ヴァイス:「おかえりなさい、フウゲツさん」
フウゲツ:「ああ、まだ起きていたのか。かくかくしかじかというワケで、ふたりを連れてきたぞ」
ヴァイス:「そうですか。実はこちらも先程これこれこういうことがありまして」
フウゲツ:「そうか……。──オルドレース家の方から駆けてきたタン君、何か見なかったかね?」
ユリア:残念ながらいいものは何も見れませんでした。
シュリ:それは言ってることは正しいけど、語るに落ちたような。
タン:「何も……見てない」
フウゲツ:「そうか。……こういう時だから、もっと警備を強化しないとな」
ヴァイス:「そうですね。──で、『月の民』や魔族ハーフたちの様子はどうだった?」
タン:「ここで……報告しろって?」
ヴァイス:「そうだね」
タン:「大丈夫そうだった」
ヴァイス:「そんな曖昧な報告じゃなくて」
フウゲツ:自警団として……雇い続けていいのかコイツらは。
ヴァイス:んー……。
フウゲツ:「俺が見てきたかんじでは、『月の民』はこれこれこういう状況だった。トキオさん生きててよかったー。ミフネさん無事でよかったー」
ヴァイス:それも何だかなぁという気も……。
フウゲツ:「どうするのだヴァイス。こんな報告では問題だろう?」
ヴァイス:「当然ですよ。……『月の民』と魔族ハーフのところには明日もう一度いくとして、今夜はもう休みましょう。──で、タン、君、走ってきたらしいけど、ホントに何もなかったの? こういうときだからホンットに素直に言ってよ」
タン:「オタク、ぼくが嘘ついてるとでも言うわけ?」
フウゲツ:うん(素直に)。
ヴァイス:うん、て(笑)。
タン:「失礼だなぁ……。正直、不愉快だよ」
フウゲツ:失礼なのはそっちだろーに……。ぶつかっておいて「なんだオタクかぁ」ってそれ、謝ってないだろ?
エミリー:しかも相手をオタク呼ばわり。まあ、『オタク』違いなんだろうけど。……むしろタンの方がオタクっぽいわよね。スノウのフィギュアとか作ってんじゃないの〜?
タン:なぜエミリーさんがそれを(笑)。
エミリー:事実なのかー!
シュリ:それはほら、ストーカーだから。エミリー“も”ストーカーだから。
エミリー:ちがう〜!
フウゲツ:では休むか。タンとブルーは寮に帰していいんだな。
ヴァイス:ええ。僕も寮に戻って書類を仕上げます。
GM:まだ働くんだ。いいかげん休んだらいいのに。
ヴァイス:書類ができたら、僕も休むよ。
フウゲツ:ま、ほどほどにな。──俺は、オルドレース家に泊まります。

