GM:では次の日である。自警団の砦で朝のミーティング中ってことで、フウゲツ以外のPCとカーキ・シア・スリーアイ・オーキッド・タン・ブルーの6人がいる。それでいい?
ユリア:いいれすよ。ユリアもたまには早起きします。
シュリ:なんか……村長までいるように見えるけど?
GM:(あ、コマしまうの忘れてた)また戻ってきたんだね(笑)。
シュリ:デカ長として。
ヴァイス:それなら……ますます僕って用無し……?
GM:街のみんなは収穫祭の準備で大忙しだ。んで……自警団の面々がやらなきゃいけない仕事は3つ。『収穫が遅れている畑の手伝い』と『かがり火、ヤグラなどの設置』、あとこれは個人的なことだけど『後夜祭にあるダンスパーティの衣装の準備』もね。
レイチェル:「劇の練習は」
ヴァイス:「それはフウゲツさんに任せていいと思う」
シュリ:「フウゲツさんて、誰……?」(シュリとユリアはフウゲツに会っていない)
ヴァイス:「5年前までこの街にいた人、でいいんだっけ?」(←間違いではないが、誤解をまねく言い方。フウゲツは1年間しかアーケインには滞在してない)
レイチェル:「こういう人です」(シュリに、フウゲツの立体映像を見せる)
シュリ:「うわ、カッコイイー……どうしよー、あたし……」
フウゲツ:今、寒気がしてる(笑)。
GM:(なはは、ごめんフウゲツ)そしてそこに、スノウとフウゲツが顔見せにくることにしよう。
扉が開いて、スノウとフウゲツが入ってくる。
シュリ:(フウゲツに駆け寄り、抱きついて)「うわー、ひさしぶり〜! あたしのこと覚えてる〜?」
スノウ:(絶句)
フウゲツ:「……どこかでお会いしましたっけ?」
シュリ:「そんなことどうでもいいのよ。ふたりは、これからなんだから」
フウゲツ:「そうかぁ、よかったよかった。あはははははー!」
スノウ:(よくないよぅ……)
ヴァイス:「あのさ……あのふたりって、お似合い……?」
GM:誰に言ってるの?
ヴァイス:いや、独り言。
レイチェル:「あのさ」で始まる独り言……?
一同、大笑い。
ヴァイス:ぐ……。と……隣りにいるシアに言ったんだよ。
シア:くー(寝てる)。
ヴァイス:「と、とゆーことで、こ、こちら、ミナモト=フウゲツさん。5年前までこの街に住んでいたらしい」
フウゲツ:「住んでたって言っても、一年足らずですけど」
シュリ:腕にしがみついとこ。
ユリア:(ヴァイスに)てゆーか、アナタ誰れすか?
ヴァイス:くうう……。隠しパラメータに『ヴァイス・トラウマポイント』っていうの作って、一定値たまったら街から出ていくことにしようかな……。
シュリ:ふーん……。そーゆーのがあるって分かったら、徹底的にやるよ、あたしは。
フウゲツ:あの、村長村長。
村長:ひょ?
フウゲツ:俺、ヴァイス君に勝てる自信ありません。
ヴァイス:なぜ……?
フウゲツ:おいしいとこ持っていかれるっていうか、必ずあっちでオチがつくっていうか……自信なくしちゃうんですけど……。
村長:ひょっひょっひょ、おぬし、オチが欲しいのか?
フウゲツ:「てゆーか村長! 昨日までどこに行ってたんですか!」
村長:「ワシはずっとここにおったわい!」
フウゲツ:「家はどーしたんですか、家は!」
村長:「昨日は帰ったわい! 確か……そのはずじゃわい!」
フウゲツ:「はう……行き違いかぁ……」
村長:「で……何か用か?」
フウゲツ:「フウゲツ……ただいま戻って参りました」
村長:「ひょっひょっひょ……何しに来たか知らんが……ほどほどにな」
フウゲツ:「……はい……。──それから……」
シュリ:「はい?」
フウゲツ:「申し訳ないんですけど、できれば離れていただきたいのですがぁ……」
シュリ:(口を尖らせる)
フウゲツ:勘弁してくださいよぉ(苦笑)。
シュリ:冗談です。にっこり笑って、離れるよ。
フウゲツ:ドキドキしてしまった(笑)。(レイチェルに)「あ、アナタはパンチのおねえさん」
レイチェル:「……キックです」
フウゲツ:俺、自警団に入ることになるんでしょーか?
ヴァイス:いや、そんなことは……
村長:「入るのじゃ」
ヴァイス:「……そーなんですか?」
シュリ:「青年団みたいなものだしね。仕事がなくて戦えるなら、入ってほしいな」
フウゲツ:「俺、自警団をメインにしましょうか? 今のところ仕事らしい仕事もないし」
シュリ:「はい!」(力強くうなずく)
GM:自己紹介はおいおいやってくだされ。
ヴァイス:「それじゃ、フウゲツさんは劇の指導をお願いします」
フウゲツ:「任せてくださいッ!」
ヴァイス:「他のみんなは……収穫の手伝いと、ヤグラ・かがり火の設営ね。どちらも力仕事だからがんばってね〜、いや、僕もいくけどさ。──で、とりあえず……希望がある人いる?」
シュリ:「ない。休みがいい!」
ヴァイス:「それは却下」
シュリ:「じゃあ聞かないで」
一同:(苦笑)
レイチェル:「どっちかにして、って言っているのでは」
シュリ:「言ってないわよぉ。『仕事があります』『希望を聞きます』としか」
ヴァイス:「そのくらい文脈から判断してよぉ〜」
ユリア:希望なんてない! 未来なんてないんれす!
フウゲツ:希望のイミが違う……。
ヴァイス:「収穫かかがり火、どっちか選んでよ」
シュリ:「ヤ」
カーキ:「メンドくせーよ」
ヴァイス:「く……」
フウゲツ:「みなさん、仕事があるんだったら、ちゃんとやりましょうよ。……俺が割り振っていいですか?」
ヴァイス:「リーダー、僕なんですけど。──働かざる者食うべからず。仕事しない人は夕食抜き!」
カーキ:「今日はスノウんち、カレー?」
フウゲツ:「カツカレー……だった気が」
スノウ:(うんうん、とうなずく)
シア:「カツカレー……?」(起きた)
シュリ:「さあみんな、マイスプーンを出すのよ!」
ヴァイス:「く……、いざとなればスノウの家で晩ごはんを食べようという魂胆か……」
シュリ:で、さ……。丸く輪になったまま何も決まらないんだけど。
ヴァイス:それはみんながまぜっ返すから──
シュリ:リーダーが決めないならあたしが決めるから。
一同:(うなずく)
ヴァイス:……そこまで言うなら、そういうことにしておくよ。
シュリ:ホントはリーダーにちゃんとしてほしかったんだけど、ね。
フウゲツ:シュリさんて、頼りになる人だなぁ……。
シュリ:「(小声でブツブツと)まったく、あんなハムひとつをお土産とか言ってさ、この程度の仕事もできないでリーダー気取りなんて……(声のトーンを戻して)さ、割り振るよー!」
一同:「はーい!」
レイチェル:「……シュリ、ちょっとこわい」
シュリ:「じゃ、右から、1・2を繰り返して……1だった人が収穫、2だった人が設営!」
結果、ヴァイス・レイチェル・ユリア・オーキッド・スリーアイが収穫、シュリ・シア・カーキ・タン・ブルーが設営となった。
シュリ:「じゃあ、解散!」
ユリア:未来へ!


