屋敷内を調べ尽くしたと判断した一行は、外の『開かずの建物』の前に戻ってきた。
フウゲツ:「後はここだけか。……壁に穴開けてみるしかないよな」
GM:どうやって?
シュリ:レイチェルのドリルで。
GM:レイチェル、万能すぎないか……?
シュリ:ドリルがないなら、あたしが銃で撃ってからそこを崩してもいいし。ヴァイスの魔法でもいいし。
ヴァイス:魔法だと建物ごと吹き飛ばしてしまうかも。
シュリ:ほぉー……、随分と強くなったものね〜……。
ヴァイス:仮の話だよッ!
シュリ:「で……どういう手順でいく?」
フウゲツ:「まず、頭が通るぐらいの穴を開けよう。そして何も問題がなかったら人が入れるぐらいに穴を広げる」
シュリ:「了解。……じゃ、銃を撃つからみんな下がってて」
ドンドンドンドンッ! ドンッッ!
頭が通るぐらいの正方形──その頂点に弾丸を撃ち込み、最後にど真ん中に一発。
そしてそこにレイチェルのパンチ──
GM:──って、レイチェルのパワーってそんなにあったっけ。
レイチェル:リミッターの第1段階を外せば。
シュリ:砦に戻ってハンマーでも取ってくる?
レイチェル:……そうしよう。急いでいってくる。
GM:(何かカッコわりぃー……)

レイチェル:「急ごう」
シュリ:「すごく急ごう。──銃で『アタリ』はつけたから、あとヨロシク」
フウゲツ:「任せておけ。──フンッッ!」
ドッゴォォォォン!
GM:フウゲツの振り下ろしたハンマーは、ベッコリ壁にめり込んだ。引き抜くと、壁に黒い穴が。
シュリ:カンテラを入れてみよう。そして、ちょっと低い位置に下げる。
GM:カンテラの明かりに浮かび上がったのは──礼拝堂。ちょうど十字架とかがある方から礼拝堂を覗いたかんじ。
ヴァイス:「あっちゃー、十字架壊しちゃったかも……」
ユリア:「だいじょうぶ、この中に聖職者はいないれす。……でも、入り口のない礼拝堂って不気味……」
ヴァイス:「どこか他に入り口があるのか……?」
フウゲツ:「じゃ、穴広げてみますかァ」
ヴァイス:「え、ここをッ!?」
シュリ:「だってここの壁が一番薄いし」
フウゲツ:「邪神でも祭ってる可能性もあるしな」
シュリ:「ここを礼拝堂として使うつもりがあるなら、後日修理すればいいし」
ヴァイス:「でも神像とかがある方を壊すのは……」
シュリ:「じゃあ代わりの案出しなさいよ」
ヴァイス:「う……」
フウゲツ:「悩んでる間に開けてしまおう(笑)」
ボッコンボッコンボッコン!!!
ヴァイス:「あああああ……」
GM:壁を崩して中に入ると(笑)、さっきも言ったように礼拝堂になってるようだ。ただ、どこの宗教かは分からない。
ヴァイス:あ、そうなんだ。
GM:一番広く信仰されてるテーレ教(輝光神テーレを信仰する宗教。シルヴァの教会なんかもこれに当たる)ではないし、戦神とかでもないしね。何か、まがまがしい印象を受ける。
フウゲツ:やっぱり、邪教……?
GM:そして、地下へと続く階段が。
ヴァイス:「やっぱどこかにつながってるんだ……」
フウゲツ:「いってみるか」
シュリ:「……地下にいくの……? ……今日はここまでにしない……?」
レイチェル:(うんうんとうなずいている)
ユリア:「日暮れまでにはまだ時間があるれすよ」
フウゲツ:「そういうこと言ってる間に下に降りていこう(笑)」
シュリ:あああ……。(コロコロ)01(クリティカル)。暗いとこメチャメチャ平気(笑)。
フウゲツ:むしろ自分から率先して暗闇に。
GM:地下に降りていくんだね。

ヴァイス:(コロコロ)かなり成功。
ユリア:(コロコロ)あ、成功してるれす。
GM:成功した人は、どこからか水音がするのに気づいた。もっと成功した人は、それがどうやら地下通路よりも更に下から聞こえてきてるのが分かる。
ヴァイス:この下に水道か地下水が……?
フウゲツ:街の井戸とかにつながってる……? ──とにかく、奥に進んでみよう。
GM:地下通路をしばらく進むと、上に上がるハシゴが。そして、応接室の暖炉の下に出てくる。
ヴァイス:「ここにつながってたのか」
シュリ:「秘密の抜け道ってワケね」
フウゲツ:「……つーか灰まみれ。──今日はもう帰るか」
シュリ:「そうね。一通り調べたみたいだし」
ホコリまみれになった体をパタパタはたきながら、一行は屋敷の外へ。そして門をくぐろうとしたとき──
GM:ユリア、気配察知。プラス20の修正で。
ユリア:気配……? (コロコロ)07。ビンビンに気配感じてるれす。
GM:視線を感じる。誰かに──何かに見られてるような。
ユリア:屋敷の方を振り返るよ。
GM:そうすると屋敷の暗がりに……猫の目が見えたような気がした。殺気に満ちた、猫の視線。

一同:……猫……?
ユリア:「みなさん、何かいますよ」
レイチェル:「何が」
ユリア:「ほら、あそこ」(屋敷の方を指差す)
ヴァイス:「……何もいないじゃん」
ユリア:「でも、猫みたいなのが……」
レイチェル:「ネコ!?」
ふらふらと屋敷の方に歩いていくレイチェル。
ヴァイス:「レイチェルが気になるみたいだから、戻ってみる?」
ユリア:「いっちゃダメれす!」
ヴァイス:「へ?」
ユリア:「……とってもイヤな予感がする……」
ヴァイス:「……へ?」
レイチェル:ネコがいたらしきとこだけ調べてみる。
GM:いませんなぁ、猫なんて。
レイチェル:いないか……。
シュリ:「帰ろ、今日は」

翌日──
GM:今日も屋敷へいきますか?
シュリ:掃除とかもしたいしね。ホウキとチリトリと……
ヴァイス:草刈りもしないと。トカゲの死体の処理も。
シュリ:そのへんはヴァイスにお任せ。
ヴァイス:……マジ?
朝から屋敷へ出向いた一行。今日は掃除と、部屋割りを決めるつもりらしい。
シュリ:「窓が多いとこがいいな。暗いのはイヤ」
フウゲツ:「俺はあの和室だから。畳の入れ換えとかしないといけないな。……村長の家から持ってくるか?(笑)」
シュリ:「レイチェルの衣装部屋も作らないとね」
レイチェル:「この間のドレスもそこに」
ヴァイス:「僕は……召し使い部屋かな」
GM:(リーダーなのに離れでいいのか……?)
シュリ:「え、ヴァイスは崩れた礼拝堂じゃないの?」
ヴァイス:「ぐ……」
シュリ:あ、それから馬も欲しいでーす!
GM:それは後から村長なりゲインさんなりに頼みにいってくれい。
シュリ:いったことにして。
GM:ぬ。考えておこう。
ユリア:「ユリアは今の部屋(酒場の2階)でいいれすから」
シュリ:「おっきなお風呂もほしいわねー。新設しちゃう?」
ユリア:「……そういえば、昨日の水音は何だったんれすか?」
ヴァイス:「うん、それは気になってたところだ」
フウゲツ:「何か流れてるんだろ」
掃除などであっという間に一日が終わり、「さあ今日も帰るか」という時間になった。