ヴァイス:一番被害があったのは居住区だから……そこの復興の手伝い、かな。
シュリ:復興、ねえ……。
フウゲツ:人が生きていくためには衣食住が必要だ。それが足りてるか調べるのが先じゃないのか?
ヴァイス:商店街の品物の被害が38%だったよね……。それならしばらくもつのかなぁ。
GM:アバウトな話で申し訳ないけど、武器防具衣類食べ物雑貨全てを含めての、そのうちの4割がダメになったってことで。それに……商店街にある食べ物の総量なんて、たかが知れてると思うよ。
シュリ:そうね、一家族なら1〜2週間はもつかもしれないけど……街全体だと、ねえ。
ユリア:一家族まで人数を減らせば。
エミリー:こらこら。
ヴァイス:「居住区の復興が最優先だと思うんだけど……みんなの意見を聞きたい」
シュリ:みんなって、誰?
ヴァイス:え、ーと……。
シュリ:あたしモッカシンの診療所。
エミリー:わたしは教会。
ユリア:ユリアはまだアインのとこれす。
フウゲツ:俺はオルドレース家だ。
レイチェル:『古の民』のところ。
GM:シアも教会。オーキッドはシュリに用があるからって出ていった。
エミリー:乳のデカイねーちゃん、ね。
GM:なに? 自分のことだと思った?
エミリー:いえいえそんな。わたし、寄せて上げてCカップだし。
GM:そんなシュリも、キュアにはかなわないんだよね。
シュリ:キュアには勝てないなー。Hカップだしねー。
ユリア:Sカップじゃないんれすか?
レイチェル:キュアだけに。
シュリ:Wカップでもいいけど。──SカップとかWカップとか、どのくらいあるんだろ……(サイズの計算を始める)。
フウゲツ:いや、Sカップはいいから……。
GM:てことで何だかうずくまってしまったリーダーさん、ここ(自警団の寮)にいるの、タン、ブルー、カーキ、それとスリーアイ。
ヴァイス:……こんなメンバーでどうしろと……。
GM:(生温かい笑い)
シュリ:どうしろとって言う前に、なんで人を呼びにいこうっていう発想が出てこないんだろう。
GM:収穫祭の繰り返しだなぁ。
ヴァイス:うーん……(考え込み中)。
GM:今一番最優先でやらなきゃいけないことは何?
エミリー:自分自身が生き延びること。
ヴァイス:いきなりそれはどうだろう。
シュリ:明日への一歩を踏み出すこと。
エミリー:そんな抽象的な……。
GM:そして昨日を振り返らないこと。
エミリー:だから抽象的すぎだって言ってるだろーにぃ!
ヴァイス:「とにかくみんな、居住区の再建の方にいってくれ」
一同:「うぃーす」
シュリ:再建、ねぇ。
GM:で、ひとり残ったヴァイスはどうするの?
ヴァイス:食糧庫の確認にいってから──
GM:行動宣言は一度にひとつだけ。
ヴァイス:食糧庫の確認に、いく!

フウゲツ:20以下を振ったら?
エミリー:からっぽなんでしょ。
ヴァイス:ち、ちょっと待ってくれ……。
エミリー:いいから振りなさい。
ヴァイス:くう……。(コロコロ)……41。20引いて、21。
GM:残り約2割か。元々『できそこない』に荒らされてた上に、昨晩のうちに略奪があったらしい。
フウゲツ:略奪があるんだぁ……。こんな状況だから、仕方ないか……。
ヴァイス:はぁーあ……(大ため息)。
シュリ:エミリー……やってくれたわね……。
エミリー:ちょっと待って、わたしはずっと働いてたでしょーが! 確かにわたしは小悪党だけど、こんなこと疑われるなんて心外よ!
シュリ:略奪までしておきながら小悪党と主張するなんて。
GM:教会にいったら子供たちがムシャムシャ食べてたりしてね。
ヴァイス:冗談はともかく……これは早く救援物資の要請をしないと。

GM:シュリ、オーキッドが来るよ。
シュリ:「へいらっしゃい」
レイチェル:寿司屋みたいだ。
シュリ:それとも「いらっしゃ〜い(桂三枝風)」の方がよかった?
オーキッド:「目の下クマできるてるぞ、大丈夫なのか?」
シュリ:「大丈夫、どーってことないから」
フウゲツ:シュリ殿、無理はなされるな。
シュリ:朝になったら死体を──峠を越えられなかった人たちを運んでもらわないといけないけどね。
GM:こりゃ死者は200人は越えそうだなぁ……。
オーキッド:(水晶球を取り出して)「これをレイチェルから預かった」
シュリ:「ありがと。……なんだろ?」
GM:封印球だね。封印魔法で魔法銃が封印されている。
オーキッド:「使うか使わないかは、お前さん次第だとさ」
シュリ:「ま、使わないでしょーね」
オーキッド:「そうか。──じゃ、俺は居住区の方にいくからよ、お前もガンバレよ」
シュリ:「ありがと。──あと、誰か手の空いてる人がいたら2、3人こっちに回してくれる? 力のある人がいいな」
オーキッド:「俺とか?」
シュリ:「んー、でもアンタは言われたことやらなきゃ」
オーキッド:「じゃー、暇そうなおっちゃんがいたら声かけてみるからよ」
シュリ:「よろしくー」


