃ、反応してるかもしれない、ヴァンダイクの妄想かも、ってことで……。

ヴァンダイク:ぬぅん……。

GM:部屋割りはどうする?

ヴァンダイク:部屋があるのか。てっきりボロな小屋のようなものかと。

GM:一応皇族用だからね。質素だけど、部屋ぐらいはあるよ。二人一部屋ぐらいで。

ビオ:俺は、ひとりで一部屋だ。

リトナ:猫だから、居間の暖炉の前。

GM:じゃ、ヴァンダイクとキュア(ドモ・ルール)が二人で一部屋か。

フェルチアイア:襲われる心配はないね。

リトナ:キュアのことドモさんだと思ってるしね、オレたちは。

キュア:仕方ないか……。──黒炎の部下とかはいないの?

GM:いないねぇ。どういうワケか、姫とふたりきりで旅をしてきたようだ。

リトナ:部下──って言うか、見張りを任せられるヤツいないんだ。……じゃあオレは、暖炉の前でうとうとしながら一晩中見張りかな。

キュア:あとは、残りの人で三交代……?

ビオ:そんなこと決める前に寝てしまおう(笑)。
 

 キュア(ドモ・ルール)・ビオ・ヴァンダイクの順に見張り、それとは別にリトナ(猫)が暖炉前で寝ているというスタイルに決定した。熟睡はしているだろうけど、猫だから何かあったら気づくだろうとの判断だ。

 そんなワケで、夜である。とは言っても時間は午後10時ぐらい。見張りはキュアとリトナ。
 

GM:(まずは姫の部屋から話し声がするかどうかの判定、だな)では見張りの人……で、居間にいる人だからリトナか。聞き耳判定をしてくれる?

リトナ:(コロコロ)100ぅ〜! ファンブルー! 88%という高い成功率でありながら、失敗してしまった〜!

GM:(ファンブルか、ちょうどいいな。失敗してもらった方が都合がいい、『次にやるはずだった判定』に失敗してもらったことにしよう。部屋の話し声は、後回しだな)では、何も気づかなかった。

リトナ:ごめんよみんな〜。

GM:では(コロコロ)3時間ほど経過した。ここでもう一度判定してみて。今度は二人ともね。……見張りはまだ交代してない?

キュア:丁度交代するぐらいかな。

ビオ:で、見張りに立ったばかりの俺がさっそく判定をしないといけないのだな。(コロコロ)大あくびしてたらしい(判定失敗)

リトナ:(コロコロ)でもオレが今度は成功してる。

GM:んじゃ、隠れ家の裏の方……泉の方から、パチャパチャと水音らしき音がする。

リトナ:(たたた、と駆け寄って)「ビオさんビオさーん!」

ビオ:「どぅおあ! 近づくんじゃねー!」(←猫が苦手)

リトナ:「外で水音がするから見てきて……ってオレの方が夜目が効くのか。オレ、ちょっと見てきていい?」

ビオ:「は、早くいけッ!」

リトナ:「それはいいけど……扉開けてよ」

ビオ:「人型になればいいだろうが」

リトナ:「めんどくさい」

ビオ:「……しょーがねーなぁ……」
 

 わずかに開いた扉の隙間から、リトナは夜の闇へと飛び込んだ。

 珍しく雲が晴れ、月の輝く夜だった。

 水音は、まだ続いている。

 石化した木の根を飛び越え、リトナは──それを目にした。

 ゆるく波をうった銀色の髪。一房だけ色の違う前髪は、『血』のように赤い。

 月光の下に、白い裸身が浮かび上がる。

 それは──銀色の髪の少女だった。
 

リトナ:(これはまた……)危険はなさそう?

GM:うん。気持ち良さそうに水浴びしてるだけ。

リトナ:ならビオさんに知らせるまでもないかな……。そのへんの岩の上で、丸くなっていよう。

GM:……それは水浴びしてるとこをずっと見ておくってこと?

リトナ:興味はないけどね。ウトウト寝とく。

GM:(人型の)女性に興味がないヤツばかりで、やりにくいなぁ……(笑)。

リトナ:オレは女性好きだよ。やわらかくて、寝心地がいい。

GM:触感的なものなのね。

リトナ:裸だからどう、ってことはないだろうな。

GM:まあ、いいや。──そうやってしばらくうとうとしてると……ピンク色の毛の『羽ウサギ』が、リトナに近づいてくる。

リトナ:はねうさぎ?

GM:耳の部分が鳥の羽みたいになってるウサギで、魔界の生き物だね。ころころふかふかでかわいらしいよ。

リトナ:近づきながら、においをかいだりする。

GM:『羽ウサギ』の方も、興味があるようでフンフンにおいをかいでくる。

リトナ:そしていきなり距離を取って、威嚇(笑)。

GM:……ケンカするの?

リトナ:向こうに敵意がないなら、しないよ。じゃれあっておこう。
 

 「ミケ」
 

リトナ:
 

 いつの間にか、すぐ傍に、体に布を巻きつけた少女が立っていた。長い銀色の髪からぽたぽたと水滴が落ち、地面に黒いしみをつくっている。

リトナ:(水浴び終わったのか……。ミケって……この『うさぎ』のことか?)

羽ウサギ・ミケ:「ニャアニャア」

リトナ:鳴き声「ニャア」なんだ……(笑)。

銀髪の少女:「ミケ、リトナとケンカしちゃダメだよ?」

ミケ:「ニャア」

銀髪の少女:「さ、いこ」
 

 森の奥へと歩いていく一人と一匹を……リトナはのびをしながら見送った。



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